地上波TV、特に民放が「わ~きゃ~」番組に
占領されたから、専らBSに救いを求めている。
NHKハイビジョンで、財政危機に陥って、最終
演奏になると覚悟した楽団員たちと共に、生き残
るには観衆の支持のみと、猛練習に励む佐渡裕の
姿を見て感動した。
パリにある名門の管弦楽団「ラムール」。
フランス語と英語、まれにドイツ語も混ぜて、全身
を使って指導する。相手のプライドを傷つけない
ようにと気遣いを見せながら。
時は2005年の1月。全員が最終演奏と覚悟を
決め取り組んだのが、ベートーベン第9「歓喜の歌」。
思いがけないことが起こる。最後の演奏のその前日
朗報が入る。フランス文化省が支援金の出費を決め
ラムールは生き残ることになる。当日になって、そ
の朗報を聴衆に告げた幹部が、「では我等のリーダー
佐渡にバトンタッチします」。ここで泣けました。
まさに「歓喜の歌」が会場に流れた。
佐渡裕は素晴らしい!
パパゲーノ
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