舌状に伸びた水町遺跡群 ・ 横穴墓A群
水町遺跡公園の入口
公園内の出土などの説明板
溝に沿って前方と左右に横穴墓が並ぶ
一段高くなった突き当りの横穴墓
出土した人骨の説明板
人骨が出土した突き当りの横穴墓
横穴墓の中にレプリカの人骨が置いてある
遺構の左横にある横穴古墳
壁に沿って横向きに遺体を安置していたと思われる床
県道22号線 ( 田川直方線バイパス ) を直方市の上境地区に入ると、
右側に丘陵地一帯に広がる 「 水町遺跡公園 」 がある。
弥生時代中期から古墳時代後期 ( 今から約2000年前~約1300年前 ) にかけて
古代人の生活の場、埋葬の地として利用されていたと考えられる。
古墳時代後期 ( 6世紀中頃~7世紀後半 ) の横穴墓群が多く見つかっており、
中でも岩盤をくりぬいてつくられた横穴墓が密集しているのが特徴である。
墓は丘の手前のA群に特に多く見られ、裏のB群や円墳の水町1号墳などがあり、
現時点で70基も発見されているが、
今後の調査でさらに増える可能性もあると言われている。
埋葬の際に、一緒に入れられたと考えられる馬具や武器、
亡くなった人が身につけていた装飾品、
また、墓の前で行われていた祭りの際に使用されたと考えられる土器、
須恵器などが発見されている。
現在は、公園として管理されており見学は自由である。
4月第3土日と10月第3土日に、遠賀川流域の古墳同時公開事業が行われている。