
2006年2月28日。アメリカの俳優ジョージ・ケネディ氏が、老衰のため逝去されました。享年91歳。十分大往生です。
70年代から80年代にかけて制作されたシリーズ映画、エア・ポート・シリーズでは、役柄は違うけど同じ役名(笑)で出演、大概危機を解決する救世主的な役割でした。
その他、クリント・イーストウッドと仲がよく、一時期イーストウッド主演の映画によく出てました。『アイガーサンクション』、『サンダーボルト』などが印象に残っています。
私が一番個人的に印象に残っているのは、角川映画『人間の証明』で演じたニューヨークの刑事役ですね。犯人(岩城滉一)を追ってニューヨークにやってきた刑事(松田優作)の相棒になる刑事で、元米兵で日本に駐留していた経験もある役でした。
悪い人ではないが特別いい人なわけでもなく、なんとなく東洋人を嫌っているが表立ってはそんな態度はとらない、ある意味「普通」なアメリカ人を、実にさりげなく自然に演じていて、面白かったのを憶えています。
身体は大きいが、さほどアクが強いわけでもなく、様々な役を器用にこなしていた印象がありますね。ハリウッドの全盛時代を支えた功労者の一人、といえるかも知れません。
91歳、本当に大往生です。よくぞ頑張られましたね。お疲れ様でした。
ありがとうございました。
R.I.P.
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