町で見かける先輩達はもう祭モードに入ってます。見てると先ず彼らは普段町を歩くにも履物を雪駄に履き替え、床屋で豊かであってもなくても髪を短くし、どこと無くウキウキ、ソワソワし始めます。僕が年長者に向かって生意気にも「何処の若いモンか知らねぇけど駄目だよ今からそんなに気合いいれてちゃ、モタネェぞ!」なんて言っても彼らは笑顔で顔を崩しながら「今、若いって言ったァ~?!怒らないからもう一回言ってみて、若いモンってさ!」なんて返事が戻って来るのです。隣町の顔馴染みにも「半纏三枚お願いねぇ~」なんて言いながら「行かせるけどイジメないで~」なんて付け足すと「アレがいじめられるタマかよ!」「大丈夫、ハグしとくからさ」…カラオケマイクを持つ時に小指を立てる彼はあっちだったのか?
07年8月最後の今日の日に勇退なさる商店会員の方がいらっしゃいます。人には可愛いげのある方、人を引き付ける魅力を持って生まれたような方がいると思います。同じ事をしても許されてしまう人と憎まれたり恨まれたりする人の違いはたぶん可愛いげの差だと思います。僕は後者の方なんですがコレばかりは誰も努力やお金で手に入れる事が出来ないような気がします。明日から新たな生活パターンを始める方も僕から見ると大先輩なんですが、可愛いげタップリの方だと思います。良い意味で何があったとしても憎めない人柄は多くの人達に愛されていてある意味でカリスマだと思います。日本中の商店街の集客力は確実に落ちている事を強く実感します。今の商店街は住宅街に商店が点在してる感じなのが珍しくなくなりましたね。
教えて頂きました。蕎麦と一番の違いはグルテンの有無。二八蕎麦は二割の繋ぎが入りますが うどんに比べるとグルテンの力は遥に弱く力の入れすぎ、圧しすぎは厳禁。麺棒の使い方も蕎麦で僕は初めて「猫手」を教えてもらいました。麺棒に余計な力が入り過ぎない工夫なんでしょうか。習う順番は最初が蕎麦で次うどんがベターだと思いました。うどんはかなり力を入れても切れません。生地の硬さはパイに近いと感じました。そしてノシより仕込み、寝かしにパンとの共通点をいくつか見つけました。僕に教えて下さった先生の師匠は一茶系の巨匠、気さくな人柄と卓越した技術で知られている池袋の「一栄」さんだそうです。
そう、お客様が予約を取るのに苦労するオーナーシェフのレストランはわざわざ駅から離れた場所にしっそりとオープンさせる話はありますが、知られたくても知ってもらえない店も少なくないと思います。ところがお客様の中にはネットで店の場所を調べて来店なさって下さる方もいらっしゃいますから感謝と同時に頑張らにゃイカンと思います。サポーターの力は大きいと思います。
昨夜かねてからお誘い頂いていた蕎麦打ちを見学、体験いたしました。朧げな理解に伴う曖昧な動作。自分でもじれったくなる自分に出会いました。そして うどん 。手に馴染んだグルテンを感じましたが一晩寝かせるので麺棒での作業は今夜です。つるつるシコシコの解明真近?
子供だけで買い物に来て1000円札でも出そうものならオバチャンはココゾとばかりに「オツリはいくらだ?」と問題を出します。正解してるうちはいいのですが間違えると計算の仕方を教え始めます。そんな子供の中の一人にA子ちゃんがいるのですが「もうイヤ」とか「今度はお兄ちゃんと来て計算してもらうもん」とか言って帰ります。どうやらA子ちゃんは家庭の中で近所での買い物係らしいのです。そのAちゃん今日は何やら自信ありげな様子でしたがその訳は「いっぱい細かいお金持って来たから平気」でした。見せてくれたお財布の中には一円十円五円がタップリと入っていてオツリ不要。ああAちゃんは算数の計算問題を考えるよりも問題自体を出されない方法を考え付いたんですね。その賢さを見てでどんな大人になるのか楽しみになりました。
先程お嬢さんに「東京に行くなら買ってきて」と頼まれたお母さんがメロン・スカシカシパンを買いにパレットまで来られました。これから東京での用事を済ませて明日福岡に帰るそうです。もっと近くに十年も前から住んでいても初めて緑町にパン屋があることを知った方もいましたから福岡からとは驚きです。しょこたんバワーの凄まじさ改めて知らされました。ありがとう、中川翔子様。パレット一同。