百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

「夕凪の街 桜の国」

2007年07月06日 | 映画

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試写会に行ってきました。
話題になったマンガ本の映画化で、期待はしていたのだけど、
それ以上!でした。
始まって15分でもう、涙が。。。。
その後は、もう、涙腺が壊れたかのごとく、
ずーっと頬を涙が伝っていました。

最初に、監督の舞台挨拶があり、
この映画への思いを熱く熱く語っていた理由がわかりました。
大きな映画会社には、地味な映画だからと、そっぽを向かれてしまったけれど、
ぜひ、みんなに見て貰いたい映画なので、口コミで広げていってほしいと。。。

昭和33年の広島を描いた「夕凪の街」と、
平成19年の東京「桜の国」の二つの物語が交差する。
忘れてはならない原爆を通して、
平和への願いが込められた物語です。

原爆の悲惨な場面は、ほとんど出てきません、
貧しくても、穏やかに過ごす日々が描かれていて、
それが、よけいに、胸に迫り来るものがあるのです。

麻生久美子が、原作の漫画の女の子のイメージにぴったしで、
(私は本を読んでいないのですが、表紙は見たことがあります)
監督曰く、
「僕の中で、薄幸そうな女優さんとして、この人は3本の指に入る。。。」
のだそうです。
綺麗で、可愛くて、儚げで、それでいて凛としていて、ステキな女優さんでした。

そして彼女の、「原爆は落ちたんじゃないよ、落とされたんだよ」
という言葉に、胸が熱くなりました。。

7月28日より公開です。この夏、おすすめの映画です、ぜひ!

コメント (2)
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