スーツを買いに行くから付き合って。とお正月から約束をしていた。
今日は珍しく父と娘でお買い物
毎日毎朝、通勤には必ずスーツを着ていく。
学校(高校教員)に着いたら作業着に着替えるというのに
スーツを着るという父の美学があるらしい。
娘から見る父は、一般の普通の洒落っ気の薄い人なのだが
「なにか」こだわりを持っているみたい…?
なんでも若いときに大奮発して、セミオーダーでスーツを買ったら
凄く着易かった。軽かった。楽だった。
フルオーダーは手が出せないけれど
セミオーダーでも十分だということを知って以来
良いスーツを10年位着続ける。
高いけれども(着用年数から割ると安いんじゃない?)
気に入ったものを、良いものを長く使う。
今回は、もう少しで定年だけど(定年後も非常勤で少し働くらしい)
スーツを買うのはこれで多分最後になるんじゃないかなぁと呟きつつ
生地を選ぶ。
色を決める。
採寸する。
学生服の採寸販売アルバイトを思い出しつつ
ウールの手触り、やわらかい。しなやか。
選んだものは初挑戦チャコールグレーの茶色が気持ち強い色。に、
1cm幅間隔のストライプが織り込まれている。
蛍光灯と昼白色のライトの下だと全く色味が違うし。
あとは
スーツって細部が幾つかあるんだね。
店員さんと父が上着の内側ポケットの数、
ポケットを留めるボタン
襟の幅
ダーツやタックの数
ズボンポケットの角度
組み合わせ次第でバリエーション豊かだね。
感心して聞いてました。
ようやく終わったと思ったら
「めんどくさいからついでにこのスーツに合うネクタイも見たい」
そのまま生地を持って、隣のネクタイコーナーへ。
売り場フロアが男性一色という、こういうとき便利だね。
対応もかなり丁寧だし。
あーだこーだ良いながらも
なんだか嬉しそうに買い物してましたよ、父。
高質なウール100%の肌触り…御幸ニットだった!
オーガニックコットンやバンブーなど
エコを意識した繊維も出て業界頑張っているが
はやり主流は化学繊維が伸びていき、多分この先も。だと思う。
うちの会社は基本化学繊維(化学繊維+天然繊維でもok)が主流で
次、扱いたいのは天然繊維がいい。
ってか、昔から天然繊維の方が好きです。
混紡でもいいから、繊維のメーカーで働きたい気持ちもあるし
怖いもの見たさで流れ一貫の商社も考えなくも無い。
衣装接客とか迷うけれど
「衣」に携わりたい。これだけは揺ぎ無い確か。
帰国後の転職どうしようか