
1978年に放送が開始された人気アニメ、「機動戦士ガンダム」。
それまでのロボット・アニメには無かった、リアルな戦争描写と、等身大の少年少女たちによる青春群像。わけても人気の高かったキャラクターは、ジオン公国軍の若き将校にしてエースパイロット、“赤い彗星”の異名を持つ、シャア・アズナブルでしょう。
本名キャスバル・ダイクン。父ジオン・ダイクンの仇を討つため、名を変えてジオン公国に潜入し、軍人となって功成り名をあげ出世します。そうして父の仇であるザビ家の面々ともお近づきの間柄になっていく…。
そのシャアが、ガンダムの記念すべき第1話「ガンダム、大地に立つ!」のラスト・シーンで語ったセリフ、それが、
【認めたくないものだな、自分自身の、若さゆえの過ちというものを】
なのです。
功を焦った新兵が、その無謀な行動故に討たれ、部隊を危険にさらす様を目の当たりにして、自分自身のかつての行動と重ね合わせたがゆえの言動なのか、その辺りの詳細は実はよくわからない。
よくわからないセリフではありますが、妙に印象に残るセリフ、ではあります。
若さゆえの過ちなんてものは、人間誰でもあるものです。この場合の「若さ」とは、必ずしも肉体的年齢を意味しませんね。
精神的な若さ、もっとはっきり言えば「幼さ」でしょうか。
「幼さ」というのは、往々にして「愚かさ」と同義のような意味で使われます。いい歳こいて、精神的に幼いということは、愚かである、ということ、か?
少なくとも、シャアはそのように考えていたようです。
自身の親友であり、ザビ家の末っ子でもあるガルマ・ザビを、シャア自らが罠に掛け死に追いやった。まるでその罪悪感を振り払うかのように、ガルマの死の原因を
「坊やだからさ!」
と吐き捨てるかのように語るシャア。
ガルマは純粋な心を持つ、素直な良い人物だったようです。
純粋にザビ家の正義を信じ、純粋にザビ家のために戦おうとしていた。そんなお坊ちゃん育ちのガルマの純粋さが、シャアには眩しかったのかもしれない。
若くして苦労を重ねてきたシャアには、そんなお坊ちゃんな純粋さが、眩しくも
憎々しかった……。
「幼さ」は「純粋さ」とも同義のように使われることがありますが、では「純粋さ」は「愚かさ」と同義なのでしょうか?
そのようでもあり、そのようでもなし
な、気がします。
では、「賢さ」と「汚さ」は同義なのか?
これも、そのようでもあり、そのようでもなし、な、
気がしますね。
要するにどーいうこと!?
要するに、
バランス
……ってことですかね。
「幼さ」も「純粋」さも、「愚かさ」も「賢さ」も「汚さ」も、
全部、全部、ぜーんぶ、
人の中にあるものです。
だから、それら全部の真ん中に中心点を置いて、やじろべえのようにバランスを取るしかないんですな。
中心って何処?それはあなた、
あなた自身で探すしかありません。
自分で、自身の中を探って、ここかな~、あそこかな~、と、探り探りしていくしかないんですな。
その中心点は、自分にしか探せないものです。だから、それを探すためには、
自分を見つめるしかないんです。
人は自分が犯した過ちを、往々にして誰かのせい、なにかのせいにしたがりますが、そんなことをしている限り、根本的な解決にはなりません。
いつまで経っても、同じところをグルグル回るばかり。
自分をみつめるしかないです。己の身の回りに起こるすべての根本原因は、究極的には、
自分自身にあるのだから。
言葉と拳で語る。話し合いの出来ないのは人間らしくない。ロボットじゃない。全ての感情があると思います。それでも自分でしか生きれない。自分だからです。シャーさんとは、いろいろ……。
ららさん元気かな~。お疲れ様です。ありがとうございます。m(。_。)m。
さっきそこに置いといたあれは…
ここかな~、あそこかな~
…日々とまどいつつ、
まっ、自分で探すしかないのよね!
なにをしようとしてたのかを、忘れることあるよね?あれはShock!!だあ~。
物語の終盤でアムロの反応速度にガンダムがついていけなくなったでしょう。
あれと同じなんです。ボクたちの意識の速さに、脳ミソがついていかなくなっちゃってるだけなんです。
決して、加齢のせいでアムロの親父さんみたいになっちゃってるわけではありません。ええ、ありませんとも。「いや~最近トシのせいかニュータイプが進んじゃって細かい字が読めないんだよね」とか「ニュータイプのせいで肩があからない」とか。なんでもニュータイプのせいにしてちゃだめです。あれ?
https://www.youtube.com/watch?v=eqMNxF8rr-Y
幼い時から、どちらかと言うとジジ好きだったなぁ。あれ、でも年齢が追いついて来ちゃった(笑)
ニュータイプじゃなくてもいぶし銀になりたい。
弥七とか?あれ、話がドンドンズレてるよー。
間違ってもニュータイプでもないのに、俺ってニュータイプーとか傲慢にだけはなりたくないものですわ。
「こいつ、小賢しいと思う」とアムロに言われてしまったマ・クベ。確かに賢いというよりは小賢しい。でも最後まで、キシリアに贈る壺のことを気にしていたり、あれは単にご機嫌取りとかいうのじゃなくて、本当にそういう骨董とかが好きな趣味人だったのだろうね。軍人になるべき人ではなかったのかも。骨の髄まで軍人、というより武人のランバラルとは違う。
ガンダムはそういうキャラの作り方が、それまでのアニメにはないものだったねえ。塩沢兼人さんの声、好きだったなあ。
初代弥七、中谷一郎さん、私も好きでした。
https://www.youtube.com/watch?v=2QH6rhlTUrk
たった一度だけの、しかも、初回を見逃す人もいるのに、この話を覚えている。
子供の記憶力、凄まじ。ですね。
何でも他人のせいにしたい自分って、直すのタイヘンです~。