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(samedi 11 décembre 2004)
朝はIFJでDELF-A5用の最後のクール。始まる前に冬学期の申し込みをする。その後の籤でなんと本が当たったのである。しかもそのタイトルが "L'invention de soi " 。何か運命めいたものを感じる。クールは人数も少なく、のんびりしたものであった。それを終えた後にブラスリーで先生を囲む食事に誘われお付き合いをする。それから急いで日仏会館でのScienceScopeの会議に向かう。すでに最初の演者の話は始まっていた。フランスの大学で学位をとったという日本人研究者。それから東京の大学で研究をしているというギニアからの人。彼は高校卒業後中国に勉強に行き6年滞在後、国に帰って7年、それから日本で4年という経歴の持ち主。最後の人も、東京の大学で研究をしているという人。それぞれの人に一つずつ質問をしてみた。一応通じさせることができた。終わってから、ワインとチーズを囲んでのpotがあった。こういう機会を増やすことにより、使えるフランス語が身についてくるとありがたいのだが、、。
L'invention de soi
Sciencescope
(dimanche 12 décembre 2004)
先週、札幌で会があり、francophonieの2人と会う機会があった。BaselとStrasbourgからの人で、パーティの時に話に加わった。フランス語で話しかけるとどうだろう、目をきらきらさせて(英語で言うところのtwinkle in the eyesという状態で。フランス語では何と言うのでしょうか??)こちらを覗き込むようにして(背が高い)話しかけてくる。去年の岡山、アメリカ、2年前のフランスで経験したのと全く同じ反応である。言葉というものの持つ力、コミュニケーションの意味などを考えざるを得なかった。これだけでも、あるいはこれこそが外国語を会得する醍醐味なのかもしれない。それ以前にフランスには数度行っているが、すべて英語で通している。その場合、こちらの目線も上の方にあり、完全に第三者としてものを見ている。フランス語をやるようになってから、すべてが変わってきたようだ。パリの街中でアメリカ人が英語で、こんなことが何でわからないのか、というような調子で話しているのを見ると、ものすごい違和感を感じたことを思い出す。しかし、それはかつての自分の姿であったのかもしれない。翻って、現代日本社会を見るとその英語漬けの状態はやはり異常としか言いようがない。見方に重層性が欠けてくるだろう。そんなことを考えさせる経験であった。
今朝、いつもの通りNHK-ETVの新日曜美術館を見る。話はズレるが、この番組は40代からほとんど欠かさず見ているもので(無意識のうちに)、私に一番大きな影響を与えた番組のひとつと言っても良いのかもしれないと最近感じている。今日取り上げられていたのは、光の芸術家田原桂一。今東京都庭園美術館で展覧会をやっているという。彼は現在パリ在住で、なかなかいい(張りのある)顔をしている。今50代前半。20代にどこかの劇団の写真家としてフランスに行き、そのまま居ついてしまったという人。今は写真を大理石に焼き付けるという写真の領域に留まらず、庭、彫刻、建築物の光による装飾、さらに建築家とのコラボなどまで幅を広げている。それらを通してフランス人評論家の言葉を借りると "modifier la vérité, la réalité"いうことを成し遂げているという。非常に興味をそそられる内容であった。キャリアの最後に向かって末広がりになるというのは羨ましい限りである。自分のキャリアもそうあってほしいと願うばかりだが、、これはどうなるかわからない。
田原桂一 光の彫刻展
Keiichi Tahara
(jeudi 16 décembre 2004)
仏検の結果がきた。150点満点で94点(62%)。残念ながら不合格。問題が易しかったためか、合格点は68%(102点)であった。普通にやって常に70%を超える実力がなければ駄目ということだろう。今回できなかったのは、動詞から名詞への書き換え、同義語、動詞変化、書き取りでの正確な綴りなど。これらを1年でクリアしなければならない。この程度で1級とはおこがましい、もう1年じっくり勉強しなさいということだろう。
レイラ様、お誘いありがとうございます。ちょうど入れ違いで2007年からパリ大学で哲学を学ぶことになり、現在はパリでフランス語と悪戦苦闘しています。残念ながらさっぱり上達しませんので、もし日本に住んでいれば是非習いたいところですが、、。札幌の滞在が素晴らしいものになることをパリから願っております。
Bonjour,
Merci de votre invitation. Je suis maintenant à Paris pour étudier la philosophie à Paris 1. Malheureusement, mon niveau du français est horrible et j'ai envie de suivre votre cours, mais... Je vous souhaite un bon séjour à Sapporo !