二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

【予告】ヴァルハラの乙女 第30話「魔女と彗星」

2016-10-05 22:47:51 | ヴァルハラの乙女

基地からバルクホルン達が来るから、無理はしないでね。
そう言い残したミーナの言葉を思い出しつつフリーガーハマーの引き金に指を掛ける。

明かりは太陽の光を反射している頭上の月だけで、
ネウロイは雲の下に隠れている上に、基地から来る援軍も時間を必要としている。

等と1人でネウロイを相手するには厳しい条件下にあったが、
魔法のレーダーとも言うべき魔導針を操るサーニャには夜の闇は関係なく、
ネウロイ相手に不足する火力も瞬発火力が高いフリーガーハマーなので問題はない。

(それに夜はいつも1人だったから・・・)

サーニャはそう独白する。
孤独には慣れている、そう慣れているから大丈夫。
そう自身に言い聞かせ、引き金に引っ掛けた指に力を入れる。

その際引き金のバネが強かったり、
あるいは戦場での興奮と緊張状態から力強く引くことなく、
所謂「暗夜に霜が降る如く」ゆるりと引き金を引いた。

刹那、ロケットの噴射音と噴き出る炎が夜空を彩った。
最も発射の瞬間サーニャは閃光で目が潰れないように目をつぶっていたので、
その光景を目にすることはなかったが脳裏に移されたレーダーからロケットが不発せず噴射したのを確認する。







コメント
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