作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 輪廻転生 】

2006-10-17 15:09:52 | 02 華麗な生活


およそ信仰とはほど遠いパパゲーノだが、「輪廻転生」
という思想には共感を覚えます。

釈迦の原始仏教だけじゃなく、東洋の各地、エジプトや
古代ギリシャなんかにも、この思想はあるようで、ボクは
これに新機軸を取り入れた。

即ちタイムスリップの発想を「輪廻転生」に加えたもので、
生まれ変わるのは、必ずしも未来と決まったわけじゃなく、
過去のある時点に生まれ変わることが出来るという、
なんとも勝手な考え方。

実はボクには行きたい時間空間があり、そこがどこで、
何時かというと、大阪城冬の陣。

なにかと邪魔だてするオンナ共を淀をはじめ大蔵卿だの
かんだの、縛り付けて小屋にでも放り込んでしまう。

大野治長は手向かいするようだったら叩き切る。

真田幸村・後藤又兵衛・明石全登などに加わって、必ず
徳川家康を倒す。その前に許せん二人の大名。
藤堂高虎と山内一豊のクビを取る。

家康はそう簡単には殺してやらない。
追い詰めて追い詰めて絶望させて、自害のチャンスも
与えてやらない。
こいつだけは、なぶり殺してもあきたらん。

好き放題に暴れまくり、討ち死にして「輪廻転生」。

次にどこへ行こうか。

九州に落ち延び、宮方の菊池・阿蘇に勝って盛り返し
兵庫まで上ってきた足利尊氏。

楠木正成が軍略を後醍醐に奏上する。公家どもが天皇が
年に2回も比叡山に逃れる策はケシカラン。
ガタガタ言わずに、湊川で向え撃てとホザク。

ホザク公家どもを、正成の郎党になっているボクが全員
討ち取って、正成の策の通り後醍醐には比叡山に動座
してもらう。

北畠顕家の軍の到着を待って、京に入った足利勢を兵糧
攻めにする。再び九州に逃げようとする尊氏のクビを
芦屋打出の浜あたりで討ち取る。
ボクもそこらで乱戦の中に死ぬ。そして「輪廻転生」。

最後は1975年前後の日本の都市部に生まれて来たい。
栄養失調もない。満州からの難民引揚げももちろん無い。
おそらくは日本の最も華やかな1975年からの
黄金の数十年。それをボクも享受したい。

パパゲーノはまだ30才。人生の花真っ盛り。


                 パパゲーノ

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