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中村蘭台一門篆刻展へ

2024-06-12 21:08:17 | Weblog

 第18回首記篆刻展が銀座・鳩居堂3階画廊に於いて昨11日から開かれる旨の案内状を、日展会員としてご活躍している首記篆刻展の実行委員長である篆刻家 柳 濤雪先生(高校時代の同級生)から頂いていたので、毎年一緒に行くK君と時間を調整して現地で合流、見学してきました。

 柳先生は、お忙しい方なので留守にするかもしれないと思い、K君との集合時間の1時間ほど前に電話して、空いているかを聞きK君と現地で落ち合うことになっている旨を伝えた。

 銀座・鳩居堂と言えば銀座交差点角から2軒目ほど。地下鉄のA-2口のすぐ前。

銀座交差点のすぐ近く。交差点の反対側には三越デパートが。

地下鉄出入口のすぐ前。こんなところで毎年、篆刻展を1週間も開くなんてすばらしい。

1階入口脇のビル掲示案内板に堂々と書かれている。

 早速、脇のエレベーターで3階に上がる。

 受付でサインをする。柳さんが中央の応接椅子に座っている。

 柳さんに声をかける。

 すぐに飛んできた。柳さんからいつもの出品者の作品冊子を頂いた。私から柳さんに「もうこの篆刻展に来れるのがこれが最後になるかもしれないから」と言ってお祝い金を手渡す。「いやいや、これはもらえないから・・・」と言って返そうとするが、私も受け取らない。押し問答となる。

 最後は、柳さんが折れてポケットにしまう。

 K君は私より先に来ていて、もう作品見学を一巡したよう。

 私は先に作品を一枚一枚ゆっくり見せてもらった。

作品一枚一枚の間隔が狭い。柳さんに聞きましたら、今年は作品の数が例年に比して少ないのでは との推測から4階の画廊室を借りなかったそう。ところがそれほどの減少がなかったので、作品の間隔が狭くなってしまったとのこと、喜んでよいのだが・・・と、複雑な気持ちを表していた。

 一枚一枚、それぞれ独特な形をしている。まっすぐなもの、反っているもの、欠けているもの。でも、じっと見ていると、それぞれに味が出てくる。自分に ″これはいいな″ というものがある。

入口受付付近。

お偉方の作品の下には、印の実物が展示されている。

 

柳 濤雪さんの作品。

その印。柳さんが手に取って印側を見せてくれた。ミリ単位以下の世界。柳さんの作業場を見に行ったことがあるが、とてもきれいに整理されていた。

 印の文字は横に書かれている文字。百折不撓(ひゃくせつふとう)。柳さんがこの文字の意味を解説してくれた。「なんどくじけても、こころざしを曲げずに、あくまで自分の志を貫こうとすること」とのこと。

 この文字を掘ったのちに文字に色を付けるのが大変だったと。木には目地がありそこに入ったものを取り除かなくてはならなかった。その作業が大変と。

手前のガラスケースには、初世 中村蘭台、二世 中村蘭台等の作品が展示されていた。このガラスケースのものは写真撮影が禁止となっていた。

午後2時30分過ぎになったら見学者が大変多くなって来、先生も挨拶に忙しくなってきたので、私共は失礼することとした。

 なお、会場に入る時にいただいた作品冊子は、以下のようなもので、一人一人の作品が写真に収められており大変素晴らしいものです。

実行委員長 柳 濤雪さんのご挨拶 から始まる。

 初世、二世、中村蘭台 古川 悟先生 柳 実行委員長 各作品出品者全員の篆刻印写真が掲載されている。大変素晴らしいもの。(この写真はわざわざぼやかしてあります)

 毎年、この篆刻展がこんな日本が誇る繁華街で開かれることを誇りに思っています。末永く、続きますことを祈念いたします。

<追記>

 同篆刻展は、16日(日)まで。 入場料は無料です。 この期間に東京方面にお出かけの機会がある方は、ぜひお立ち寄り、篆刻の世界を味わってみたら如何でしょう。

 

 

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2 コメント

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Unknown (山小屋)
2024-06-14 07:52:31
柳さん・・・
お元気そうでよかったです。
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山小屋さんへ (Pegasus)
2024-06-14 15:48:37
柳さん、とてもお元気でした。
やはりお若い人たちといつも一緒にいらっしやると
心身も若くなるのではないでしょうか。
 今年は体力等を考え迷惑を掛けてはいけないと思い、案内状数を控えましたと申していました。 
 篆刻を毎年観ていますと、自分の性格に合ったものがわかるようになってきました。それがすぐれたものかはわかりませんが・・・。


  
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