WOWOWのおかげで、録画ながら全プレイを観察できる。
錦織は少年期からの師匠、松岡修造を完全に凌いだと見る。
攻守ともに相当な技量に達した。今大会で特に目立つのが、
バックボレー及びバックのショートクロスが好い場面で出る。
テニスの見方はいろいろあろうが、ボクはバックボレーこそが
華だと思っている。
四回戦の相手はフランスのツォンガで、世界ランキング6位の
強豪だった。そのサーブは、なんと224キロを測定していた。
224キロだ。目にもとまらぬ速さといえよう。
そんな強烈なサーブを持つ相手に、リターンミスを僅かの2に
抑えたことが、8強入りの大きな勝因だろう。
長い全豪の歴史の中には、1932年の佐藤次郎が4強に
入っているが、ボクが生まれた年よりも二年も過去の試合に
出た人をボクは知らない。
佐藤の先輩筋に当たる、清水善造さんなら、新入社員当時に
西宮寮のコートで、直接の指導を受ける光栄に浴した覚えが
ある。
清水さんは戦前の修身の教科書で教わった人物だ。
ボクは羊毛課に配属されたのだが、同じ課の先輩にご子息の
善朗さんが居られたよしみであった。
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