<読んだ本 2009年5月>
そろそろ紫陽花が綺麗に咲き始める季節になります。
ところで、5月のGWにはETC割引を存分に使って旅をしてきました。行き先は、
島根・鳥取・兵庫・福井を廻って帰ってきました。走行距離は約二千三百キロくら
いの旅でした。
ルートの選択がよかったのか、高速での渋滞はまるでありませんでした。
詳しい話はブログにアップしてますので、そちらでご覧ください。
ところで、読んだ本の話に戻りますが、今月は4冊、2009年の累計で22冊です。
1.◎約束 石田衣良 角川書店
2.◎池袋ウエストゲートパーク 石田衣良 文芸春秋
3.◎花の回廊 -流転の海 第五部― 宮本輝 新潮社
4.△影絵の騎士 大沢在昌 集英社
「約束」は、すこし読んで二度目だと思い出したが、再度、完読。この本はお薦
め。
「流転の海」は宮本輝のライフワークの大河小説。
「流転の海」、「地の星」、「血脈の火」、「天の夜曲」と続き、この「花の
回廊」は「流転の海」の第五部になる。もちろんまだ続くのだ。
数年に一冊のペースで発行されるので、読むわたしのほうも軽く十年以上かかっ
ている。
書物、といっていいほどの重厚な小説で、読み応えは充分ある。
気にかかる一節などは、あちこちに散りばめられていて選びきれない。
ただ、「心を知るは心なりけり」という西行の歌がちょっと気になった。
(饅頭は松江、風流堂の「朝汐」)
「池袋ウエストゲートパーク」はシリーズの一番目の本である。
ようやく図書館でみつけて読んだ。文章は口語体である。
主人公のマコトが雑誌にコラムを書くようになるのだが、その際の感想めいた
ところが眼をひいた。
『・・・毎月の締め切りは矢のようにやってくる。いつか活字を読むのがたい
へんだっていってたよな。でも、文字を書くのはそのさらに千倍くらい
たいへんだ。頭の芯がへろへろになる。おれの知ってるものすごくすくない
言葉で、なんとかしのがなきゃならないしな。・・・』
ちゃちなブログを書いているこのわたしでも、『文字を書くのは読むことの千倍
くらいたいへんだ』には同感である。
「影絵の騎士」は、あんまり薦めたくない。
→「読んだ本 2009年4月」の記事はこちら
そろそろ紫陽花が綺麗に咲き始める季節になります。
ところで、5月のGWにはETC割引を存分に使って旅をしてきました。行き先は、
島根・鳥取・兵庫・福井を廻って帰ってきました。走行距離は約二千三百キロくら
いの旅でした。
ルートの選択がよかったのか、高速での渋滞はまるでありませんでした。
詳しい話はブログにアップしてますので、そちらでご覧ください。
ところで、読んだ本の話に戻りますが、今月は4冊、2009年の累計で22冊です。
1.◎約束 石田衣良 角川書店
2.◎池袋ウエストゲートパーク 石田衣良 文芸春秋
3.◎花の回廊 -流転の海 第五部― 宮本輝 新潮社
4.△影絵の騎士 大沢在昌 集英社
「約束」は、すこし読んで二度目だと思い出したが、再度、完読。この本はお薦
め。
「流転の海」は宮本輝のライフワークの大河小説。
「流転の海」、「地の星」、「血脈の火」、「天の夜曲」と続き、この「花の
回廊」は「流転の海」の第五部になる。もちろんまだ続くのだ。
数年に一冊のペースで発行されるので、読むわたしのほうも軽く十年以上かかっ
ている。
書物、といっていいほどの重厚な小説で、読み応えは充分ある。
気にかかる一節などは、あちこちに散りばめられていて選びきれない。
ただ、「心を知るは心なりけり」という西行の歌がちょっと気になった。
(饅頭は松江、風流堂の「朝汐」)
「池袋ウエストゲートパーク」はシリーズの一番目の本である。
ようやく図書館でみつけて読んだ。文章は口語体である。
主人公のマコトが雑誌にコラムを書くようになるのだが、その際の感想めいた
ところが眼をひいた。
『・・・毎月の締め切りは矢のようにやってくる。いつか活字を読むのがたい
へんだっていってたよな。でも、文字を書くのはそのさらに千倍くらい
たいへんだ。頭の芯がへろへろになる。おれの知ってるものすごくすくない
言葉で、なんとかしのがなきゃならないしな。・・・』
ちゃちなブログを書いているこのわたしでも、『文字を書くのは読むことの千倍
くらいたいへんだ』には同感である。
「影絵の騎士」は、あんまり薦めたくない。
→「読んだ本 2009年4月」の記事はこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます