「もう いいかな？」なんて思う時があります。
もういいかな・とは自分で自分の限界を決めてしまう感じで
一種の「逃げ」です。逃げないと自分が壊れてしまうような気がする
自己防衛本能が働くともいうのでしょうか？
モチベーションなんて微塵となって消えさり
まるでヤル気が失せ何もしたくなくなる状態に陥るような
気がします。危険だなぁとも思いますがもがいたりせずに
そのまま身を任せてしまってもいいかなぁとも思います。
しばらくは心だけでもく何もせずにただよってみようかな
などとも思うときがあるんです。
頼まれた分も含めて草加にお煎餅を買いに行きました。
偶然ですが草加の街は「よさこい」を前面に打ち出した
草加市の市民祭りが金曜日から行われていて
交通規制が各所であり知らない路を曲がった途端に
ナビ無しで知らない場所を走るのは勘と運任せでした。
助手席のトナさんは焦りまくって「誰かに聞かなきゃ・・・」を連発。
背中に太陽が有ったしアノ路に出るにはアノ辺りをアッチへ
なんて僕は止まらずに走り続けるもんだから助手席は
マイッテル様子でしたが運良く一箇所だけ知ってる
特徴のある二股に出て「アソコじゃないの？」と確認して解決。
そこからは助手席の不必要な説明の省略無しに
ナビゲーションを受けて到着。
ご主人の趣味で集められた品々が敷地内のここかしこに
見られました。敷地の一角には暖を取りながら座って
お茶を飲み秋の陽光を受けながら煎餅をかじって話す人達が
居られる鮎の塩焼きが似合いそうな屋外の炉辺もありました。
田舎の家の縁側に腰かけて大きな皿に盛られた漬物に箸。
その箸で皆が漬物を手にのせ食べながら飲むお茶を
思い出しました。話の内容なんて子供だった僕には
ちんぷんかんぷんだったに違いなく当然覚えちゃいませんが
クッキーに紅茶じゃなかった事はしっかり覚えていて
今頃になってお茶と漬物だったから記憶に残ったなんて思って
いたりします。
今日は自分でもオカシイと思うくらいに無口で話すことが
全く見つからず周囲の人達に申し訳なく思うほどでした。
趣味や価値観が違っているとしても話の種の二つや三つは
なんとでも出せると思っていたんですが無理でした。
各種の材料を取り扱う場所に行っても何も閃かず
帰宅後は今月の合羽橋にも行かずソファで寝込んでしまうほど
身体の中の気の流れが止まってしまったかと思うほどでした。
あるご主人のお話を聞くまでは・・・。
金土と出かけた留守中に奥様が老いた義母を検診に連れて
行くと即入院。午前０時に帰宅して母の入院を知り起きてから
見舞いに顔を出し帰宅後すぐに支度して泊りがけで出発。
ゴルフに釣りと内容は違えど連泊状態・・・出来るなんて凄い！！
その話を聞いた途端に「なんていい奴なんだ俺は！！！」
こんなに可愛いモンでいいのかと感心するやら呆れるやらで
急に元気が湧いてきて京都から届いていたコーヒーを
柳原に配達に行く始末。
空腹に蜜を舐めて元気が出るなんて自分も人の子ヒドイ人間と
思いいつつ賢く好奇心、独立心旺盛でしかも自分の趣味を
諦めず家事に子育てシッカリ終えて今また介護の真っ盛りを
慌てず騒がず一人でキッチリこなし自分の母をも見舞ってる
奥様を得ればそんな芸当が出来るんだなぁとご主人の先見の明を
サスガだと思ってしまいました。（今更爪の垢までは欲しがりませんがね）
柳原に着く頃には気分上々元気回復途上になって
いたような気がしますから密の味の威力は絶大です。
迷える子羊に相談を受けても自分の意見を率直に言えた
のですが会場でソノ人に会ったらパン屋が言ってたと
話そうかなぁなんて肥えた羊が言うものだから
僕は意見を撤回して「最高だねぇ見ただけ読んだだけで
主催者の熱い想いが伝わってくる傑作だ」と申しておきました。
「パレットに聞いた俺が馬鹿だった」とでも言うような
ニタニタした呆れた笑顔を僕に見せてくれたんですが
もうこれ以上は落ちないと思われる僕への形容詞は
ペテン師、偽善者、悪人以外に何が残っているんでしょうか？
どんなイベントも主催者の核となる人達の熱は現場に必ず
伝わると思っています。核から遠くなればなるほど温度は
低下するものですが当日の現場でなお熱さが伝わる
イベントは核の人達の想いが相当に熱いと想像します。