有作未庵  烏兎怱怱 有作憂さ話 

有作(うさ)=煩悩の生ずること。
憂さ話=つらさや苦しさを語ってなぐさめ合うこと。
月日の経つのは早いですね。

密かな楽しみ

2010年07月18日 05時33分33秒 | モブログ
私のささやかなコレクションにアクセサリーが有る。
ささやかな物でもたいてい一々箱に入ってたりする。
余程の場合でない限り、箱の中身はいくつかまとめられて収納される。

私はそれらをあまり身につけず、時折引っ張り出しては眺めるのが好き。

食器は結婚したての頃は友達が訪ねて来てくれた時にはその人の好みの器を選んでもらってお茶をいれていた。

ラインをフルセット揃えていたんでは食器棚にとうてい収まりきらないので、単品買いをしているけど、セット販売しかされていない物の場合、一部は気に入ってくれた人のお土産になる事も。

アクセサリーも食器も趣味の幅が割と広くて纏まりが無い。

それは私という人間の纏まりの無さそのものをもあらわしている。

我ながら似合わないなあって物が多い気もするけど、好きなんだからしょうがない。

アクセサリーも食器も普段使う物はだいたい決まってる。
好きで当たり障りがないタイプ。
それだけ有れば事足りるのに、コレクションは増える。

時が経てば好みが変わったり、流行り廃りに微妙な影響を受けたりする。

アクセサリーはピンクゴールドが登場したし、食器にプリントされているキャラクターが新しく登場したり。

モチーフで集めた物はそれぞれに表情が違って面白い。

おしどりの絵つけは派手な雄鳥だけの場合が多いから、むやみにコレクションを増やさないために基本夫婦揃ってないパターンは却下。

ハートモチーフは一時期こっぱずかしくなって敬遠してたけど、年を取って開き直ってまたOKにした。
ピンク色も同じ。

呉服関係は実家に置いてもらってるけど、母に管理してもらえなくなったら…と思うと頭が痛い。

どうせ自分で着付けられないんだから、リフォームを考えてお気に入りは出来るだけ手元に残したい。

いくつか縁が無かったり手が出せなかったりした着物は私の心の箪笥の中にだけずっと仕舞われている。

本当は大方のコレクションが心に仕舞われてさえすればいい物だと分かっている。
でもなんとかなりそうだと私に目を付けられた物達は気の毒にうちに連れ帰られてしまうハメになる。

挙げ句埃だらけにされたり、つまらないプラスチックの箱に詰め込まれたり、散々な目に合う。

食器は地震の一つでも来ればどこでも一巻の終わりだろうし、昨今はリサイクル着物も有るとはいえ箪笥の肥やしでは持ち腐れだし、アクセサリーも遺したところで地金として処分出来れば御の字だろう。

つまりは何の役にも立たないのが私のコレクション。

でも好きなんだなあ…。

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