ぴよこの足跡

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その足取りを「いま」ここに綴ります

お別れの挨拶

2008-03-09 | Weblog
きっと今日でこの金沢へ当分来ないだろうと思ったら
無理してでも今まで巡った場所へ
行きそびれていた場所へ
少しだけお別れの挨拶を伝えに行きたいと思った。

友人と彼氏が住んでいた金沢の町。
そこへ初めて訪れたのは4年前だったと思う。
高速バスで往復6000円、所要時間片道4時間程度のその場所は
名古屋より遥かに寒くて小規模な風格のある街と感じていた。
兼六園、片町、香林坊、竪町、武蔵が辻、湯桶温泉、
松任臨海公園、金沢工業大学、金沢港、金沢大学、
何だかんだ言って
そこに住んでいた彼らよりも金沢観光をしていたのかもしれない。
季節を問わずに歩き回った。
いや、巡りまわったと言った方が正確だよね。
「雨の多さと曇天と厳しい寒さがなければこの地に住みたい」
いつもそう思っていた。
日本海で取れ近江市場で売っている鮮魚
和菓子屋の多いこと
名古屋や京都とは違う親しみ深さ
川が流れ、古美術や和が愛しまれていること
そんな金沢が好きだ。

1人で巡った場所へも
友人や彼氏と歩いた道も
今日は早足で歩き、
その場所に到着したら心の中で「またね」と。
そして次の場所へ。

ずっと買いたかった『かぼちゃまんじゅう』は素朴な甘さ、
店の前を通る度に覘いたパン屋へ入ったら売り子さんがかなりの厚化粧おばさんで、
いったん「さよなら」を言う今でさえも新たな発見をした。
まだまだこの町を知りたいと思い、
懐かしさに似た気持ちでいっぱいだった。

笹の葉寿司弁当をお馴染みの店で買い、
いつも通り名古屋行き17時半発の名古屋行き高速バスへ乗り込んだ。


ありがとう、金沢
さようなら。
またね。