デビューしたばかりの頃のXの写真(当時はまだ「Japan」は付いていない)。この頃からもう、30年経つんだねえ。
PATAのモヒカンが懐かしい。みんな派手派手で、YOSHIKIは髪の毛半分だけ尖がらせて、TOSHIの稲穂頭とか(笑)TAIJIはやっぱりカッコイイし、HIDEの独特な空気感。
ホント、懐かしい。
YOSHIKIは頭を尖らせたけど、この頃は心も尖ってた。「周りが皆敵に見えた」そうです。「だけど今は……」と、最近コメントにあったそうな。この「……」の中に、これまでの波瀾の人生で培われた、一言では言い知れぬ思いが刻まれているのでしょう。
今回の新型コロナウイルスへの対応で、YOSHIKIは一貫してライブイベントの中止を呼び掛け続けてる。それに対し「YOSHIKIは大金持ちだから平気なんだろ」的な揶揄、批判当も浴びせられているそうな。
それでもYOSHIKIは、己の主張を曲げることはない。YOSHIKIはライブイベントを行う側の人間ですから、いわば「同朋」たちの現在の苦衷は痛いほどわかるんです。それでも、YOSHIKIは訴え続けます。
目先の利益に惑わされて、大局を見失ってはいけない。ファンの未来、子供たちの未来、エンタメ業界全体の未来のために、
今は「我慢」の時だと。
一方でYOSHIKIは、国の素早い救済策を訴えてもいます。これはなにもエンタメ業界に限ったことではありません。今この瞬間にも、首を括らざるを得ないほどの苦境に追い込まれている人たちが、日本中にいるということなんです。
一日でも早い、国の救済策を、切に願うものです。
X『X』1989
HIDEの恒例のМC「飛べ!飛べ!飛べ!」が間に合わなかったところは御愛嬌(笑)。HIDEのカリスマ性はこの頃から強烈なものがあるね。
そのHIDEが亡くなり、TAIJIもまた亡くなってしまい、TOSHIの洗脳騒動ありで、一時期YOSHIKIの周辺には凶事が続いた。
そのことについて、某ブログのコメント欄に「ザマアミロ!」的なコメントが寄せられていたこと、「ロックなんかやってる奴はみんなこうなる」的なコメントが寄せられていたことを私は忘れない。
そんな風に思っている人達は、世間一般に数多くいるという事なのでしょう。
これを「差別」というのです。
でもYOSHIKIは、ロック業界の中で、確実にその人間性を成長させてきた。
どんな仕事であろうと、どんな業界にいようと、人は成長できる。要は結局、その人次第ってこと。
エンタメ業界にいようが、「差別」などを受ける謂れはないのだ。
YOSHIKIがその「証明」だ。