おんにょの真空管オーディオ

趣味などのよしなしごとを思いつくままTwitter的に綴っています。

カーボン抵抗は音が良い?

2018年12月08日 | オーディオ
昔のオーディオ機器に使用されていたアーレンブラッドレーなどの
カーボン抵抗はおそらくそれしかなかった時代だったからだろう。
カーボン抵抗は経年変化で抵抗値が高くなる。これを高化といって、
真空管テレビの故障原因にもなっていた。
またカーボン抵抗は温度係数が正なので、発熱すると抵抗値が高く
なる。これを回路設計や熱設計でどう扱うか?
私の駄耳では抵抗の種類による音の変化はわからない。ただ昔の
機器が音のためにカーボン抵抗をあえて選択していたとは思えない。
誤差や温度係数、小型化などで考えると酸化金属皮膜抵抗(酸金)や
金属皮膜抵抗(金皮)にアドバンテージがある。
なんでこんなことを書いてきたのかというと、「音が良い」という
理由で現在、カーボン抵抗をあえて選択するのはいかがなものかと
いうこと。種類による音の違いはあるにせよ、一義的にカーボン抵抗
なら音が良いということにはならないのは明白だろう。
コメント (5)
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