さあ、僕らあらゆることに言い逃れの出来ない大人供が唯一センチメンタルにひととき回顧することを許された、この貴重な数日間。
(何かしら手当たり次第に振り返りましょう)
こうして何年も「消費とファッション」(『消費』の面の色彩が濃くなることが嘆かわしいが完全に分け隔てることも叶わない)について大した思惑すらないまま書き連ねていると、脈絡のないその披瀝の何もかもが今やひどく照れくさくなっているわけですが、、今年2013年に加わって特に満足を感じさせてくれているいくつかのモノについて。(『ベストバイ』みたいなことを流し書きしようかと..)
やってきた「傑物」たち。
ARC'TERYX VEILANCE(アークテリクス ヴェイランス) "Isogon Jacket"

3シーズン大活躍でした。夏の北海道旅行(2回も遠征)では欠かせない存在に。

薄く軽く、気軽に洗えて、コンパクトに仕舞い持ち運べる。撥水透湿(速乾&通気に優れた究極の軽量素材 TerraTex )の恩恵。ヴェイランスが醸す無二の洗練、シンプリシティ。 目立たないながらも大容量のポケットなど、流石ディテールに妙。

ARTS&SCIENCE(アーツ&サイエンス) Straight Denim

心を込めてジーンズを穿く。穿き続ける。そういう"篤い"気持ちにさせてくれたのはこの1本が初めてと言えるかもしれません(遅いぞ)。

ごく普通の「501型」。ジーンズのことはいつになっても見識乏しいまま。それにしても穿く者の愛着を引き出すこの魅力はなんだろう。瑞々しいオマージュのチカラ(何..)とか普遍性とかきっとそういうの。

手持ちのジーンズ群の中では現在最も着よう(起用)のプライオリティの高いものですので表情に確かな変化が顕われています。(また記事にする機会を)
J.M.WESTON(J.M.ウェストン)#180 "SIGNATURE LOAFER"

この色(ブラック)の一足を購入してまだ間もないことはこの際問題ではなくて。。10年、20年と履き続ける確信と歓びに満たされています。

どんな装いにこのローファーを合わせようか、休日が近づくとつい懸想(?)してしまいます。ファッションがいかに総合的という意味で観念的たるべきものか、現在抱いている理想や希望の実現にこの靴の存在は大きく自己を近づけてくれるように感じるほど。

技巧を排さざるのあるべきか。ファッションを茫漠と「面」で捉えるために。
JAEGER-LECOULTRE(ジャガールクルト)"MASTER ULTRA THIN"

現在もこれからも、永く自分が身につけていたいもの、昨年辺りから少し変化してきた趣向とその傾向をウェストンのローファーと共に自ら鮮明に義し(誇大表現)不可欠な「自制」を促す、そういう時計。

時計のローテーションに於いて大体週に2日。 望まない限り下手に顔を覗かせることはない。そして一体感は確かに感じられます。(やはり手巻式はいいですね)
NEW BALANCE(ニューバランス)M998

履き心地の認識革命。。今年あらゆる身につけるものから受けた新鮮な衝撃の大きさとしてはこのスニーカー、NB M998の履き心地が最たるものでした。

自分の足に、歩行に、最良の効果をもたらす。劇的なテクノロジー。ここまでの実感は稀有にしてなかなか味わえないものかもしれません。。

(..もう一足欲しいぐらい)

簡単に総括してみました。(脱力選抜)
..結局今年もなかなか指向するものは定まらず。(『脱却』は引き続き大きなテーマみたいです)

とはいえ、何を手にするか。少しずつ.. 確実に..「纏まり」は見えてきている気がします。
ありがとうございました。 ではここでひとまず^^