アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「浜岡再開」「浜岡全面停止」…これ、同一人物の言葉!

2011年05月21日 | Weblog
 菅首相が、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の全面停止要請…これにはびっくりしました。斬られ与三郎状態の菅さんにまだ余力が残っていた!
 四面楚歌の菅さんの他に、何とも危うい人が浮上してきました。
 私は、「富士山は誰のもの?」という小論文(早い話がブログ…)を書いたことがあります。そこで問題にしたのは、静岡県の「富士山の日条例」。
 ○ 山梨県と連絡を取らずに成立させてしまったところがおかしい。
 ○ 2月23日に行われた、「富士見の式典」の日を休校にするよう学校へ通達したのがおかしい。
 ○ 「富士見の式典」で行われたパネルディスカッションのパネリストに、川勝平太静岡県知事がいた。これはおかしくはないが、川勝知事は、「富士山の日条例関係の総責任者」…ひょっとして、出たがり?

 浜岡原発の全面停止に関わり、「だいじょうぶかぁ?」と、周囲を心配させているのが、「富士山の日条例男」の川勝平太静岡県知事。発言をずっとチェックしてきたのですが、「ブレ」というより、ものの見事な朝令暮改。朝令暮改って「ブレ」じゃないのかって?違うと思いますよ。「ブレル」は、ラ行下一段活用(これ懐かしいでしょう)。あれこれ揺れ動くことです。川勝さんの場合、あれこれではなく、一直線に正反対の発言になっております。

 「困っている人を助けることが必要だ。(浜岡原発を)止めたら、助けに行くことができない。ですから、今、止めることはできない(3月22日)」…これ、どういう意味?「原発を止めない」ということであることは確かです。
 「(早期再開の方針を説明する水野明久・中部電力社長に対し)決断をすれば尊重したい(3月24日)」…こ、これは、運転再開を容認する発言ですよ。
 「3号機は、津波対策を万全にしない限り運転再開は難しい(3月30日)」…対策を講じれば、3号機の再開はOKととれる発言ですね。
 「より安全な方向に、今まで以上に思い切って踏み込んでいく姿勢を中部電力でも考えていただきたい(4月12日)」…あれあれ、中部電力の方針を支持するんじゃなかったの?
 「3号機を動かす論理を立てることすら難しい。だれもが安全だということがない限り、3号機の再開は難しい(4月25日)」…出ました!NO!デスネ。
 「ソフト面、ハード面、いずれにおいても東日本大震災を受けての対応はできていない。今の状況で(3号機の)7月再開は極めて厳しい(4月28日)」…ハイハイ、極めて厳しくNO!デスネ。
 「津波対策は付け焼き刃、極めて不十分。国の指針をクリアしても、すぐには3号機は動かさない。3号機が動けないとなると、4号機、5号機も動かすのは難しい。このままで行くと自然死する(5月5日)」…3月の発言の正反対のことを言っています!
 「安全性確保に対する地元の要望を最優先した菅首相と海江田経産相のご英断に敬意を表する(5月6日)」…この発言が、もっともおかしい。「地元の要望が全面停止要請」だったの?「地元=知事」ではないのか?知事は、「中部電力が再開を決断すれば支持する」と言った。全面停止なのか原発再開なのか?どっちなんだーっ!
 そ、そ、そしてとどめのセリフ…「中部電力が首相の全面停止要請を受け入れたことは、日本のエネルギー政策史上、歴史に残る決断。敬服した」…もうバカバカしくて、ツッコミ入れるのヤーメタ!

マラウイ国民のエンテレヒー

2011年05月20日 | Weblog
 2009年の日本の平均寿命は83歳で、前年と同様、イタリア中部の内陸国サンマリノと首位を分け合った。日本は、女性の平均寿命では86歳で単独首位を維持。男性は80歳でサンマリノ(82歳)に次いで2位。(WHO2011年版の「世界保健統計」)
 また、WHOは、喫煙率が比較的高い現状のままでは「日本は(平均寿命82歳の)オーストラリアに長寿世界一の座を譲るかもしれない」と警告している。警告されてしまっていますが、寿命のニュースの度に考えるのが、「エンテレヒー」です。

 ニック・ブイチチさんは、「エンテレヒー」なのか?乙武洋匡さんは?
 550gで生まれた小学1年生の子。ひときわ小さく、細い手足。不釣り合いに大きな頭。メガネをかけているが、どこまで見えているのか?この子のエンテレヒーはどんな状態なのか?
 我が家の前に、チョコボールの空き箱を捨てた爺さまは、エンテレヒー?

 「エンテレヒー」をどこから引っ張り出してきたかというと、ゲーテです。アリストテレスが使った言葉と知ったのはそのあと。
 私の解釈としては、「可能性が開花した状態」。
 ゲーテがどう書いているか。「…未来の自分が偉大なエンテレヒーとしてあらわれるためには、現在もまたエンテレヒーでなければならない」。
 アリストテレスは、「植物の種子を可能態とすると、その可能性が形になった成木の状態が完成態(エンテレヒー)」。

 いずれにしろ、簡単な日本語で言い表すことは出来ません。自画自賛ですが、私の、「可能性が開花した状態」は、けだし名訳かと。「あるものの内在する可能性が実現した状態」という長いフレーズを「エンテレヒー」と、一語で言い表せるので、大変便利。

 そこで問題なのは、「自分自身のエンテレヒー?」。定年退職したので、エンテレヒーなのか?それとも、寿命があるうちはまだエンテレヒーではないのか?
 ゲーテは言う。「…未来の自分が偉大なエンテレヒーとしてあらわれるためには、現在もまたエンテレヒーでなければならない」

 日本の学者さん(名前をわすれてしまいました)が、「エンテレヒーは、活動力。この世で十分に活動してこそ、来世がある」…来世ときたもんだ!
 結局、一生懸命生きていることが、エンテレヒーということかねえ。

 平均寿命が最も短いのは、マラウイ(アフリカ南部の内陸国)で、47歳。マラウイの皆さ~ん、エンテレヒーを体現してください。

 ビンラディンを宇宙葬にという選択肢は…な、なかったね

2011年05月19日 | Weblog
ビンラディンが米海軍特殊部隊SEALSに頭部を撃たれた。そこまでは、「ああそうか!」と納得しました。が、ニュースの続きで、「遺体は、アラビア海北部で海に沈められた」と。俄には、「水葬された」とは思えませんでした。ビンラディンと水葬は結びつかなかったもので。それにしても米政府、素早い対応でした。どうしてかなぁ?

 米政府はこのことについて…
 1 イスラム教の慣習で、遺体は死後24時間以内に埋葬しなければならないとなっている。
 2 24時間内に土葬を受け入れる国を探すのは困難だった。
 3 アラビア海上の米空母カール・ビンソンに移した遺体を清め、白い布で包み、重りが付いた袋に入れた。
 4 乗員がイスラム教の祈りの言葉を読み上げ、通訳がアラビア語で繰り返した後、海に投下した。
 5 遺体の搬送が難しい場合、洋上の死者、戦いの犠牲者を水葬するのは珍しいことではない。

 説明に相違ないのでしょうが、はじめから「水葬」を予定していたと思います。 「土葬」では問題が起こってくる。いわゆる、「聖地」を作ることになります。
 チベットが近いので、「鳥葬」…鳥葬は、鳥に布施することにより、さらなる善行を積もうという考え方。鳥が食べやすいように死体を解体するのですが、その役目、つまり鳥葬職人を手配できるかどうかが問題。
 「風葬」の場合、風化する前にタリバンに遺体を奪還されてしまいます。

 日本における水葬は…現在は刑法190条の死体遺棄罪に該当します。しかし、BUT!例外があります。日本船籍の船では、船員法15条に基づいて、船舶の航行中に船内の人間が死亡した時に、船長の権限で水葬を行える。と、なっています。もちろん、ただ海へ「ドボーン!」ではなく、細かな決めごとがあります。
 決まりの中に、「遺体が浮き上がらない処置を講じた上で相当の儀礼をもって行うこと」という一項があります。米政府が、ビンラディンの遺体を丁重に水葬したわけが分かりました。水葬の礼儀は、インターナショナルのようです。

 インドは、「水葬、火葬、土葬、林葬」の四葬があります。水葬は、海ではなくガンジス川に流す。ガンジス川は、「再生をもたらす」という輪廻転生の思想があります。沢木耕太郎が、インダス川沿いで火葬を見たことを書いておりました。櫓を組んで、その上に死骸を載せて火を点けるようです。「林葬」は、早い話がほったらかし。死骸を林の中に放置して鳥獣に食べさせる。それって残酷じゃないかって?インド人に代わって弁護させていただくと…その段階ですでに魂は別のところへ行っていますから、単なる肉の塊なのです。ですから、鳥獣に食べさせるのは残酷でもなんでもないのです。

 最近、「宇宙葬」が行われるようになってきました。遺骨をロケットに載せて宇宙に葬る…実際は、数グラムの遺骨なのですがね。ロケットによっては、地球の重力圏を離脱できず、地球周回軌道に乗せられる事が多いらしい。遺骨を載せたまま永遠に地球を回るのかというとそうでもない。上層大気からの抵抗によってロケットは高度を下げ、最終的には大気との摩擦によって「火葬」される(燃え尽きる)こととなるのです。

 ビンラディンを宇宙葬にすればよかったんじゃないかって?
 ビンラディンの宇宙葬の場合…、火葬して遺骨を拾う時間がなかった。それで、遺体のままロケットに載せることになったでしょうから…地球の重力圏を出てしまったら永遠に宇宙を彷徨うわけで、これは怖い。そうなったとき、ビンラディンの遺体を回収すべくタリバンが宇宙開発に乗り出す…ん、なわけないか?結局、水葬でよかったということでしょうか。

募金する人は、募金活動をしている人に対しサイフを開ける

2011年05月18日 | Weblog
 私もこの頃、急に忙しくなって…何をやっているか?またまた、「長」が付く役職に就任したのです。
 「町内会の班長だろう」って?そ、それは三月で終わり。四月からは、「緑の少年団副団長」です。
 「少年団じゃなくて老年団じゃないか」って?オイオイ!団員は、少年少女なんです。団長、副団長、スタッフは大人です。副団長の手当てはいかほどかって?無報酬です。無報酬はいいですよ。いつやめても文句を言われないから。「団長」ならカッコイイので地位に固執するかも知れませんが、「副団長」ですから…窓ガラスをふく団長。茶碗をふく団長。テーブルをふく団長…ふく団長って大したことないんです。副会長も大したことない。「トイレでお○りをふく会長」とか揶揄されます。副大臣も、「ティッシュでよだれをふく大臣」ですから大したことはない。

 閑話休題。緑の少年団の結団式のあと、「東日本大震災被災者への義捐金の募金活動」をしました。募金をしたことはあっても、「募金を宜しくお願いしまーす!」という側に立つ経験は初めて。
 そこで、募金活動に関わることわざを作り出しました。

 「募金に応じる人は、被災地よりも、活動をしている人に対しサイフを開ける」です。
 緑の少年団員(小学生)が声を張り上げて、「東日本大震災に義捐金をお願いしまーす!」と叫ぶと、30m先の人たちが、バッグを開けて小銭を探しはじめます。確かな数字ではありませんが、募金率は、85%というところでした。
 田舎町のショッピングモールでの、わずか30分間の募金活動。子供達の数は15人。さて、いくら集まったでしょうか?
 A 1万円、  B 2万円、  C 3万円、  D 4万円
 正解は、4万円(厳密には、42,181円)。

 私は責任者として、柱の陰に隠れて様子を見ておりました。何とも、子供達を働かせて搾取する悪人のような心情になりましたよ。鵜と鵜匠の関係のような。

子供の力は凄いです。70歳代後半の女性が、募金箱に40円を入れてくれました。女性はそのあともその場を離れないのです。5mほどの距離をおいて、涙を浮かべて、子供達の「…お願いしマース」「ありがとうございました」を聞いていました。そして、いつのまにか居なくなりました。しかし、また現れたました。スーパーからバナナを買ってきたのです。子供達のぶんと、私のぶんまで。

 私にババナを託した、その70歳代後半の女性は、「わたし…、こ、こ、子供たち…バ、バナナ…」言葉になっていませんでしたが、何を言いたかったのかは解りました。おそらく、暮らしは質素だと思います。しかし、子供達に何かをしなければ気が済まなかった。思いを形にしたかった。それがたまたまバナナだった。私はそのバナナを抱えて柱の陰に立っていました。募金活動の子供達は、大震災に関わってはうわべの情報しかないでしょう。募金活動の意味だって分からない。それなのに、なぜ人々を感動させるのか?なぜ30m手前からサイフを開けさせるのか?なぜバナナを買わせるのか?
 邪念、邪心がなく一生懸命であることが伝わるからでしょう。私も、子供達の声に背筋がゾクゾクしました。バナナの老女の心にも泣かされました。

 子供達は声をからして叫んでおりました。

報復合戦のゴングが!そして、TTPによる第一の報復が…

2011年05月17日 | Weblog
 「国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン死亡」このニュースを聞いたとき、何がどうなったかわからなかったです。自殺?病死?事故死、戦死?餓死?…
 米海軍特殊部隊SEALSが、イスラマバード近郊の住宅に潜伏していたビンラディンを数機のヘリコプターで急襲。ビンラディンとその側近たち数名を殺害した。ここまで聞いて、全てを理解しましたが…。

 ビンラディンを殺害…間違いなく復讐されます。すでに、「第一の報復」がありました。パキスタン兵士80人がイスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)による自爆テロで死亡(5月13日)。ほかに140人が負傷した。 報復の対象は、パキスタンと米国へ向けられるわけですが、いずれ日本(人)も巻き添えを食うでしょう。
 「勝利した!」と大はしゃぎの米国民を見て、このあと、報復合戦がづづくのに…と、暗澹たる気持ちになりました。もっとも、殺害せずに「逮捕」したとしても、「奪還」作戦がとられるでしょうから大量に犠牲者が出る。華僑ですら入らないといわれている圏内。そこへ入り込んでアルカイダの指導者を殺害してしまった。底なし沼に足を突っ込みました。

 米国は、「アフガニスタン・パキスタン(アフ・パキ)戦略」、つまりアフガニスタンとパキスタン両国への対策を同時に進める戦略をとってきました。
 なぜかというと、パキスタン国内に過激派の「聖域」がある限り、いくらアフガニスタンに米兵を増派しても意味がないから。
 アフガニスタンには10万の兵力を派遣しています。パキスタンへは、CIAです。パキスタンには、「アルカイダ」「タリバン」「ハッカーニ・ネットワーク」など、過激な武装勢力が拠点を持っています。それを潰さなければなりません。CIAは、諜報活動のほか、パキスタン軍の訓練、無人機プレデターによるミサイル攻撃を行っています。ビンラディンの潜伏先も、CIAがつきとめたのでしょう。

 米国とパキスタンの関係ですが…
 オバマ政権はビンラディン殺害作戦という「ショック療法」を通じて、パキスタンの反米勢力を弱体化させ、米国の対アフガン作戦に協力させる方向に追い込むことを狙っていたとの見方があります。おそらく、そのつもりだったでしょう。しかし、現実にはまったく逆の方向に進む可能性が高くなりました。

 米国とパキスタンの関係はグズグズしてきました。1月には、「デービス事件」がありました。どんな事件だったか?CIAの契約スパイ、レイモンド・デービスがパキスタン人2名を射殺した事件(パキスタン東部のラホールという町)。この事件で、米パの協力関係は凍結となりました。それにしても、CIAが、プロのスパイ業者と、スパイ契約を結んでいた!「007」を思い起こしました。
 3月には、CIAが無人機で北ワリジスタンという地域を攻撃した際、パキスタン人40人を巻き添えにしてしまいました。こうなっては、もう修復不能…。

 そんな中で、パキスタン政府に通告なしに、ビンラディンを攻撃した。「パキスタン政府に話せばアルカイダに情報が筒抜けになるのでパキスタンは外した」と。パキスタンは、「米国の横暴を許せない」。米国は、「パキスタンに対する不信感の増大」…これは、またまた新しい問題の発生です。

 日本にとっても、高見の見物を決め込めない…私ども日本国民にも火の粉がバンバン降りかかってきます。終わりがない戦いというところがつらい。
 かすかな光明として、若者を中心の民衆運動が、中東の封建的な体制を揺さぶりはじめているということ。そうなると、ビンラディンにはすでに用はなかった。用なしのビンラディンの復讐のために、自分たちの命を捧げるのはバカバカしいと思ってくれたらいいのですが。

国歌斉唱時の起立 当然です!

2011年05月16日 | Weblog
 大阪府、学力も体力もかなり低い。橋下知事の怒りは当然です。
 どうして?原因は、明確です。「強制」が出来ない教育は、成果を上げることなど出来ないからです。大阪府は強制教育が出来ないのかって?できていないようです。

 入学式や卒業式の国旗掲揚、国歌斉唱の実施率は、100%(大阪府教育委員会)…これは実態に目をつぶって作り出された偽りの数字だという。国旗が掲揚され国歌が流れているという形さえ整っていれば、指導や斉唱の事実がなくても「実施した」ことにしているだけのこと。つまり、虚偽。
 教育関係者は、「あはは!よくあることでしょ!」と、言うでしょう。教育関係者でなければ、「どういうこと?」と、状況がつかめない。

 国旗が、講堂かステージの隅っこに、少しだけ見えれば、「国旗掲揚!」です。国歌も、メロディーのCDが流されると、「国歌斉唱!」。だから、実施率100%。しかし、100%は偽りの数字ということです。
 このような、(地域格差は非常に大きいですが)「戦後教育」の潮流は、年月をかけて多くの日本人から「国家観」や「愛国心」を喪失させてしまったのです。そ、そして情けないことには、国旗国歌法の制定に反対した人たちが、首相や国務大臣になっている…誠に異常な事態に至っているのです。

 そういう伏線の元、橋下徹大阪府知事が代表を務める、「地域政党・大阪維新の会」が、大阪府立学校の入学式や卒業式の国歌斉唱時に起立するよう教員に義務づける条例案を府議会に提出する…。維新の会は府議会の過半数を占めていますから、可決は確実。同様の条例は全国でも例がない。

 大阪府教育委員会、9年前から、国歌斉唱時の起立を府立学校に通達しています。しかし、BUT!「強制は教育上ふさわしくない」などとして従わない教員がいる。通達では大きな効力がないから、条例にする…。
 非常に情けない。喝です。橋下知事に喝かって?イエイエ、国歌斉唱時に起立しない思考力ゼロどもに喝です!(喝ではもったいない、渇でいいかな)国歌儀礼も出来ずに、教員やってるんじゃないよ!条例違反でみっともない処分をされる前にとっとと辞めたら良いのに!「条例が出来た。処分が怖いから起立する」…そのようなみっともないマネだけはするなよ!

 大阪府の実態として、儀式における国旗掲揚、国歌斉唱を「戦争賛美」とするのだそうで…組合員の先生のみならず、非組合員の先生でも、儀式で国歌を斉唱する先生は極めて少ないのだと。国旗国歌の指導をまともに行うこともほとんどないのだと。そのため、児童・生徒の多くは国歌を歌わないし歌えない。アレアレ教えないんだ!?これだもの、学力が高くなるはずがない!

 「起立しろ条例」は、窮余の一策。批判はしません。大阪府はとりあえずやったらいい。ただ、他に道はないのか?思考力がない教員に、国旗掲揚、国歌斉唱の大切さを身に沁みて感じさせるのは、国民が意思表示する必要があります。どすればよい?
 祝祭日に、家庭が国旗を掲揚するのです。私は35年続けています。町内会では残念ながら国旗を出している家が少ない…と、いうかゼロ…。
 ここからです。みんなで祝祭日には国旗を掲揚しましょうよ。なお、アメリカの旗屋さんでは、星条旗を買う場合、20%OFFで免税でした。日の丸も買いましたが、割引なしで、しっかり税金を取られました。

大震災を乗り越えた命を、避難所で散らしてはなりません

2011年05月15日 | Weblog
 現在なお、11万人以上の方が避難所で暮らしておられる。食事は、おにぎり、パン、インスタント食品が多いという。石原軍団に常駐していただきたいもの…。石原軍団も一カ所にしか行けないので…どうにも、しょうがないですね。
 インスタント食品と聞くと、「ラーメン」しか思い浮かばなかった私ですが、すさまじいばかりのラインナップ。わけが分からないものやツッコミを入れたいものがあります。少しだけ御紹介しますと…

 楽メシ・マジックライス・お赤飯・カレーピラフ・炊き込みご飯・ちらし寿司・マジックパスタ(ソース付)・カルボナーラ・ナポリタン・ペペロンチーノ・えびピラフ・しそわかめご飯・鮭茶漬け・梅茶漬け・わさび茶漬け・五目ご飯・大豆ひじきご飯・山菜おこわ・ドライカレー …

 東日本大震災から2か月。長引く避難生活で亡くなった被災者が500人を超えてしまった。70~80歳代の人が殆ど。死因は、第一に、「ストレス死」だという。そして、「心筋梗塞」「脳梗塞」「肺炎」「循環器疾患」が続く。

 避難所での死の引き金になっているのは、「食事」であることは間違いないでしょう。炭水化物と、インスタント食品が2か月も続けば、栄養失調症になるのは間違いない。
 炭水化物をエネルギーに変えるには、ビタミンB群が欠かせないが、体には数週間しか蓄積できない。肉や野菜などが届かない所では、とっくにビタミン欠乏に陥っているでしょう。ビタミンだけでなく、たんぱく質不足が続けば、筋力が落ちる。悪循環のスパイラルに翻弄されていく。

 ビタミンもたんぱく質も摂れない状況であれば、せめて減塩して脳卒中、心筋梗塞のリスクを軽減しなければなりません。カリュウムの多い食品も塩分対策に有効(野菜…果物)。インスタント食品の塩分量は、半端じゃありませんから大変です。インスタントラーメンなどは、汁を捨てると良いので割と簡単に減塩できます。もっとも、意志が強くなければ、塩の魅力に勝てないでしょうけど。マジックライスやマジックパスタの塩分制限はどうしたらいいのでしょうか?マジックで制限できるといいのですがね。などとのんきなことを言っていられない状態ですね。

 栄養士さんを、各避難所に送り込みたいものですが、11万人超の避難者に対応できる栄養士さんの数って…!
 大震災を乗り越えた命を、避難所で散らしてはならないのですが。

熊より鹿が怖い

2011年05月14日 | Weblog
 ゴールデンウイークに、「2640km」走破しました!
 2640km…これは、北海道の宗谷岬から直線で出発して、日本列島最西端の与那国島が見えるところまでの距離です。少なくても、佐多岬を越えています。年間1万km程度しか走行しないので、今年はゴールデンウイーク中に、3か月分を走行したことになります。

 新千歳空港から、北へ向かって高速道路を走っていたとき…
 高速道路が50km規制になっておりました。故障車がある場合は速度規制はありませんので、「事故かな?」と、思いながら走っておりました。パトカー数台が見えましたので、野次馬の本領発揮!徐行…最徐行…。
 なんと、大きな鹿が2頭横たわっておりました。およそ300~400kgの鹿。小さめのサラブレットのサイズ。高速道路へ群れで飛び出し、2頭が車に跳ね飛ばされて即死…そんなところでしょう。
 案の定、高速道路の電話のところに停まっていた車のバンパーはつぶれ、ボンネットは大きくめくれ上がっておりました。廃車にするしかない状況。運転していたと思われる人は、携帯電話で話をしておりましたので無事だった様子。携帯電話があるのにどうして高速道路の非常電話のところに停まっていたのかって?事故直後、非常電話で通報して、そのまま動かなかったからでしょう。

 「落石注意」も困る。どうしたらいいか解らないから。「動物に注意」も、困ります。落石より、始末が悪いかも。
 北海道の高速道路の場合、動物の侵入を防ぐ金網が張ってあります。それをモノともしない動物たち…。

 何が問題か?鹿が原因で、人が生命の危機に曝される状況があるということです。車で走っていて鹿にぶつかる…生きていれば幸いですよ。友人の中には、ボンネットの上に乗った鹿が足を滑らせた。鹿の足がフロントガラスを破って運転席へという事故に遭った人も!…びっくりしますよ!鹿は、足を運転席から引っこ抜いて逃げたので、友人にケガはなかったのですが車の修理にお金がかかった。
 身内の話で申し訳ないが、家内が北海道釧路市近くの山中で、鹿の群れの中に突入したことがありました。国道を走行中に数頭の鹿が車の前後に現れた。急ブレーキはむしろ危険と判断し、息を殺して走行しているうちに、鹿がみるみる増えて100頭ほどに。私は助手席で居眠りをしていましたが、もちろん寝てもおられず…かといって、何も出来ずに…群れが見えなくなるまでの数分間、固唾をのんで、心臓を止めておりましたよ。

 北海道旅行で、「熊」が怖いが、「鹿」も怖い。なお、北海道へ初めてきた人など、熊が辻々に潜んでいると思っているふしがありますが…それはないです。

キャンディーズの思い出 ~お祝い返しは美味い菓子~

2011年05月13日 | Weblog
 元キャンディーズの「スーちゃん」が亡くなって…キャンディーズが日本の文化だったことが解りました。NHKニュースでも、「元キャンディーズのスーちゃんこと女優の田中好子さんが…」と、アナウンスしておりました。確かに、「スーちゃん」と言ってました!NHKですら「スーちゃん」ですから!
 と、ところが、告別式の弔辞で、キャンディーズ時代の同僚だった「ランちゃん」こと伊藤蘭さんは、「スーさん」と呼びかけておりました。もっとも、改まった場で、55歳の人に、「ちゃんづけ」もないですがね。

 私としましては、「スーさん」には、ちょっと驚きました。なぜなら、私にとって「スーさん」とは、鈴木一之助さんのことでしたから。知らない?浜崎伝助(ハマちゃん)が勤める鈴木建設の社長ですよ。釣り好きで、ハマちゃんを釣りの師匠と仰ぐ人。田中好子さんと三国連太郎さん…スーさんつながりがあったとは!

 それはさておき、キャンディーズには思い出があります。
 「微笑みがえし」という歌がありました。

 春一番が掃除したてのサッシの窓に
 ほこりの渦を踊らせてます
 机 本箱 運び出された荷物のあとは
 畳の色がそこだけ若いわ
 お引っ越しのお祝い返しも
 済まないうちに またですね
 罠にかかったうさぎみたい
 いやだわ あなた すすだらけ
 おかしくって 涙が出そう
 123(ワンツースリー) あの三叉路で
 123 軽く手を振り
 私達 お別れなんですよ

 この歌を初めて聴いた友人が、ポツリと言いました。
 「よっぽど、美味い菓子食ったんだべなーっ!」
 ど、どうゆうこと?

 「おかしくって 涙が出そう」という歌詞を、「お菓子食って、涙がでそう」と聴き取った。つまり、「涙が出るほど美味いお菓子を食った」と。同席していた一同、おかしくって 涙を流しておりました。

小学校から英語を必修にする必要はない

2011年05月12日 | Weblog
 4月から小学5・6年生で英語が必修となりました。
 「グローバル化のなか、国際協力、国際競争の面から学校教育における外国語教育を充実させなければならない」…このことと、小学5・6年生の英語必修がどう結びつくのか?昨年度までのように中学校からの必修では、「外国語教育が充実しない」ということなのか?

 「英語を話せると国際人なのか?」これがそもそも大間違い。笑い話でもないのですが、英語を話せるだけで国際人になれるのなら、英語を話すイギリス人の多くや、アメリカ人の多くは、山の中で生涯を終えても国際人ということになる。そんなわけはない。「英語を話す=国際人」では、ありません。

 確かに、アジア非英語圏の小学校で英語教育に取りくんでいないのは日本だけです。だからといって、マネル必要など無い。ユニクロも楽天も社内公用語を英語にする…だからといって、小学校で必修にすることとは結びつかない。

 英語は、国際的な意思疎通の手段として重要です。
 現在の日本の国際的な地位を築いてきたのは誰?中学校ではじめて英語を学んだ人たちですよ。英語を中学校から学んだ日本人が、「エコノミックアニマル(これは、「経済大国にのし上がった日本人への蔑称」という論と、「褒め言葉」という論があり、当時は国内で喧々囂々でした。ネイティブの皆さんは、「侮蔑的意味合いはない」と言っていますけどね)と、称されるまでに頑張った。たどたどしいかもしれないが、文法的にしっかりした尊敬に値する英語を使っていたから!

 「中学校からの英語で今の日本を築いてきたのだから、小学校からなら、さらに効果が上がるだろう」…ところが、そううまくいくかなあ?

 まず気になるのが、中学校との接続の問題。中学校では2012年より英語の授業が週3時間から4時間に増え、覚える単語が900語から1,200語になる。高校では2013年から英語で授業が行われる。そのような状況だから、小学校から英語…?ところが、文科省は、「教科としての英語を前倒しで勉強するわけではなく、世界の国や言葉など国際理解を深める内容も…」としている。中学校の新学習指導要領実施への対策ということではないのです。
 私の危惧は、中学校へは、複数の小学校から生徒が入学してくる。小学校間の「英語教育格差」により、中学1年生で、「ヨーイ・ドン」ではなくなる。それどころか、中学入学前から、「英語嫌い」になってしまう子も…。

 (もう始まってしまっているので、しょうがないが)「35時間以上とされている小学校5・6年生の必修英語を国語の時間にする」…これの方がよかったと思います。
 日本人は、小学5年生から英語を学習しても、当然ネイティブスピーカーに及ぶはずもない。日本語の基礎をしっかり固めてから、英語を学ぶ。このことが大切です。
 特に、「国文法」。これは、英語学習の前にガッチリ習得させなければなりません。中学校の英語で、「主語は…」「副詞は…」「修飾語は…」…もうはじめからチンプンカンプンですよ。

 国際化時代への対応をいうのであれば、「道徳の時間の道徳」を増やせばよい。どんな関係があるかって?「あいさつしよう」…これ、国際化の基礎基本。「仲良くしよう」…国際化です。

 というわけで、小学校の必修英語35時間以上の内容を、「国語」と「道徳の時間の道徳」にするほうが、「グローバル化社会のなか、国際協力、国際競争に対応できる人作り」になります。
 ALT?折角お金を出して招いたのですから、中学校・高等学校で活躍していただけばよい。