風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

芸能と差別 ~終わりに寄せて~

2017-05-03 03:26:05 | 歴史・民俗





『芸能と差別』なんてタイトルで記事を展開させてきましたが、私がこの一連の記事で言いたかったことは、芸能人は差別されているんだ!と声高に主張することよりも、芸能界が何故、未だ前近代的な社会のまま取り残されているのか、ということの背景に、ほんのりと揺蕩うような、意識されない差別意識というものがあるからではないか、ということなんですが、どうにも上手く行かなかったようです。欠局私自身、整理しきれていないのですね。

さらなる研鑽が必要です。



ただ分かったことは、芸能人を最も差別している人たちというのは、芸能界の「内部」にいるのだ、ということ。そして、

当の芸能人の皆さん方が、それを「受け入れている」ことに、最大の要因があるのではないだろうか。


ということです。




差別とは、「する」ものと「される」もの、両方によって作られる。






近年、割とあっさりと芸能界を辞めていく若い人たちが増えています。こんな前近代的なところにいても、将来は望めないと、見切りをつけていった人たちも多いのではないでしょうか。


真に有能なる人は、芸能にこだわらなくてもやっていける。



こうして、有能な人材は芸能界から枯渇していき、芸能界はどんどん縮小化していき、


やがて滅びる。



それでいいのですか?



ただ一方ではのん(能年玲奈)の復活やSMAP解散についての一連の流れなど、今までだったら考えられないようなことが起きてきている。芸能界改革の機運は、今この時をおいてほかにない、のではないだろうか。



私にできることなど、なにもありません。ただこうして、私の小さな小さなブログで、私の想いを綴るほかに、何もできることはありません。


このブログをお読みになっている、希少なる読者の皆さんに、せめて知っていただきたい。知っていただくことで、何か小さな、さざ波程度のお役に立てるかもしれない、そんな思いでこの記事を書かせていただきました。


芸能人の皆さん、どうか、どうか


負けないで下さい。





終わります。