納棺夫日記 (文春文庫) 価格:¥ 490(税込) 発売日:1996-07 |
映画「おくりびと」を見て、
この映画のベースになったと言われている、この本を読んでみたくなりました。
作者が「おくりびと」の映画を見て、
自分の表現したいこととはちょっと違う。。。ということで、
原作者として名を連ねることを断った。。。という話を聞きました。
確かに、映画の内容と同じ場面も描かれていますが、
この本は、また違った角度から死を見つめていて、
もっと、深い意味を感じ取ることができます。
悟りというのは、いかなる場合にも、平気で死ねる、と言うことではなくて、
いかなる場合でも、平気で生きていることだと。。。
人が死を受け入れようとした瞬間に、
何か不思議な変化が生じるのかもしれない、
それは、死と徹底的に戦い、最後に生と死が和解する。。。のだと、
死と生は、別々に考えるものではないのだと。。。
映画も面白かったけれど、
この本も、とても、心に残る1冊となりました。
私の満足度★★★★☆