4月1日
弥生から卯月へ変わった今日 4月1日。新しい元号が発表された。
令和(れいわ)
出典は、日本最古の和歌集 万葉集巻5.梅花の歌三十二首 あはせて序。
天平二年の正月の十三日に、帥老(そちのおきな)の宅(いへ)にあつまりて、宴会を申ぶ(のぶ)
【時に、初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和らぐ。 梅は鏡前(けいぜん)の粉を披(ひら)く、 蘭は珮後(はいご)の香を薫(くゆ)らす】
・令月とはめでたい月の意味。令とはめでたい、佳き事の意味あり。
・珮(はい)とは装飾品の一つ。腰帯とそれにつりさげた玉ぎよく・金属器などの総称。
新春のよき月、気候は快く、風はやわらいで、梅は鏡の前のおしろいのように、白く咲いている。蘭の花は珮後(はいご)の佳き香りを漂わせている。(万葉の時代の梅の花は白が主。紅梅が日本に入って来たのは平安の頃ともいわれる)
・梅花の宴とは、大宰帥であり万葉の歌人でもある大伴旅人の役宅で、催された初春の宴。だからここ太宰府のことです!(当時は大宰府)
総体的な意味合いとしては。TVによると。
人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。 梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国でありますように。との願いを込めて新年号として採択されたようです。
個人的感想。なんておこがましくはあるけれど。
日本国の新しい元号らしく、なかなかいいなと、嬉しく受け止めた。私達は【昭和:平成:令和】三代を体験するのだなと少し面はゆく感慨深い。新しい令和の時代・・ 希望は高く美しく掲げるものではあるけど、現実の今の世相・政治・自然災害など、不安材料が多くて、果たしてこんな風な国造りが出来るのだろうか・・・なんて思っちゃいけないな。そう心がけ、願うことだ。
和は平和・和やか、そんな大事なことを表し、令は佳きことを叶える、平和、優しさ、思いやりなどを、日本人はもう一度立ち止まって考える時なのだろう。
日本の古典から新しい元号を選んだというのは、年号設定以来初めてのことだという。しっかりとした良い意味での、日本という母国を大事に誇りに思える国民でありたい、国の指導者は方向を間違えないで欲しいものだ。
新元号が発表されて後、福岡県知事と県会議員の、不在者投票に行ったら、市役所の駐車場は列ができてい。皆さん、やっぱり発表を待って投票にいらっしゃったようだ。
太宰府政庁跡。