遡る事 20数年前、仲間内でボート・バス釣りやジェットスキーが流行り、自分も飛び込みで旧四級小型船舶免許を取得した。
イソイソと5馬力エンジンのゴムボートを購入し、アチコチと海に浮かべて釣るも、
いかんせん船が小さくて沖には出れず、
片付け・潮抜き手入れも手間で、あまり乗らずに手放した。
その後は友人のジェットスキーをたまに乗ったり、
紀伊長島の石倉渡船で、船外機付きの小さなレンタルボートで湾内釣りを楽しんでいた。
二級小型船舶免許で十分だった。
ところがである。
先に舞鶴沖へボート釣りに行った時の話。
レンタル出来るボートはリッチに大きく、安定して沖を目指す事が出来た。
自分の持つ二級小型船舶免許では、陸伝いに5海里(約9km)までしか航行してはならない。
目指す冠島へは伊根港から直線で向えず、GPSモニターで5海里を考えつつ航行せねばならなかった。
そうして辿り着いた冠島周辺の海の色は、
本当に美しい青。
釣りを始めて数十年経つが、今まで見てきた海の色は何だった??
驚くほど青が深く美しかった。
冠島以外の沖合いポイントでも竿を出してみたい。
自由に動きたい。
5海里縛り ホンマに邪魔やな。
一級小型船舶免許ならば、全ての海域を航行できる。
この時に取ると決めた。
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自分の様に二級から一級免許へのステップアップの場合、
実技試験免除・学科もアレコレ項目が免除で、
運航上級Ⅰ 運航上級II の2科目だけが試験対象。
独学で一発試験なら、費用は身体検査と学科試験料を合わせて10050円で済む。
気がノってる内に、後戻りせん様にと、大阪市大手前のJMRAで2週間後の試験を申し込んだ。
やるぞ〜!
用意した勉強道具は、
舵社の問題集
デバイダ
シャーペンタイプのコンパス
30センチの製図用三角定規
よく消える消しゴム
シャーペン
目薬と、有ればハズキルーペ
問題集付属の海図( A3くらい )をコピーして、運航上級Ⅰの海図に取り掛かるが、
海図の基本を知らない。覚えてない。
は?って。
緯度経度の60進法やら、三角定規の使い方やら、右も左も解らぬ事ばかり。
はーー? って。
参考資料を下さい、、、と検索すると、
「2馬力ボートでロックフィッシュ釣り!」
さんに基本が分かりやすく説明してあったので、参考にさせて頂き徐々に理解。
コピーした海図に、進路・速度・距離・潮流と計算し、航路を書いては消しを繰り返していくと、
間違いが減ってゆく。
( 試験本番は電卓禁止。 余白で筆算やから小数点第2位を四捨五入とかカナリ面倒やった。)
試験前日までに問題集を二巡し、空き時間にネットの問題を携帯でポチポチやってると、
合格の手応えを得た。 よし。
試験本番
大手前のJMRAにて午前9時から試験開始。
一級、二級、特殊(ジェットスキー) まとめて身体検査と学科試験。
一級受験者は自分を含めて4名で、スクールの教材を広げてはった。
独学は自分だけかと思うとチョイ焦る。
海図と用紙が配られ、始め!の合図で問題を開くと、やった事のある問題ぱかり。
「舵社さんありがとう〜!」と心で叫び、海図に取り掛かる。
試験用海図は問題集付属の物よりも大きく、
コンパスローズも比例して大きいので、目盛りを読み易く誤差も少なかった。
45分程で全問を解き、制限時間70分の時間ギリギリまで見直して海図を引く。
手応えを感じつつ試験会場を退出。
会場外の廊下には当日の解答が貼ってあり、自己採点が出来る仕組み。
運航Ⅱ の問題のディーゼル機関と燃費の問題で凡ミスしてたけど、他は正解で合格ライン。
やったー!! と喜びながら、石の先輩主催の飲み会場の京都へ向かいましたとさ。
足取りの軽かったこと(笑)
数日後の合否発表で、無事合格。 速攻で免許貰いに行きました。
感想
風呂上がりはノンアルで我慢して、普通の人が1週間キチンと勉強すれば、一級ステップアップは飛び込みで取れます。
次の冠島は直線コースで! 5海里以遠の漁礁狙いもええなぁ。
一級の合格おめでとうございます。
舶用整備士としては船乗りが増えるの大変嬉しい限りです( ´∀`)bグッ!
良い航海を!
カシアスさん、船整備の本職さんでらっしゃいますもんね!
船を所有する予定は無いですが、レンタルで楽しく釣りしていきますね〜
この歳で勉強は中々シンドかったですわ(笑)
自分もたまーに釣りに行きます
和歌山もなかなか面白いですよー
自分も和歌山方面へ釣りに行きますよ。
採集好きて釣り好きも多いですね。