「誇」-URAWA REDS-
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WM準々決勝・ドイツ勝利!
TVで知ったのではなく、公園から聞こえる歓声と
走り、踊り、狂喜するドイツ人から知らされた。
“PK勝ちだね”
相方と二人、シュトゥットガルト中央駅裏の公園で
その瞬間を「目の当たり」にした。

抱き合う人、フラッグを掲げ意気揚々と闊歩する人、
僕らにまで喜びを分けてくれる人。
(現地ジャーナリストにインタビューされたけど、何言ってるのかあんまり分からなかった・・・)
みんな、みんな、嬉しそう。
そうだよね、自国が準決勝進出。
それもPK勝ちだよ。

後援会バスの集合場所、中央駅前も大変な賑わいに。
♪ドイツラ~ンドイツラ~ンド・・・♪
大声で謳うサポーター。
けたたましく鳴るクラクション。

歓喜に沸くドイツ人と目が合う。
エールを返す。
言葉は通じない。

出動する警官隊も笑っている。
“いいな、羨ましいな”
日本代表に熱くなれなかった僕の心が寂しがっていた。
シモンさん(バスの運転手)と堅い握手を交わす。
“コングラチュレィション”
多分、通じたと思う。
ホテルで飲もうと思って買ったビールは、
あっという間にカラになっていた。

“シモン two Beer Please”
“OK!”
笑顔に包まれた街を見下ろしながら飲む。
うまかった。

相方が呟く。
“勝つって、いいよね”


粗末な夕食。
食費(とビール代)以外、ほとんどお金使ってない・・・。
そんなに貧乏じゃないんだけどな(いや、貧乏だな)。

1ぴき5ユーロ。
相方が買った一番高価なもの。

[追記]
道路を封鎖して騒いでいるのに、救急車のサイレンが鳴ると
サーッっと引くんだ。
これが渋谷だったら、そうはならないはず。
日本サポーターが追い付けないのはきっと、こういうところなんだね。

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