小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

人口最小市の歌志内へ行ってきた

2024-05-04 09:08:23 | 雑感
GWを利用して帰省した友とおじさん二人で一日ドライブへ。
あれ何年ぶりだっけ?
 
大学時代の友は今回トキエアーを利用したという。
自分も乗ってみたかったのに...先を越された。
 
 
まずは適当に車を走らせ、何となくたどり着いた旭川の喫茶店で腹ごしらえ。

 
旭川といえばカツカレーでしょ。ってそんなのないか。
ごちそうさまでした。

 
 
食後、美味しいコーヒーを飲みながら、どこへ行こうかと考えた。
 
旭山動物園行ったのことないの?
行ったことないと言うなら行ってもいいけど、このGWだと激混みだべ。
 
混んだり並んだりするのが苦手なおっさんたち。
地図を見ながら、混まないところという視点で選んだのは歌志内。
旭川からは、芦別を抜けて50km約1時間。
 
時事話、懐かし話などをグダグダしながら歌志内に着きました。




歌志内市は、日本一人口が少ない市として知られる。
北海道炭鉱汽船(ほくたん)、住友石炭鉱業(すみとも)の炭鉱があったまち。
最盛期(昭和23年)に46000人いた人口は、現在2700人。
 
ここがメインストリートで昔の歌志内駅があった駅前通りだ。
 
 
歌志内市郷土館「ゆめつむぎ」
 

 
昭和63年に廃線となった歌志内線。
砂川駅で函館本線から分岐し、歌志内までを結んだ14.5km。
国鉄再建法の施行により第2次特定地方交通線に指定され、1988年(昭和63年)4月25日をもって全線廃止。
 
炭鉱と鉄道はセット。
石炭は鉄道がなければ運べない。
積出港は小樽と室蘭。
閉山となった空知管内の歌志内、赤平、芦別、砂川、夕張、積出港の小樽、室蘭は、いずれも石炭→石油というエネルギー革命により衰退した街といえるだろう。
 
歌志内駅だった場所に建つ郷土館は入場無料。
 

 
炭鉱夫の奥さんだったおばあちゃんが当時を語る物語。
聴きごたえがありました。
 
挨拶は「ご安全に」
地上から100mも下の真っ暗な場所での過酷な労働。
目だけが白く真っ黒な顔に、見分けがつかず自分の亭主に挨拶をしてしまった。
ずらりと山の斜面に並ぶ長屋生活では米、味噌、醤油の貸し借りは当たり前。
一山一家(いちざんいっか)。
ヤマで働く人すべてが家族であるという強い連帯感。
 
こういう人々が今日の日本を支えていたのだと、胸が締め付けられる思いをしました。
 
懐かし物はどれも見応えあり。
ちょうど自分もこの世代なのだなあ。

















 


















 
スバル360。
父が乗っていたのは50年以上前。
なつかしいなあ。









 
トイレに貼ってあった。
どこにでもそういう人はいるのだな。
刑法235条云々とあえて書いてあるのがいい味です。



 
芥川賞作家高橋揆一郎の展示



 
代表作である観音力疾走、伸予、今度読んでみよう。
 

 
1時間以上いて堪能しました。
おっさんには刺さりまくる展示でした。
ありがとうございました。
 
 
 
郷土館の向かいにある私設資料館「大正館」。
ここも良かった。
 



画家であるご主人がモチーフとして集めたものたち。






 
この灰皿使ってたなあ。







 
こちらもおっさんには刺さりました。
豊かさとはお金ではなく、結局は自分の心持ちなのだな。
見にきてくれたと来る人たちにコーヒーをふるまう高齢のご主人と奥さんの姿にそう感じました。
ありがとうございました。
 
 
たっぷり資料を堪能したあと、市役所方面へ車を走らせる。

 
昭和42年竣工の歌志内市役所。
昭和8年、昭和32年竣工の小樽市役所よりきれいではないか。


 
道の駅で休憩。
 

 
温泉もあるぞ。
せっかくだから入っていくか。
 





 
チロルの湯500円。
サウナもあっていいお湯でした。

 

 
風呂道具持ってきてねえなあ。
トランクに洗車用のタオルあったよな。
これでいっか。
 
車を洗ってるタオルでお風呂に入るなんて信じらんなーい、だって?
なんもなんも。
昭和の時代、炭鉱町、ヤマでの生活を考えたらぜんぜん楽勝っしょ。
それに、おっさんなんだから、別にいいっしょ。
 
ーーー
 
したみちをダラダラと帰る。
車の中での音楽はYoutube Musicで80年代ヒットメドレー
 
少女A
悪女
とんぼ
リンダ リンダ
DIAMONDS (ダイアモンド)
プラスティック・ラブ
ひとり上手
乾杯
恋人も濡れる街角
ルビーの指環
フレンズ
MARIONETTE
ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)
TRAIN-TRAIN
ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)
ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO
ワインレッドの心
セーラー服と機関銃 (オリジナル・バージョン)
My Revolution
GLORIA
長い夜
Return to Myself
桃色吐息
ミ・アモーレ [Meu amor e...]
パープルタウン ・You Oughta Know By Now
M
BE MY BABY
木枯しに抱かれて
ボヘミアン
Romanticが止まらない (Single Mix)
Ya Ya(あの時代を忘れない)
 
全部知ってた。
 
 
 
車で口ずさみながら、夕暮れ帰路につくおっさん二人。
 
い、いたい、痛すぎるだって?
おっさんなんだから、別にいいっしょ。
 





 
北広島で蕎麦を食べて帰りました。
ハラキチー。
おっさん二人、楽しい休日でした。