(aout 2003)
このところフランスから帰ってきたばかりでフランス語をたっぷり浴びた後遺症のためか、フランス語の勉強をしようなどという気にはならない。やはり、フランスに行ってしまうと基礎からやろうという気にはならないということだろう。逆説だが、基礎をマスターするのは日本が向いている、現地でそれを深めるというのがよいのだろう。
仏検2級の合格証が届いた。ある程度予想がついたのでそれほどの感激はなし。このところヨーロッパで買った本を拾い読みしている。特に、Place de Clichy の本屋で偶然に見つけて、読めそうなので買った SANTOKA の句集(Santoka: zen saké haiku)とロダン美術館で買った Camille Claudel の "Correspondance" は面白い。これはフランス滞在1週間での印象なので正確ではないかもしれないが、アメリカの本屋に比べて、日本の文学や社会を扱った本が目に付くように感じた。歴史あるものに興味を持つというところがあるのだろうか。いずれにせよ山頭火の句集をフランス語で読むようになるとは思ってもいなかったので、うれしい出会いであった。Yann Andréa の "Cet amour-là" を読み始める。
Zen Saké Haiku
Correspondance
Cet amour-là