百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

こんな本を読みました

2009年04月28日 | 読書

納棺夫日記 (文春文庫) 納棺夫日記 (文春文庫)
価格:¥ 490(税込)
発売日:1996-07

映画「おくりびと」を見て、
この映画のベースになったと言われている、この本を読んでみたくなりました。

作者が「おくりびと」の映画を見て、
自分の表現したいこととはちょっと違う。。。ということで、
原作者として名を連ねることを断った。。。という話を聞きました。

確かに、映画の内容と同じ場面も描かれていますが、
この本は、また違った角度から死を見つめていて、
もっと、深い意味を感じ取ることができます。

悟りというのは、いかなる場合にも、平気で死ねる、と言うことではなくて、
いかなる場合でも、平気で生きていることだと。。。

人が死を受け入れようとした瞬間に、
何か不思議な変化が生じるのかもしれない、
それは、死と徹底的に戦い、最後に生と死が和解する。。。のだと、

死と生は、別々に考えるものではないのだと。。。

映画も面白かったけれど、
この本も、とても、心に残る1冊となりました。

私の満足度★★★★☆

コメント (8)
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