「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

まうごつ太か天草ん 「 デコポン 」

2012-04-15 21:47:34 | 日記 ・ イベント

本渡市のループ橋を渡る手前の瀬戸町に 「 天草とれたて市場 」 がある。
その前にある“ まうごつ太か ” ( すごく大きい ) 「 デコポン 」 である。










デコポンは、1972年、長崎県南高来郡口之津町(現・南島原市)にある
農林水産省果樹試験場口之津支場
(現・独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所カンキツ研究口之津拠点)で、
清見(きよみ)タンゴールと中野3号ポンカンを交配して誕生した。

果形は果梗部にデコが現われやすく不揃いになりやすい、
果皮は見た目が粗く成熟するとややくすんでしなびるなど、
外見上の弱点が目立ち育成試験場では選抜対象とはならず品種登録はされなかった。

その後、熊本県宇土郡不知火町(現・宇城市不知火町)に伝わり、
品種名を「不知火」として栽培の取り組みが始まった。
古くから甘夏の産地として知られていた不知火町および周辺地域では、
1975年頃から甘夏に代わる柑橘を模索していたという事情も重なって、
不知火海(八代海)沿岸の宇土半島、天草諸島、葦北地方などを中心に広がった。
日本国内で食用果実として生産、販売されている品種名は「不知火(しらぬひ)」。
流通果実としての「デコポン」は登録商標であり、
不知火のうち一定の基準をクリアしたものだけがその名を使用することができる。
生産量の半分近くを熊本県産が占めており、全国統一糖酸品質基準を持つ日本で唯一の果物である。

1991年より不知火の中で糖度13度以上のものを選択して「デコポン」の名称で商品化・出荷が開始された。
歪な外見上の特徴を逆にセールスポイントにしようとして命名されている。
1993年7月には熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)が出願していた
「デコポン」「DEKOPON」の登録商標が認可された(種苗登録はされていない)。
熊本果実連は初出荷日の3月1日を「デコポンの日」として制定し、日本記念日協会に登録されている。

そんなデコポンは、どこの国にも負けない美味しさを誇っている。
がんばれデコポン!TPPに負けるな天草!






熊本県上天草市 「 牟田港牛瀬灯標 」

2012-04-15 20:44:58 | 熊本の灯台



























牟田港牛瀬灯標は、熊本県上天草市牟田港の北東方約400mにる岩場に立つ灯標で、
塔形で黒地に赤横一本塗りのコンクリートで造られており、
初点が昭和51年12月8日である。
そんな灯標の頂部までの高さは8.46mで、
平均水面から灯火までの高さが11.68mとなっている。
頭標は、黒色球形頭標2個(縦掲)付で、灯質は群閃白光で毎5秒に2閃光の割合で点灯している。
現用灯器は、LD管制器Ⅱ型で現用レンズは300になっている。


※  牟田港牛瀬灯標へのアクセスは、
   国道266号線を松島から左に入って阿村方面に進み、
   東海岸沿いを10分ばかり走ると左側に見える。

( 熊本県上天草市姫戸町牟田 )


大分県中津市 「 植野橋 」 

2012-04-15 20:30:51 | 大分の石橋
































架橋  /  明治34年3月
石工  /  不明
長さ  /  4.7m  幅   /  6.2m
単径間桁橋


植野橋は国道10号線の旧道で現在は市道に架かる石橋である。
植野地区の西側に流れる犬丸川の支流の小さな川を通る主要道路であった当時は、
小倉~大分間を結ぶ国道35号線と呼ばれていた。
そんな道路に架かる石橋は日出町の赤松橋と、この橋だけである。

 橋の裏から見ると長い切石が15本並べられてあり、
それ以外にコンクリートで2本が補強されていた。
その桁石の上に板石を12枚載せている。
また親柱にはひらがなで 「 うゑのばし 」 と書かれたものと、
漢字で架橋年の 「 明治三廿四年 」と書かれたものとがある。


植野橋へのアクセス
植野橋へは、大分県の中津市内から旧・国道10号線を宇佐方面に進み、
犬丸川の橋を渡ってすぐに左折して300mほど行った所に架かっている現役の橋である。
駐車は、橋の近くに路上駐車した。

( 大分県中津市植野 )