小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

タグラグビー教室 in 張碓小学校

2014-08-30 18:05:51 | タグラグビー
今日はタグラグビー教室 in 張碓小学校。
張碓小学校には初めて入ったのですが、小じんまりとしたきれいな小学校でした。
子供たちに聞いてみると、全校児童は55人だそう。
みんな仲が良くて素直ないい子たち、その中にも足の速い上手な子がやっぱりいました。



























後半は試合で盛り上がりました。まだやりたい、まだやりたいとあっという間の2時間。
最後に記念写真をパチリ。
商大のマネージャーが4人手伝いにきてくれたのですが、別れ際にありがとうの絵手紙を高学年の女の子からもらって感動していました。

タグラグビーを初めて見たというお母さんたちが興味を持ってくれたようでした。
張碓小学校には2学期中の12月13日にもう一度来る予定だとお伝えしたところ、ちょうど高学年の学級レクをどうしようかと考えていたとのこと。
それならばその日に地域子供教室と学級レクとタイアップしてタグラグビーをやってみましょうと、とんとん拍子で話が進みました。

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★今後の予定

9/6  長橋小学校
9/13 望洋台小学校
9/20 なし(花園小PTA)
9/27 忍路中央小学校
10/4 潮見台小学校
10/11 入船小学校
10/18 豊倉小学校
10/25 塩谷小学校
11/1 北手宮小学校
11/8 天神小学校
11/15 朝里小学校
11/22 花園小学校
11/29 奥沢小学校
12/6 銭函小学校
12/13 張碓小学校
12/20 豊倉小学校

★参考リンク(過去記事)

【タグラグビー面白い】

【タグラグビーの魅力 タグラグビーエデュケーター講習会】

【タグラグビー教室 in 望洋台小学校】
【タグラグビー教室 in 天神小学校】
【タグラグビー教室 in 入船小学校】
【タグラグビー教室 in 忍路中央小学校】
【タグラグビー教室 in 朝里小学校】
【タグラグビー教室 in 張碓小学校】



死の質とは

2014-08-27 05:05:00 | インポート
どうせ死ぬならポックリ逝きたいという人もいれば、がんで死にたいという人もいる。


がんで死にたいとは正直理解し難かったが、この本を読んでなるほどそういうことかと理解できた。
以下、心に留めておきたい部分を自分用メモに。
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アメリカの精神科医であるエリザベス・キューブラー・ロス女史は、がん患者など不治の病に見舞われた人が死に向かうときに経験する心の動きを「死の五段階理論」として示した。

①【否認】 自分が死ぬなんて嘘ではないか。
②【怒り】 なぜ自分が死ななければならないのか。
③【取引】 死なずに済むには何をすればいいのかとあれこれと試みる。
④【抑うつ】 どうにもならないのだと諦め落ち込み何もできなくなる。
⑤【受容】 積極的にしろ、消極的にしろ、自分が死にいくことを受け入れる。

この心理的な流れを経験することにより、人は死と向き合い、苦悩のなかで生の重みを味わう。

現実的には死に向かう病を告知された人間の心の変化の流れはそんなに単純なものではなく、がんに苦しむ患者の心理状態は、人それぞれ個性が出る。このプロセスをまとめた「死のプロフェッショナル」ともいえるキューブラー・ロス女史ですら、自分が死に近づいた際、負の感情、不快感や怒り、葛藤、恐れなどをあらわにしてもがき苦しんだという。

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たとえ早期であってもがんは死を意識させ、生のありがたみを感じさせてくれる、ある意味「ありがたい病気」である。

がんになると意識が変わる。
死の可能性を考え始めると、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と行動的になる人がいる。今まで生きてきたことがどれだけありがたいことだったのかと感謝する人もいる。
たばこを吸っていてもがんになると止める人が多い。
食事も変わる。肉好きの人が肉を食べなくなったり控えたり、玄米を食べ始めたりする。
生活を変えてなんとか死から遠ざかりたいと思うから。

仕事人間に徹して馬車馬のように働いてきた人が、自分の来し方、行く末を思い、一番大切なものは何かと考えたときに、家族のありがたさに気づき、それからは急に家族のために時間を使おうと考えたりする。

死に直面した瞬間にそのコントラストである生が輝き出す。
死生観が変わると生き方が変わり、人間が一回りも二回りも大きくなる人もいる。人への感謝の気持ちも生まれてくる。

がんは死を迎えるまでに数カ月から数年の猶予をくれる病気。
その間、マラソンの途中のようにさまざまな景色を見ることができる。ゆっくりとした経過で死ねる場合も多く、人生をいかに終わらせるか、死へのスケジュールが立てやすいため、人生の総仕上げには適している病気ともいえる。

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QOD 「クオリティ・オブ・デス=死の質」
高いQODとは、本人の理想とする生き方をして亡くなっていき、残された家族にも故人に対する後悔の念を残さないような死に方をすること。

QODの高い死に方をするためには、死ぬまでにしておくべきことを決め、延命治療の要不要を自分で選択するべき。

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小市民

2014-08-26 07:42:04 | インポート
仕事帰りにサツドラへ。



漂白剤を買おうと陳列棚へ向かうと、ボトルタイプと詰替えタイプとがあり、それぞれサイズが大小あった。
あれ?
特売価格の値札がついた詰替えタイプより通常価格のこっちの方が安いのでは?
ポケットからスマホを取り出し電卓を叩いてみる。

容量÷価格を計算し購入したのがこちら。ボトルタイプの小さいほう。
特売価格より通常価格のほうが実はお得ということはよくあること。
地球には優しくないのだけど。
エコじゃないなーと恐縮しつつもレジへ向かうセコセコな小市民









時代おくれ

2014-08-25 08:16:19 | インポート
クロムキャストを使ってテレビの大きなモニタでyoutube鑑賞。

昔よくカラオケで歌った曲を久しぶりにみつけて染み入ってしまった。
こんな男でありたいものだ。



河島英五:時代おくれ

一日二杯の 酒を飲み
さかなは特に こだわらず
マイクが来たなら 微笑んで
十八番を一つ 歌うだけ
妻には涙を 見せないで
子供に愚痴を きかせずに
男の嘆きは ほろ酔いで
酒場の隅に 置いて行く
目立たぬように はしゃがぬように
似合わぬことは 無理をせず
人の心を 見つめつづける
時代おくれの 男になりたい

不器用だけれど しらけずに
純粋だけど 野暮じゃなく
上手なお酒を 飲みながら
一年一度 酔っぱらう
昔の友には やさしくて
変わらぬ友と 信じ込み
あれこれ仕事も あるくせに
自分のことは 後にする
ねたまぬように あせらぬように
飾った世界に 流されず
好きな誰かを 思いつづける
時代おくれの 男になりたい




図書館で借りた本

2014-08-22 06:45:48 | 図書館
図書館で書架をまわってタイトルだけをみてテキトーに借りてくる。
いつものパターン。



記憶の技術。いろいろあるね。
映像化して記憶するのは、もはや常識ですね。



これは、いい本だった。
考えされられることがたくさん詰まっていた。
特に死に対する考え方が変わったかも。
もう一度ゆっくり読もうと貸出延長してもらった。



勤務医の実態は長時間勤務など問題山積。



まあまあ。暇つぶし程度に。



世の中を別角度からみる視点が面白かった。



当たりもあればハズレもある。
それもまたイトオカシ。





広報誌たるしんの表紙の絵が素晴らしい

2014-08-21 05:24:39 | インポート
先日みかけた小樽信用金庫が発行する「広報誌たるしん」。
忍路の風景を描いた表紙の絵が素晴らしくウットリ。

過去の作品を見比べて自分なりのベスト5を並べてみました。




1 夏の忍路



2 冬の日銀通り



3 雪が舞い散る北運河



4 夏の北運河



5 小樽運河

その他も素敵です。

       

絵はまったくの門外漢なのですが、緑が色濃い夏、舞い散る雪に霞む冬。
光の加減が季節感をよく表していると感じました。
この素敵な絵は横山文代さんが描いているそうです。
お会いしたことはありませんが、やさしいタッチは人柄がにじみ出ているようです。

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出典:広報誌たるしん
当金庫では、お客さまとたるしんとの懸け橋となる情報誌「広報誌たるしん」を年2回発行しております。
当金庫の最新商品・サービス情報や地元企業の紹介など、ビジネスに役立つ情報として、是非ご覧ください。
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タグラグビー教室の予定

2014-08-20 05:57:00 | インポート
地域子ども教室「タグラグビー教室」の2学期の日程が決まりました。
市内小学校を会場として8/23-12/20の毎週土曜日に全17回開催します。

8/23 銭函小学校
8/30 張碓小学校
9/6  長橋小学校
9/13 望洋台小学校
9/20 なし(花園小PTA)
9/27 忍路中央小学校
10/4 潮見台小学校
10/11 入船小学校
10/18 豊倉小学校
10/25 塩谷小学校
11/1 北手宮小学校
11/8 天神小学校
11/15 朝里小学校
11/22 花園小学校
11/29 奥沢小学校
12/6 銭函小学校
12/13 張碓小学校
12/20 豊倉小学校

タグラグビーは、タックルなどの身体接触がなく誰でも安全にプレーすることができるボールゲームです。小学校の学習指導要領の解説で中学年、高学年のゴール型ゲームの例示として「タグラグビー」が示されたことなどを背景として、全国各地の小学校で体育の授業に取り入れられるなど近年広がりをみせています。
 小樽市ラグビーフットボール協会においても、市内小学生の体力向上及びスポーツ振興を目的として、タグラグビーの普及を重点事業として掲げ、小樽市教育委員会による「おたる地域子ども教室」に参加し、6月~2月の土曜日、市内小学校を回ってタグラグビー教室を実施しています。
 このタグラグビー教室の開催に当たっては、市内の社会人チームはもとより、小樽商大ラグビー部の選手や女子マネージャーがサポートするほか、小樽潮陵高校ラグビー部、小樽桜陽高校ラグビー部とも連携し、オール小樽の体制で臨んでいます。小学校PTAの学年行事や学級行事などへ出向いて教室を実施することも可能ですので、お気軽にお問合せください。このほか、小学校教員や社会体育指導員を対象とした指導者研修会も開催可能です。
Let's Play TAG RUGBY!



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参考リンク(過去記事)

【タグラグビー面白い】

【タグラグビーの魅力 タグラグビーエデュケーター講習会】

【タグラグビー教室 in 望洋台小学校】
【タグラグビー教室 in 天神小学校】
【タグラグビー教室 in 入船小学校】
【タグラグビー教室 in 忍路中央小学校】
【タグラグビー教室 in 朝里小学校】



分かりやすく話すために

2014-08-19 06:01:26 | インポート
いつも心掛けたいと思っていること。
ネット記事で見かけたのでちょっとメモ。

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分かりやすく話すために

■相手の世界のことばで話す。

業界用語や専門用語を使ったりせず、「相手の頭の中にあることば」を慮って話す。

■話の地図(ロードマップ)を提供する。

会話がどこへ向かうのかを事前に提示することによって、聞き手が次の展開を予測しながら安心して聞くことができる。
地図に重要なのは、次の3点

 ①数を宣言する
 「きょうのテーマは◯◯です。ここには3つのポイントがあり、1つ目は~、2つ目は~」など

 ②時系列で話す
 「最初に→次に→最後に」「かつて→いま→これから」「1年後→5年後→10年後」など
 
 ③ギブ・アンド・テイクで展開する
 「まずあなたの話を聞いて、それから私の意見を話したいと思います。それでよろしいでしょうか?」

■「抽象度」を変えて言い換える

「たとえば」「言い換えると」「具体的に言うと」ということばを多用する。また、概念的なことを話したあとに、具体的なことを話す。
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積丹半島ぶらり湯めぐりスタンプラリー

2014-08-16 06:02:00 | インポート
これはぜひ参加してみたい企画。
来年1月末までに5箇所なら休日を使って無理なくまわれそう。

温泉施設14カ所の位置、雰囲気はなんとなく分かっているので、そのうちの5箇所を頭の中でピックアップしてみる。
無理すれば2日で回れるな、たぶん

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積丹半島ぶらり湯めぐりスタンプラリー

積丹半島7町村(積丹町・古平町・余市町・神恵内村・泊村・共和町・岩内町)温泉を巡って、スタンプを5個以上集めると各町村の特産品を抽選でプレゼント。

積丹半島を巡って心も体もリフレッシュ!特産品もゲットしましょう!



(クリックで拡大)

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夏から秋にかけての本格的な行楽シーズンを迎え、積丹半島の周遊観光の振興を図ろうと、余市、古平、積丹、神恵内、泊、共和、岩内の各町村の観光協会が連携して企画したのだといいます。
7町村、規模的にも小回りがきくのだろうな。
小回りのよさ、ノリの良さ、腰の軽さは見習わないと。舵がすぐに効かない巨大戦艦になってはいけませんね。
自戒を込めて。



小樽市の出生数

2014-08-15 05:08:00 | インポート
平成25年1年間に生まれた小樽市民の数(出生数)は641人。

出産場所の内訳は、市内486人、札幌114人、その他41人。

へえー、641人とは知っていたけど、市内で生まれているのは、さらに500人に満たないとは。

486人の内訳をみると、協会病院226人、民間クリニック260人。
里帰り出産をする元小樽市民などの数が入っていないので、実際に両院ではもう少し赤ちゃんが生まれているのでしょうけど、地域周産期母子医療センターにも認定されている協会病院の方が出産数が少ないとは意外です。

ちなみに、自分が生まれた昭和40年台の小樽市の出生数は約3000人。今の5-6倍いたのですね。

この数字をみると、公園などでみかける子どもが少ないことにも合点がいきます。

★追記(平成27年3月27日)
参照リンク
北海道の医師不足問題 小樽市内でのお産は1箇所に







トラック業界の苦悩

2014-08-14 05:51:23 | インポート
国交省の行政処分基準の新ルール適用により、中小零細トラック業者への影響は甚大のようです。先日の日経記事を興味深く読みました。

以下、自分用メモとして。

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①2012年4月の関越道での高速ツアーバスの事故を重く見た国交省は、自動車運送事業者全般に対する監査方針・行政処分の基準を改正し今年1月からその適用を始めたところ、北海道と九州の中小零細トラック業者を中心に大混乱が湧き起こった。理由は新ルールの違反で処分されると即廃業になるから。

②トラックのドライバーの労働時間は労働基準法に基づく「厚労大臣告示」により基本13時間、例外的な場合でも16時間が限度と定められている。15時間を超える回数は1週間に2回以内。さらに睡眠を含む1日の休息は連続で8時間以上とらなければならない。つまり、長距離トラック1台では最大で片道16時間のエリアまでしか荷物を運べない。高速道路の渋滞や途中休憩などを考慮に入れると、北海道から南下する場合は東京近郊で時間切れになり、そこから先に運ぶには別のトラックに荷物を乗せ替えるなどの対応が必要。しかも、その業務に携わったドライバーは翌週まで長距離運転ができない。これが本来のルール。

③しかし、中小零細トラック業者でこのルールを厳守しているのは少数派だった。「配送時間短縮への荷主の要求は高くなっても低くはならないのが業界の常識。業者間の競争も激しく、ルールを守っていたら食えなくなる」

④実際の運用では、国交省は整備や点呼など他の安全管理項目を含めて違反件数を実質的に点数化して、それに見合った行政処分をする。これまでは、労働基準監督署などの調査で乗務時間違反が露見しても違反点数が一定の範囲で収まっていれば、数台のトラックが短期間使えなくなる軽い処分で済んだが、新規制では違反根絶を目指し行政処分を大幅に厳罰化した。労働時間の上限を組織的に無視した場合などは「重大かつ悪質な違反」と認定。「会社丸ごと30日間の事業停止」という処分を下す。1カ月間すべてのトラックを動かせず1銭も入ってこない。中小零細トラック業者にとっては、即、経営破綻を意味する。

⑤労働時間の上限を守る方法はいくらでもある。1台のトラックに2人のドライバーが乗って交代しながら運転する、中間地点に支社を作りそこでドライバーを交代する、途中、提携事業者のトラックに乗せ替えるなど。だが、中小零細の運送事業者にとってコストを考えるとこれらはすべて机上の空論。「厳しい仕事はどんどん下請けに」。トラック数百台の業者から、数十台の業者へ。そして数台の業者へと、今でもルール違反をいとわない個人に近い末端業者にしわ寄せが来ている。

⑥国土交通省自動車局安全政策課によると、6月、全国初となる30日間の事業停止処分が関東の事業者に対して出た。近く静岡県の事業者にも処分を出す方向。これにより長距離の仕事を手控える動きが運送業者の間で加速するのは確実だ。

⑦長距離トラック運転手の代名詞、「トラック野郎」。俳優の菅原文太が主演した同名の映画は1975年に封切られ、79年までにシリーズ10作品が制作され国民的な人気を博した。高速道路が整備され、陸運が日本の経済発展を下支えした時代。主人公の星桃次郎と一番星号にあこがれて長距離ドライバーになった者は少なくない。90年代のバブル崩壊までは、きついながらも高給を得られる人気職種だった。20代に体力にまかせて数千万を稼ぎ、自分のトラックを買う。30代に仲間と運送会社を立ち上げ、さらに稼ぎまくる。派手な装飾の「デコトラ」は成功の証し。「仕事に一度出たら10日前後は家に帰らないのはザラ。その代わり月給は社長より多く、100万円を超えるのが当たり前だった」。

⑧バブル崩壊後の「失われた20年」、需要縮小と競争激化、さらに燃料軽油の高騰でトラック運送業の採算は悪化の一途をたどる。ドライバーの賃金は引き続き低く据え置かれ、離職が増加。若者もトラック野郎になりたがらず、業界では来年にも14万人のドライバーが不足するという「2015年問題」がささやかれ出した。

⑨物流大手も危機感を募らせ、「特積み」と呼ばれる地域をつなぐ長距離のトラック輸送を担う業界の雄、8社が一堂に会した。(ヤマト運輸、西濃運輸、トナミ運輸、札幌通運、名鉄運輸、中越運送、第一貨物、カンダコーポレーション)
物流版G8の緊急テーマは「10年先の(トラック)幹線運行を考えるプロジェクト」。複数の事業者がそれぞれの荷物を1台のトラックに乗せる、いわゆる共同運行など、検討するスクラムの内容は、これまで激しい競争を繰り広げてきた企業同士としては考えられなかったものばかり。

⑩長距離トラックを巡る負のスパイラルの影響は目下、鮮魚や青果といった日持ちしないものの輸送にとどまっているが、中長期的にみると、あらゆる物流分野に広がっていくのは確実。大手は提携や値上げを含めた荷主への協力要請で乗り切ろうとしているが、日本のトラック運送業者の9割は中小零細事業者。安全性の観点から、そして人手不足の観点から、日本の物流システムが限界に近づいている。ドライバーの肉体的ながんばりに頼るというビジネスモデルからどう脱却すればいいのか。

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アマゾンの送料無料ってどれだけ取引業者を叩いているのかと思うときがあります。
ネット取引の増加に伴って、大手運送会社が数万人の主婦を雇用する予定があるとの報道もありました。
業界では様々な対策を検討しているようですが抜本的に流通システム見直しをするにせよ限界はあるでしょう。
遅かれ早かれ市場価格に転嫁されるはずです。






仕事帰りの銭湯

2014-08-13 05:04:55 | インポート
仕事を終えて自転車で帰る途中、急に思い立って銭湯へ。
番台で440円を支払いタオルを借りて脱衣所に入ると先客は二人。
学生時代、ラグビーの練習のあとよく利用したこの銭湯も来るのは何年ぶりだろう。
以前と変わらぬ佇まいに懐かしさがこみ上げてきた。

広い湯船にザブンと体を沈める瞬間の気持ち良さったらよ。
奥の湯船から聞こえる気持ち良さそうに謡うおじさんの詩吟もイトオカシ。
あー、幸せって身近にあるもんだなあ。







ふるさと納税 北海道新聞社説に思う

2014-08-12 18:46:55 | インポート
ふるさと納税制度ができた当初、
「小樽市に100万円寄附してくれた方へ50万円相当の旅行券(宿泊券など)をプレゼントします。」
というキャンペーンしてみてはと提案したことを今朝の北海道新聞の社説を読んで思い出した。

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ふるさと納税 地方活性化は限られる 北海道新聞 社説8/12

 出身地や応援したい自治体に寄付をすると、居住地の住民税や所得税が一部控除される「ふるさと納税 」制度の利用が増えている。 背景には、寄付のお返しとして自治体が贈る特産品などを目当てにする傾向が強いことがある。 政府はこの人気に目を付け、近く打ち出す地方活性化策の柱の一つに、制度の拡充を据える考えだ。具体的には控除額を2倍に広げる案が浮上している。 しかし、制度の本質は地方自治体の税収という限られたパイを取り合う構図である。 このまま拡充を進めれば、ひずみだけが増幅しないか。そこに懸念を抱かざるを得ない。 「ふるさと納税」は寄付をすると、2千円の自己負担額を除く額が住民税や所得税から戻ってくる仕組みだ。控除の上限は現在、住民税額のおおむね1割という。 2012年、全国で寄付金額は約130億円だった。制度が導入された08年に比べ5年間で2倍近く伸びた。道内自治体でも増え、13年度には約15億円と初めて10億円を突破した。 道内トップは十勝管内上士幌町で、和牛のすき焼きセットなどの特典が好評で2億4350万円に上った。胆振管内むかわ町も「鵡川ししゃも」が呼び水となり、4500万円を集め上位に並んだ。 ただ、寄付金額のうち純粋に財政に寄与するのは3割程度という。特典の発送費や宣伝などの経費がかかるためだ。 地方自治体の多くは財政が厳しい。制度の利用促進に予算を割ける余裕のあるところは少ない。 だから、制度を拡充し、たとえ利用が増えたとしても、結局、貧しい自治体から貧しい自治体への税収の移し替えに終わらないか。 そもそも、ふるさと納税は寄付だ。継続される保証はなく、財源として安定性に欠ける。 同じ自治体に住み、同じ行政サービスを受けながら、ふるさと納税した人とそうでない人との間に、負担に不公平さが生じるという問題もつきまとう。 確かに、一部の自治体では特典で知名度が上がり活気が出ている。うまく活用すれば地場産業を盛り上げるきっかけにはなる。 しかし、現状は都市と地方の税収格差の是正という本来の目的はほど遠い。 政府に必要なのは、自治体間競争をあおることではなく、税財源の移譲や税制の抜本改正などを通じて、地方の税収増を図ることだ。それが本筋である。
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当時考えたキャンペーンとは、「高額寄付者には小樽市にVIP扱いでご招待させていただきます!」のイメージ。

他都市に先んじて制度化しPRすることがアドバンテージになり、さらに市内の旅行業者、宿泊業者、飲食業者との連携により、地場の商業振興にも大きく寄与できると考えた。

しかし、さすが突飛すぎたのか、以下の理由などから賛同を得られずに結局ボツに。

・税務署から「一般的な謝礼の範囲を超える」として現金換算して課税されるだろう。
・そもそも自治体の支出としてはどうなのか?
・事務経費や使途特定を捨象すれば、自治体としては寄付額と同額(-1円?)のプレゼントをする行為が合理的。すべての自治体がそのような行為を選択する状態で均衡に達すると考えるとゲームの理論。総務省が認めるわけがない。
・住民税の税額控除(特例部分)には所得割の10%という上限が設けられており、控除対象寄附金は総所得金額の30%(所得税は40%)という規制もあることから、一定の規制がかかるはず。

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今は常識外の発想が求められる時代。
うまく組み立てれば実現可能なのではと、今でもこっそり思っているのだけれど



地方勤務を義務付けないと地域医療は守れない

2014-08-11 20:53:00 | インポート
小樽市出身で札幌医科大学長 島本和明さん(67)への北海道新聞のインタビュー記事が興味深かったので、以下自分用メモ。

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研修後の地方勤務必要

①道内の医師不足は依然深刻で、札医大への医師派遣要請はまったく減っていない。
道北では循環器科や脳外科の医師が足りず、名寄市立総合病院には、遠く稚内からも患者が集まっている状況だ。

②2004年度に始まった臨床研修制度(新人医師に2年間の研修を義務づけ、研修先は自由に選べるようにした)は大学が地方に派遣できる医師を減らし、地域医療を破綻させた。以前は札医大の医局には毎年約100人が入っていたが75人ほどに減った。北大も旭川医大も同様の状況である。(大学が強制的に本人が望まない場所で働かせようとすると、「医局をやめます」と言われる。医局ばなれ)

③道は6年間の学費と生活費合わせて1200万円を貸与し、卒業後9年間のうち5年間を地方で勤務すれば、返還を免除する制度を入学者の一部(地域枠)に設けた。札医大では今春、この制度で7人が初めて卒業し、来春からは15人になる。旭川医大を合わせると、2年後からは毎年30人となる。

④医師の少ない地方の医療を守るため、札医大では1998年から幅広い病気に対応する「総合診療医」を養成するほか、昨年からは内科の専門医らが専門外の診療能力を高める教育も始めた。地域の医療に貢献する医師を育てていくことは使命だ。

⑤医師不足への危機感から、国もようやく医学部の定員増を認めるようになったが、単に数を増やしても医師が都会に集まるだけ。

⑥臨床研修後、医師に一定期間の地方勤務を義務づけるなど、国が強制力を働かせない限り、地域の医療はカバーできない。
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言いたいことはとどのつまり⑥、地方勤務の義務化でしょう。

若い研修医の立場だったら、稚内や網走や根室よりも、色々な悩みを相談できる同期の研修医がたくさんいて、すすきのもある札幌にいたいのは当然です。

病院は切磋琢磨し、「選ばれる地域」を目指すべきという意見もありますが、それだけでは限界があるでしょう。地域医療を守るためには地方勤務を義務付ける以外に現実的には選択肢はないと考えます。