小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

図書館で借りた本

2024-07-18 05:13:15 | 図書館
図書館で借りた本
 
 
現代をしなやかに生き抜くヒントとなる偉人たちのエピソード。
賢者たちの生き方を楽しく読みながら、10代の生活で具体的に役立つ、タフなメンタルのつくり方を学ぶ。
 
いやいや、50代の中年オヤジにも役立ちました。


 
デビットカードやICカード、携帯電話やモバイル機器、衛星放送を使っての決済。
当たり前になった決済のしくみを少しでも知っておかなければ。
 
時代についていこうとする中年オヤジ。
日々是勉強。


 

図書館で借りた本

2024-07-08 07:07:00 | 図書館
図書館で借りた本





近頃読書が進まない。
生活のリズムが狂っているからに違いない。
あれこれやることがあるからと言い訳せず、自分の生活リズムをしっかりとコントロールしたいものだ。



時間はつくるもの。
マネジメント



図書館で借りた本

2024-06-24 05:38:01 | 図書館
図書館で借りた本


毎年6月下旬に館内特別整理日 として休館となる小樽図書館。
今年は、6月21日(金)から6月28日(金)がそれに当たる。
数年前、これを忘れていて、本を1週間借りれず後悔したことがあった。
それ以来、6月下旬には気をつけていて、今年も大丈夫。
てゆーか、本買えよ、って?
いや、本は自体は要らない。
重くて、邪魔になるし、高いし、図書館が近くにあるから。
ただでさえモノに溢れがちな我が家。
これ以上本があったらどうなっちゃうのかと、本当に必要な本以外はすべて処分した。
近くに知の拠点があってよかった。
無料のサブスク、これ以上の公共サービスを自分は知らない。
って、ここまで書いていて同時に思う。
書店関係者の皆さん本当にごめんなさい。


図書館で借りた本

2024-06-23 05:59:02 | 図書館
図書館で借りた本
 









ともぐい、面白かった。
グロテスクな表現で、匂い、風向き、温度、感情の動きなどを、文字だけでこんな詳細に届けることができるのか。
映像であれば目を背けてしまうだろう。
そんなシーンをやすやすと描写してしまう筆力に感動すら覚える。
命とは何かなどという生易しい問いは一切持たず、獣の命を喰らい、ただひたすらに生きた主人公熊爪。
人間の生きる意味とは何か、動物の命とは何か、といった根源的な問いを、読後、静かに語りかけてくる。
第170回直木三十五賞受賞作品、傑作だ。
 
 

図書館で借りた本

2024-06-10 04:48:30 | 図書館

昨年7月に予約してた本が、やっと自分に回ってきました。

土日を使って一気読み。

村上春樹ワールドが全開で、読み応えがありました。

意識とは、脳の物理的な状態を、脳自体が自覚していることである、なるほど。

まだ20人近く待っているようなので、すぐに返却します。


すごい「書き方」の超基本

2024-05-23 05:12:54 | 図書館
図書館で借りた本
 
速く、正しく、感じよく伝わる
すごい「書き方」の超基本 添削数1万5000通!メールのプロに学ぶ
 
仕事が速い人が書くメール「10の鉄則」
1 「すべてのメールは“送ること”が真の目的ではない」と心得よ
2 情報量は少なすぎると不親切。でも、多すぎてもかなり不快
3 秒で「読みやすそう!」と思わせるには“内容”より“見た目”
4 一文は40~50文字以内。小見出しをつける
5 遠慮せず「具体的なアクション」を求める
6 返信の期限を守らせたい時は「その理由」も添える
7 「なぜ?」を伝えて、相手を動かす
8 「難しい言葉」より「いつもの言葉」で語彙力を上げる
9 文章を「考える時間」を1秒でも減らす
10 文章を「入力する時間」を1秒でも減らす
 
 
■単語登録
「いつも」▶いつも大変お世話になっております。
「さっそく」▶早速のご連絡ありがとうございます。
「おつ」▶お疲れ様です。〇〇です。
「ごかく」▶ご確認よろしくお願いいたします。
「おてすう」▶お手数ですが、よろしくお願いいたします。
 
 
■メールの基本と実例フレーズ

・キャンセル不可とのご連絡に大変困惑しております。
→「キャンセル不可とは聞いていません」を高圧的にならずに伝える場合。

・突然の企画変更に当惑しております。
→迷惑をこうむって困っている状況を伝える場合。

・○月○日まででしたらお引き受けできるのですが〜
→納期の交渉をする場合。

・代わりに○○○ではいかがでしょうか。→代替案で可能性を試す。

・差し支えなければ、可能な範囲でフィードバックをいただければ幸いです。
→「どこが悪かったんですか?」と責めることなく、次につながる点を聞く。

・弊社にお役に立てることがございましたら、お気軽にご相談ください。
→協力する姿勢を見せて要望を聞く。

■原因が明らかになるまで不用意に謝罪しない
・このたびはこちらの不手際でご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。
→このたびはご心配をおかけして申し訳ありません。

■感謝は具体的に
・○○さんからのアドバイスのおかげで、企画書を完成させることができました。
・相談に乗っていただき迷いが吹っ切れて、出版するという夢の一歩を踏み出せました。
・教わったプレゼンのコツを実践したところ、受注することができました。

 
 
 
こういう類の書籍をときどき振り返りで見返してみるってこと大事かも。
 
自分がメールで実践しているのは、
①返信は早く
②用件ははっきり分かりやすく(単刀直入に)
③迷ったと思ったら送る
 
メールは目的ではなく手段でしかない。
基本は6W+3Hの意識。
 
Who……誰が
What…何を
Why……なぜ
When……いつ
Where…どこで
Whom……誰に
How to……どうやって
How many…いくつ
How much……いくらで
 
 

汝、星のごとく

2024-05-21 06:11:58 | 図書館

図書館から借りた本。

昨年7月に54人待ちで予約した本が、10ヶ月経って、やっと自分に番が回ってきた。

図書館からの予約入荷のメールを受け、日曜日の昼、ラグビーの練習後、からまつグランドから自転車を飛ばして借りてきた。

自分の後ろには、まだ22人も待っているという。

それなら早く読まないと、とさっそく夜ベッドに入って読み始めると止まらない。

気がつけば、あっという間に夜中1時すぎになっていた。

眠らないと、と無理やり読むのを止めて、翌日、仕事から帰ってきて再び読み始めると、そこから一気に読了。

最近読んだ小説の中では抜群に良かった。

主人公の二人、暁海と病に侵された櫂とが地元の花火大会を一緒に見る感動のエンディングは、描写が切なく美しすぎて泣ける。

ーーーー

反射的に見上げた対岸の夜空に光が瞬いた。
思わず櫂の手を強くにぎりしめた。
応えるように、ほんの少し櫂がにぎり返してくる。
揺れながら地上から放たれて、ふいに姿を消したあと、遥か上空で花開く。
次々と打ち上がり、途切れ目なく重なり合う光と光。瞬きをするほんのわずかな間、とてつもない熱量で闇をなぎ払い、力尽き、尾を引いて海へとおちていく幾千の星たち。
綺麗だね。
櫂の手をにぎりしめる。
櫂はもうにぎり返してこない。
煌めきながら散っていく、あの星たちの中にいるのだろう。

ーーーー

タイトルはここからか。


自分の人生を生きる大切さ、本当の幸せとはなにか、人が生きる意味とはなにか。

根源的な問いを読み手に投げかけてくる作品だ。
繊細な心理描写が巧みで、登場人物の心の機微、わずかな表情の変化さえも、まるでその場にいるかのように読者に安々と想像させてしまう。
劇的なストーリー展開は、作者の高い洞察力とその確かな筆力によって支えられている。

本屋大賞受賞も納得の一冊。

流浪の月も読んでみたい。

間違いなくオススメの一冊。

15歳で1人で生きる決意、本屋大賞の作家・凪良ゆうさんを絶望から救った「物語」…STOP自殺 #しんどい君へ

15歳で1人で生きる決意、本屋大賞の作家・凪良ゆうさんを絶望から救った「物語」…STOP自殺 #しんどい君へ

【読売新聞】 今年、「 汝 ( なんじ ) 、星のごとく」(講談社)で2度目の本屋大賞を受賞した作家の凪良ゆうさんは、小学生の頃に児童養護施設に入所し、15歳で働き始め...

読売新聞オンライン


日曜日に借りて火曜日の朝には返す。

ときどき返却を忘れて延滞してしまうことがないわけではないぞんざいな自分ではあるが、人気本だけは最短で返却するよう心掛けているのは、図書館ヘビーユーザーとしての、せめてもの償いであり、ささやかな矜持なのである。


図書館で借りた本

2024-05-09 05:39:18 | 図書館
図書館で借りた本


先日行った歌志内出身の作家高橋揆一郎の作品を借りてきた。
北海道新聞文学賞受賞作「観音力疾走」と芥川賞受賞作「伸予」。
読み始めから一気に読み終えてしまえるのは、面白い小説の持つ習い。
2冊とも閉架となっていた図書だが、ネット予約しておいたところ、受付カウンターに用意してくれていた。
スマホさえあれば、予約から受取りまでとても簡単。
WEB図書館サービスは、利用者にとって便利でありがたい仕組みだ。





図書館さえあれば、歳を取ってもボケずに生きられるはずだ。
図書館が近くにあるって、大きなアドバンテージだと、本を返却し、予約本を受け取りながら改めて思う。

考えすぎない人の考え方

2024-05-07 05:06:08 | 図書館

たくさんのへえーがあった。

以下、なるほどと思った箇所を自分用メモとして。

  1. 不安やネガティブな感情は、考えごとをするほど強くなる
  2. 情報が多いほど、時間をかけるほど、人は合理的に判断できなくなる
  3. 忘れっぽい人、ものごとをざっくり記憶する人のほうが思考力は高い
  4. 考えないようにしようとするよりも、行動で打ち消したほうがいい
  5. 「やる」か「やらないか」の決断は、コインで決めても幸福度は変わらない
  6. 考えているときよりもぼーっとしているときのほうが脳は効率よく働く
  7. 過去のことを思い出すほど脳は老化していく
  8. 優秀な人ほど、優秀な人のマネをして行動や思考を効率化している
  9. 「フェイスブックをやめる」など入ってくる情報を減らしたほうが幸福感も増す
  10. そもそも、 世界は不安でできている
  11. 心配事の9割は起こらない
  12. 今抱えている不安は、 来年の今にはほぼ確実に忘れている
  13. 「今この瞬間」に意識がないとき 脳は不安を呼び込んでしまう
  14. じっくり腰をすえて考えるより、ぼーっとするほうが「考える力」は高くなる
  15. 「情報がたくさんあればいい選択ができる」わけではない
  16. なぜ、ヒトは「比較する動物」 になったのか?
  17. 「損しないように」と行動したとき判断ミスは起きる
  18. 思考を重視すると「利他的な行動」をとれなくなる
  19. なぜ、ニュースでは 悪い話ばかり流れるのか?
  20. イライラについて考える時間が長いほど、 イライラは増幅する
  21. 感情が乱されたときは 「10」数えてリセットしよう
  22. 八つ当たりされたときは 事実の「捉え直し」をしよう
  23. 感情を書き出すことで 不安は軽減される
  24. 衝動に駆られたときには 30秒の「タッピング」がきく
  25. やってはいけないことは、「情報を邪推」
  26. まわりがざわついている環境のほうが生産性は高まる
  27. 集中力を持続させるには 作業とは「関係ない動作」をするといい
  28. 思考の効率化のコツは 「自分好みの人」のマネをすること
  29. 1日10秒、呼吸に意識を向ける
  30. 思い出にひたると脳が老化していく
  31. ぼーっとしているとき脳は記憶したことを復習してくれる
  32. 75年間の追跡研究でわかった 幸福と健康を高める一つの方法
  33. 前向きに考えようとするとドツボにはまる
  34. 笑顔のストレス抑制効果と感情を変える力
  35. ネガティブな態度がなぜいけないのか?科学的な理由
  36. ポジティブな言葉は苦しみや痛みをやわらげる
  37. 笑うことは生命力も高める
  38. 年齢を重ねた人は笑いからアイデアを生み出せる
  39. 人と信頼関係を築きやすいのは観察力が高い人
  40. 人はじっとしているほど疲れを感じるようになる
  41. とりあえずジムに通ってみることで起きた8つの劇的な変化
  42. 「病は気から」の科学的根拠
  43. 「こうあるべき」と考える人は病みやすい
  44. 感情はいろいろと複雑なものを味わったほうが精神にいい
  45. コーヒーを飲むよりも階段をのぼろう
  46. とりあえず森へ行け
  47. いい睡眠はストレスをきれいに洗い流す
  48. 休憩中の歯みがきはその後のパフォーマンスを高める
  49. なぜ、女子は出かけるのに時間がかかるのか? の科学的な理由
  50. 子猫や子犬の写真を見ると集中力が高まる
  51. カラオケがストレスにいい科学的根拠

人は不安があるからこそ、「幸福」や「快適さ」「心地よさ」を求めていく。
では、日々幸せなことだけがまわりにある人は幸福なのでしょうか?
 
スペインのポンペウ・ファブラ大学の3万7000人を対象にした幸福と感情にまつわる調査。
喜び、畏敬、希望、感謝、愛、自尊心など9つのポジティブな感情と、怒り、悲しみ、恐れ、嫌悪、罪悪感、不安などの9つのネガティブな感情をそれぞれどれくらいの頻度で経験するかを答えてもらい、経験した感情と現在の幸福感などを調査した。
この結果、感じる感情が多様である・・・つまり、さまざまな感情がわきあがってくる人のほうが精神衛生的にも健康で、幸福度が高いことがわかりました。
つまり、ラクなことや嬉しいことだけを経験するのが幸せなのではありません。
さまざまなことを経験し、多様な感情を味わいながら、あるがままを受け入れていくことが究極の幸せである。
ビートルズの名曲「Let It Be」。「あるがままに」などと翻訳されますが、今ここにない何かを求めるのではなく、事実や感情をそのまま受け止めることから幸福の本質的な意味が見えてくる。
長期休みも最初は嬉しいものだが、あまりにもダラダラしていると喜びがなくなり、疲労感が出てきてしまう。
心底悲しい、悔しい! という思いを経験するからこそ、喜びに出会ったときの感動は増す。
会社などでつらい思いをするなど不遇な経験をするからこそ、理想的な環境に出会ったときの感謝も大きくなる。
 
同様のことは、ノーベル経済学賞を受賞した心理学者ダニエル・カーネマンも指摘している。
幸福には「満足感」「性格的特徴」「感情」「感動や興奮」という4つのカテゴリーがあるとし、単純な基準は存在しない。
さらに、「喜びの追求は一時的に幸せになれるが、全般的な幸福感を長時間維持するうえでは効果がない」とも言う。
つまり、幸せというのは複合的な要因でできていて、「これをすれば幸せになれる」という行動でカバーできるものではない、ということ。
お金であれ、趣味であれ、人間関係であれ、何かで満たそうとするのは一瞬の逃避に過ぎない。
「誰より上だから幸福」「誰より下だから不幸」といった相対的な幸福も本質的なものではない。
 あくまでも、人生経験の中で身につけていく自分だけの尺度。
その意味では、他人との比較ではなく、自分の内面(感情、性格、欲求、習慣など)さまざまな角度で見つめていくことが重要だと言えます。
喜びや快楽を追求しても幸福にはならない。
 


良書おすすめの一冊。

図書館で借りた本 人間は堕落する

2024-05-01 05:32:13 | 図書館
図書館で借りた本




図書館のシステムがリニューアルされ、本を借りる際、受付で利用者カードは不要となり、代わりにスマホ画面をかざせば良くなった。
なんと便利なのでしょう。
財布をカバンから取り出し、チャックを開けて中からカードを取り出すだけのことが、こんなにも煩わしいものだったのかと、図書館の受付でスマホ画面をかざしながら思い知ると同時に、そんな簡単なことですら煩わしいと感じるようになってしまった自分のことを、わずか100年前に生きた先人たちが見たらどう感じるのかと、坂口安吾の堕落論を思い出しながら考えてしまった。


人間は堕落する。
義士も聖女も堕落する。
それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。
人間は生き、人間は堕ちる。
そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。
(中略)
人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。
そして人の如くに日本も亦堕ちることが必要であろう。
堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。
政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である。
(坂口安吾「堕落論」)


堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。
なんて深いい言葉だろう。




図書館で借りた本

2024-04-28 06:57:36 | 図書館
図書館で借りた本
 
 
読み出したら止まらない。
芥川賞受賞作にふさわしい傑作と感じました。
 
作中のマサキ・セトによる「ホモ・ミゼラビリス 同情されるべき人々 完全版」に寄せての序文は、考えさせられました。

「世の中には特権を持たずに生まれてくる人がたくさんいます。良いことをしても誰からも褒められず、むしろ、生まれてきたことを否定されながら大人になる人々がいるのです。そうした人たちは、報酬系と呼ばれる脳の神経ネットワークが正常に育っていない場合がほとんどです。たとえ良いおこないをしても、あなたのように正常にドーパミンが出ないので、幸福な気持ちになること自体が少ないのです。あなたとは見えてる景色、思考の前提があまりにも違いすぎる。幸福な未来を想像しようにも、そもそも幸福がどのような状態なのかがわからない。守るべき幸福がなければ、罪を犯すハードルは恐ろしいほど低くなる。他人の幸せを想像する力がなく、幸せを奪うことに対して罪の意識自体が生じにくい。つまり彼らは、犯罪者、加害者である以前に、元被害者であるケースが圧倒的に多いのです。本人が被害者であることを周りにうまく説明できなかったために、誰からのケアもサポートも受けられなかった、かわいそうな元被害者なのです。そんな彼らとあなたが、同じ世界の、同じ法律、ルールの下で、同じ人間として生きていかなければならないというのは、あまりにもアンフェアで、残酷な仕打ちではないでしょうか?」

 
 
 
面白い小説あるあるで、一気に読了。
おすすめの一冊。
 
 




図書館で借りた本

2024-04-20 15:19:21 | 図書館
図書館で借りた本
 






 
 
科学がつきとめた「運のいい人」
 
自分を大切にしている人はほかの人からも大切にされるのです。
逆に、自分を粗末に扱っている人は、他人からも粗末に扱われるようになってしまうのです。
たとえば、あなたの目の前に2台の車があるとしましょう。
1台はピカピカに磨かれた車で、もう1台は汚れていて車体に叩かれた跡がある状態です。
もしあなたが「この2台の車のうち、どちらかを棒で思いきり叩いてください」と言われたら、あなたはどちらの車を叩くでしょうか。
おそらく多くの人が、汚れている車を選ぶと思います。
これは心理学の「割れ窓理論」(軽微な犯罪がやがて凶悪な犯罪を生み出すという理論)でもいわれていることですが、人にはある特定の秩序の乱れがあると、それに同調してしまうところがあります。
たとえばゴミひとつ落ちていないきれいな道にポイ捨てするのは気が引けますが、ゴミがたくさん落ちている道の脇なら「1個ぐらいなら捨ててもまあいいか」という気になる。
すでに秩序が乱れている場所があると、さらに秩序を乱すことへの心理的抵抗が少なくなるのです。
実は、これと同じことが、人に対しても起こるのです。
自分を大切にしている人を粗末に扱うのは抵抗があります。
しかし自分で自分を粗末に扱っている人には、こちらも同じように粗末に扱ってもいいような気がしてくる。
身なりのきちんとした人には思わず敬語を使いたくなりますが、身なりにあまりに無頓着な人にはその気はなかなか起こりません。
つまり、ほかの人から大切に扱われるようにするには、そして、周囲の人と良好な人間関係を築くためには、まずは自分で自分を大切にする必要があるのです。
ナディーヌ・ロスチャイルドの言葉を借りれば、「自分で自分を好きになれるように、自分に心を配る」のです。
 
 
私たちは常識をどのように扱えばいいのでしょうか。
それには、社会のルールや常識をいつも絶対正しいと思わずに、相対的なものととらえる心がけが必要でしょう。
もちろん、社会のルールや常識を守らなければならない場面は多々あります。
しかし場合によっては、人の話を聞かずに状況に応じて行動したほうが、自分のためやまわりのためになることがあることを忘れないでほしいのです。
このとき大切なのは、社会のルールや常識を自分より上のものとみなさないこと。
いちばん大切にするべきなのは自分なのだ、と考えることです。
 
 
アメリカ・フロリダ大学のチームの研究によると「しあわせな人はお金を稼ぐチャンスに恵まれる傾向にある」という結果が報告されています。
私たちはお金に困らない人を見ると、「お金があってしあわせな人だな」と思いがちですが、実際は「しあわせだからお金に恵まれている」かもしれないのです。
 
 
たくさんのへえーがありました。
おすすめの一冊。
 
 








図書館で借りた本

2024-03-24 05:27:42 | 図書館
図書館で借りた本
 



なるほど、さみしさとは、集団生活が必要な人間が進化の過程で身につけた本能だったのか。

そう考えると少しは気が楽になるな。

へえーがたくさんありました。

 

ーーーー

集団をつくり、社会生活を営むわたしたち人類のなかで、さみしい・孤独だと一度たりとも感じたことがない人は、おそらくいないのではないでしょうか。

集団をつくる生物は、孤立すればより危険が増すため、さみしさを感じる機能をデフォルトで備えているはずだからです。

さみしさは人類が生き延びるための本能であり、心の弱さではありません。

本書では、脳科学的、生物学的な視点から、なぜ、さみしいという感情が生じるのかという問いに焦点をあてていきます。

また、なぜ、さみしいという感情をネガティブなものと捉えてしまうのか、その科学的要因、社会的要因からも考察していきます。

すべての感情には、意味があるはずです。

であれば、さみしいという感情が生じたときにも、無理に抑え付けたり、なかったことにしたりするのではなく、「そこにはどんな意味があるのか」を考え、理解していくほうが、この感情をスムーズに扱えるのではないでしょうか。

さみしさの扱い方に慣れ、その生じる仕組みを理解することで、さみしさを必要以上におそれることなく、振り回されることもなく、上手に付き合いながら、長い人生をより豊かに、穏やかな気持ちで過ごしていくことができるようになるはずです。