なだらかなこんもりとした墳丘
道路にある案内板
古墳の入り口にある説明板
入り口は大きな梁石で土止めしてある
羨道が玄室の奥壁まで続く
前室と玄室を区別する袖石で玄門を造っている
突き当りには一枚岩の玄室の奥壁が見える
玄室の天井
玄室の左横壁
玄室の右横壁と天井
玄室から見た袖石と羨道と入り口
この古墳の築造は古墳時代の後期にあたる6世紀後半ごろと推定されている。
39基ある古墳群で、1号墳と21号墳は田川市の史跡に指定されている。
坂を登った上にある墳丘は、単純な円形をした円墳で、
全国の古墳の中でもっとも多数を占める古墳の形式である。
個人の所有地にも関わらず、保存がよく行き届き、
市の指定になっているだけあって周囲も整備されている。
発掘調査が1999年に行われており、
埋葬施設は横穴式石室となっている。
横穴式石室は巨石で造られ、全長12.5mと測られている。
内部は複室構造になっており、羨道、前室、玄室に分かれ、
玄室の手前に袖石で玄門を設けて、前室との区別をしている。
古墳内は常時開口しており、
石室内部を見ることも、入室して内部から見学することも可能である。
この古墳を始め、ほとんんどの古墳が盗掘の被害に遭っているにも関わらず、
三累環刀などが出土している。