風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

春の藤原まつりメインイベント「源義経公東下り行列」本年は中止に

2020-03-29 05:12:36 | 岩手・東北

 

 

 

 

 

毎年5月1日から5日のゴールデンウィークに、岩手県平泉町で行われる「春の藤原まつり」。そのメインイベントである「源義経公東下り行列」が中止となりました。

 

中止となるのは2011年、東日本大震災の年に次いで2度目のこと。いまだ終息の目途がつかないコロナウイルスの猛威。これでは、いかんともしがたい。

 

今年の義経公役には、こないだ朝ドラで死んだ(笑)伊藤健太郎さんが予定されていました。今巷を騒がせている大の人気者ということで、かなりの動員を見込んでいただけに、町の人たちは悔しい思いをしていることでしょう。

 

事が事ですから、なんとも仕様がない。でも

 

 

残念だなあ。

 

 

 

 

大河ドラマ『義経』より、「勧進帳」

 

歌舞伎の演目『義経勧進帳』の有名な場面を、ドラマに取り入れたシーン。武蔵坊弁慶役の松平健さんの熱演が光ります。

関守の富樫某(石橋蓮司)は義経一行と知りながら、わざと逃がしてあげる。日本人はこういうシーンが好きですね。

『忠臣蔵』にも似たような話がありますね。そう、「大石東下りの場」です。あれも大石内蔵助であると知りながら、捕まえずに通してあげるという話。

抑々、この「大石東下りの場」は、勧進帳をヒントにして、戦前の忠臣蔵映画の中で描かれたのが最初のようです。それが今では、忠臣蔵を代表する名場面の一つとなっています。

 

それにつけてもコロナウイルス。返す返すもコロナウイルス。

「成敗!」と斬り捨てるわけにもいかないし、なんとも、まったく……。