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東芝、ハイニックスを提訴 情報漏洩事件巡り ( 日本経済新聞 )

2014年03月14日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
東芝、ハイニックスを提訴 情報漏洩事件巡り
日本経済新聞 2014/3/13 23:22

東芝の主力製品である半導体メモリーの研究データを韓国半導体大手「ハイニックス半導体(現・SKハイニックス)」に流出させたとして、警視庁捜査2課は13日、東芝の提携先である米半導体メーカー「サンディスク」の日本法人の元技術者、杉田吉隆容疑者(52)=北九州市=を不正競争防止法違反(営業秘密開示)の疑いで逮捕した。これを受けて東芝は同日、ハイニックスに損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 杉田容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。捜査2課は同日夜、杉田容疑者を北九州市から東京都内に移送。データを流出させた動機や詳しい手口などの解明を急ぐ。

 逮捕容疑は、サンディスクの技術者として東芝の四日市工場(三重県)に勤務していた2007年4月~08年5月、自らのIDを使って東芝のサーバーコンピューターにアクセスし、営業秘密であるNAND型フラッシュメモリーの研究データを記録媒体に無断でコピー。同年7月ごろ、転職先のハイニックスに提供した疑い。

 東芝が昨年7月、杉田容疑者を警視庁に同容疑で告訴していた。

 東芝は情報漏洩により、本来得られたはずの1000億円以上の利益を損なったとして提訴。NAND型フラッシュメモリー事業は同社の収益源の一つで、13年10~12月期に約500億円の営業利益を計上している。東芝とハイニックスは次世代半導体の開発で提携しており「提携関係は維持する意思がある」(東芝)としている。

 杉田容疑者は事件当時、四日市工場で研究開発部門に所属。故障の原因を解析する業務を担当していた。持ち出したのは大手各社の競合が激しいメモリーの小型化や大容量化に関する検査データなど。持ち出し後、ハイニックス社のコンピューターの共有フォルダーに保管していたという。

 NAND型フラッシュメモリーは1980年代に東芝が開発した。米IHSグローバルによると、13年のメーカー別シェアで東芝はサムスン電子(韓国)に次ぐ2位。SKハイニックスは4位となっている。

 東芝の話 最善の情報漏洩防止体制の構築を図るとともに、不正競争行為に対して断固たる措置を講じる。

 サンディスクの話 元社員に情報漏洩の疑いがかけられていることは遺憾。警視庁の捜査に全面的に協力する。



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