アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

海の上に富士山がある風景

2011年01月23日 | Weblog
「千葉から富士山がよく見える」…60数年生きてきて今更ながら知ったことです。内房線沿い…富士見の名所です。富士見の名所はたくさんあるでしょうが、内房からの富士山は、「東京湾→東京のビル群→山脈→富士山」…これらの順になった景色が、一幅の絵になって見える。海の上に見える富士山、これは内房ならでは。このこと、ロッキー田中さんは御存知だろうか?え?ロッキー田中さんを知らない?ロッキー青木の間違いじゃないかって?どちらのロッキーさんも凄い人です。ロッキー田中さんは、「富士山だけを撮る写真家」です。五反田に「ときめきの富士/ロッキーアートサロン」がありますから、近くへ行かれたら寄ってください。富士山の写真が目印なのですぐに分かります。

 千葉県鋸南(きょなん)町、水仙が満開、緋寒桜が満開、梅が満開!
 梅は、「学問に励めば梅が咲く」という(晋の時代の)故事がある。そのためかどうか、菅原道真が梅をこよなく愛した。太宰府の梅に、いかに梅好きであったかが偲ばれます。菅原道真を、「菅原道具(どうぐ)」と読んだ人がおりましたが、まあ、似ているので許してあげましょう…。
 
 梅ときたら、「松竹梅」。松竹は、冬でも緑を保つということでおめでたいのは分かる。ではなぜ梅がその一角に入るか?梅は、「厳寒の時期に花を咲かせる」ということで、おめでたい。
 「松竹梅」は、寒いときに頑張っているということで、「歳寒三友」と呼ばれています。歳寒三友は、清廉潔白な人格の象徴です。ですから、「あなたは、歳寒三友です」といわれたら、喜びすぎなぐらい喜ばなければなりません。「なにぃ!才寒三遊だって?!なめとるのかワレェ!」と、怒らないように。漢字が違いますから。

 水仙祭り…水仙ロードをひたすら歩くだけのですが…そこら中、水仙だらけ!道端から山から、段畑にまでも。時折、菜の花畑があり、紅梅・白梅があり、緋寒桜があり…上品な甘い香りに包まれた道。保田側から歩き始めて1時間ほどで、富士山と水仙と、梅と桜が見える「水仙広場」に着きます。水仙の海です。

 日本寺を歩くこと2時間、ばんやの湯で1時間、江月水仙ロードで2時間…レンタカーを返さなければならないので、内房観光はここまで。
 レンタカーは、12時間借りられたのですが、レンタカー屋のオジサンが、「午後6時に店を閉めたいので、ガスを満タンにして5時半までに帰ってきて」というものだから、7時間ちょっとしか借りてないけど返しました。大手レンタカー会社ならこんなことはないでしょう。
 「早く帰って来いよ」のオジサンは、話し好きで、体全体から人柄が滲み出ています。午後6時の電車で、木更津から館山までJR内房線で帰宅するのだそう。千葉勤務だったけど、館山に転勤になり、この日は木更津に応援に来たという。…ですから、このオジサンを見物しようとして、木更津西口の「駅レンタカー」へ行っても通常は不在です。わざわざオジサンを見物に行くかって少ないかな?

 この度、生まれてはじめて「蝋梅(ロウバイ)」が咲いているのを見ました。実に美しい花でした。蝋のような半透明の濃いピンク。当然ダジャレを言うんだろうって?当たり…!
 「蝋梅を見て、美しさに狼狽してしまいました」 …何点?