地震雲情報
■中部地方
15日 立山
16日朝 長野県大町
15日夕方 新潟県中部
Vの字に立つ雲(左は濃度の高そうな白い細く短い立つ雲 右は螺旋状の立つ雲)
写真無し。
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逃げ場がない!
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死者7割が60歳以上 自力避難、スマホ情報把握難しく逃げ遅れも
西日本豪雨による浸水や土砂災害などで亡くなり、共同通信のまとめで身元が明らかになった171人のうち、60歳以上が約7割を占めることが15日、分かった。高齢者の死亡が目立ち、自力避難が困難だったり、自治体の情報が十分伝わらなかったりして逃げ遅れた可能性がある。10歳未満の子ども6人も亡くなっており、「災害弱者」への対応が問われそうだ。
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県などによると、真備町地区の死者の約8割は住宅の1階部分や平屋などの屋内で見つかった。1人暮らしで体が不自由な高齢者は、2階や屋上などに移動する「垂直避難」ができなかった可能性がある。
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真備町地区の主婦諏訪香代子さん(67)は「避難指示を伝える防災無線が複数のスピーカーで流れ、音が重なり聞き取れなかった。スマートフォンを持たない高齢者は通知を把握できずに逃げ遅れたのでは」と話した。
https://www.sankei.com/west/news/180715/wst1807150032-n2.html
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3年前のNHKスペシャル「MEGA DISASTER Ⅱ 大避難」放送された当時、これから日本にも大きな台風が来る可能性がある。その警鐘の番組でありました。が、放送から3年たち、もう5日で1000ミリを超える雨を、日本人が経験することとなりました。
日本で最も大雨に弱い地域。東京都下町のゼロメートル地帯です。荒川は3日で550ミリという雨で決壊します。当時はそんな雨は来るのかな。という実感でしたが、今ではもう日本のどこで起きてもおかしくない状況です。
日本の多くの場所は、早めにさえ避難行動を開始すれば、助かる。ハザードマップと天気予報という情報で、自分たちが気をつければ生命を自分たちで守れる。そういう場所であります。
しかし東京のゼロメートル地帯は、住んでいる人々の避難する場所がないのです。
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果たしてこのようなスーパー台風が上陸した時に、いったいどんな被害が出るのか?人々の避難の情報を入れて片田教授の「エージェント・シミュレーション」を実行する。
今回対象としたのは、江戸川区、足立区、葛飾区の3区で人口はおよそ180万人である。
「大避難 何が生死を分けるのか(NHK出版刊)より」
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3年前に放送された衝撃的な首都圏水没のシミュレーション。今はNHKから書籍化しています。以下抜粋。本日はそれを書き起こしてデジタルの海に置いておきたいと思います。
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上陸48時間前「急速強化」する台風
台風はまだはるか遠く、本州の1500キロ以上南の会場にある。勢力は940ヘクトバスカルで最大風速は50m。すでに「非常に強い台風」というクラスだが、問題はこの先である。
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この番組のシミュレーションでは、まだ東京が青空である48時間前に、高齢者や自宅療養の患者さんたちは、江戸川区、足立区、葛飾区の外に避難を始めないと間に合わないのでした。
まず果たしてそんな早くからの避難。現実に我々は対応できるのでしょうか。
出典:http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/TPage.cgi?id=481
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上陸24時間前。スーパー台風接近。しかし・・・
上陸24時間前の夜「急速強化」した台風は、気圧900ヘクトパスカルを割り込み、897ヘクトパスカルにまで強くなっている。
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テレビのニュースなどでは「スーパー台風が本州に接近」と伝えているだろう。
ただこの時点でも、台風の中心あh日本の南、およし800kmの位置にある。東京ではやや強い雨が降っているものの、風はまだそれほど強くない。報道などを見て、区の外へ自主的にひなする人はわずか4%余り。
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この東京ゼロメートル地帯にお住まいの方は、普段から家族で避難できる知り合いを作っておくことが大切です。東京・千葉・埼玉・神奈川の内陸部。せめて標高10m以上の地域の親戚知人を頼りに避難を始めてください。
とにかくつてをたどって内陸の安全な場所に避難を。
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上陸半日前。混乱の序章
翌日の朝、関東地方はしだいに暴風域に入る。都内でも風が強まるとともに、1時間に50ミリ以上の「非常に強い雨」が降り、場所によっては1時間に80ミリ以上の「猛烈な雨」も降るおそれが出てくる。交通も乱れ始めていると予想される。このまま現在地に留まってよいのか、心配になる頃である。
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これが執筆された3年前には「80ミリ」は異常な降水量ですが、もう今ではあって当たり前の豪雨とという時代になってしまいました。
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だた、危険は別の所からも迫っている。関東の北部に台風周辺の雲が流れ込んで大雨をもたらしている。その影響で、都内を流れる荒川の下流の水位が急激に上昇。氾濫のおそれが高まっているのだ。
上陸の8時間ほど前、3つの区では避難勧告が発令され、およそ32%にあたる56万人がひなを開始する。動き出す車は17万台。道路はあっと言う間に車で満ちていく。荒川、江戸川、隅田川などにかかる橋では一気に渋滞が激しくなり、進むも引くもできない状態となってしまう。
公共交通機関も混乱する。避難の開始からほどなく、ホームには人がたまり始め、北千住駅や新小岩駅といった比較的大きな規模の駅で列車に取り切れない事態が続くことになる。またバス停にも多くの人があふれる。渋滞のため、バスはなかなかやって来ない。数万人以上の人が、雨や風が強まる中、それぞれのバス停で並び続けることになる。
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もう台風上陸8時間前で、すでに多くの人は浸水が想定される区外に、避難できなくなってしまっているということです。
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さらに上陸およそ5時間前になると、風は激しさを増す。風は電車の運行基準値を超え始め、ほぼ全線で運転見合わせ。橋はおろか、受容道路は大渋滞となり、道路上にはクラクションn音が鳴り響くが、次第に風や雨の音にかき消されていく。この段階で交通機関を使って区の外に逃げる手立ては、ほぼ失われることになる。
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荒川、江戸川、隅田川。これらの川にはばまれて避難できず大勢の人達が生命を落とす。明暦の大火、関東大震災、東京大空襲。同じ場所で、今度は浸水がこの土地を襲います。
江戸時代以前、もともと湿地帯だったこの地域。大自然が大東京江戸を再び湿地帯に戻そうとしているかの如くです。
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上陸3時間前〜上陸
ここまで行動を起こしていなかった人達も、いよいよ避難を始める。
高層ビルに居住している人は上の階にとどまるが、浸水のおそれがある人は、区内の避難場所に向かう。3区の避難場所は小中学校などに指定されているが、浸水の危険から免れる場所はそう多くない。
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区外に避難が出来なかった数十万人の人々は、仕方なく区内で自分たちが避難する場所を求め、暴風雨の中、彷徨うこととなります。
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避難場所に向かったものの、入ることができず、別の場所を求めて歩き回らざるをえなくなる人々が出てくる。疲労に加え、風が強くなってくるため身動きがしだに取れなくなってくる。都内の風速は30mを超え、看板や瓦などさまざまなものが吹き飛ばされ、身近なものが凶器に変わっていく。
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ここでとうとう荒川の水位が堤防を超えます。上流からの大雨と、下流からの台風の高潮に挟まれた水が。
数十万人の人々が避難場所に辿りいていない状態で、浸水が区内に走り始めます。
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浸水のスピードは早い。およそ2時間で3つの区の大半が浸水する。区内で緊急的に避難している人たちのもとに容赦なく水が迫る。また区外に避難先を求めて移動している渋滞中の車列にも。
車の中にいる人が逃げようと外へ出ても、すぐに水に追いつかれるだろう。
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車が浸水した時の恐ろしさは先日動画でお見せした通りです。2m以上浸水する地域であれば、車は完全に水没することでしょう。
このように浸水によって生命の危険が晒されている人は20万人となります。あの原爆や東京大空襲亡くなった方の約2倍が、暴風雨の浸水で生命の危険に晒されるのです。
そして高層ビルの上階に避難できている人達が157万人。彼らは夜が空けたら自分たちは助かると思います。
それまで自分たちが知っているニュースのように、翌朝になったら自分たちが救助されると思っています。
出典;https://www.asahi.com/articles/ASL784F26L78PTIL023.html
出典:http://www.sankeibiz.jp/express/photos/150912/exc1509120730002-p1.htm
157万人の人達。誰もがこのように自分たちはすぐに救出されると思っている。
しかし今回は、ヘリコプターや救命ボートが救出できるキャパシティをはるかに超えています。
あの鬼怒川決壊で取り残された人達は多いといっても4000人。しかし今回はその400倍の157万人です。
断水し停電している中、何日たっても水は引かない。ゼロメートル地帯ですから汲み出さない限り水は引きません。この膨大な地域の水を汲み出すには、いったいどのくらいの期間がかかるのか。
そして10〜20万人の人の御遺体の処理。断水と停電の中救出を待っている157万人の人をどうやって助けるのか。一日1万人避難させたとして、全員避難させるのに5ヶ月かかります。そしてどこに助けるのか。
東京23区の小学生数は約60万人。小学校をすべて休校にして、3区の避難民に割当てたとしても、必要な数の三分の一にしかなりません。
もちろん荒川が決壊した時は、東京の都心部の地下鉄は水没します。大手町、日本橋、銀座なども機能停止となります。そもそもその時は首都機能も半分死んでいるわけです。
このように、3年前には「起こるかもしれないこと」が、今では「いつ起こってもおかしくないこと」になり始めています。新年号新時代の来年からは特にそうなるかもしれません。
おまけ1(読者の方からの実体験コメント)
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止めの雨
大自然が(神様が)今回は「ヤル!」と決めた時に、災害は起きる。としか、思えなくなっています。何度か水害を経験して、そう思います。
何日か雨が続いて水害に至る時、いつも止めの雨が降り、川が溢れ、家屋を流し、翌日は晴天と言うのはパターンでした。
粉雪は1~2mm の粒ですが、密度を増して激しく降れば一晩で40~50cm は積ります。そういう雨が3日も続けば川は増水して、危険水位に近付きます。その後も降り続き、時々あられクラスの大粒の雨が降ったりすれば危険水位を越え、「今回は無事に終わるだろうか」と心配になります。(本当に、99回は無難に過ぎるんです。)
一週間近く降り続けて、天気予報は明日晴れ。雨は小降りになって来て今晩もてば平常通りの明日が来る。そう言う夜に、止めの雨は来ます。
それは、雹のように大粒の雨です。音も激しい。恐怖心を呼び覚ます音。あの音の中で眠り続けられる人はいないと思います。
外に出てみる。傘を差しいるのに雨がかかる。「ヤダ!こんな時に傘破れた?」と見上げると、破れたのではなく防水の繊維を突き抜けて、霧のような雨が降り込んでいたのでした。
道路は、その雨によって冠水状態です。ふと気がつくと、山の斜面からは至る所から水が湧き出していました。すくって飲みたくなる様な透明な水です。「これが濁り始めたら土砂崩れのサインだ」流れるであろう方向と、逃れられそうな位置を確認しておく。
湧き出た水は合流して、たちまち川を作り、段差があれば滝を作った。もう、見える範囲の全ての場所は流れの中にあり、それが全て本流に流れ込み、結果、オーバーフローの様に川は溢れて行った。
長くなるので、その後の氾濫の様子は割愛しますが被害が出るのはこの後です。
避難準備情報は出されていましたが、避難勧告は止めの雨が降る中で出されます。危険過ぎて、車を走らせる事など出来ない雨があることを知って頂きたいのです。朝が来て、川向こうに有る避難所は、水に浸かっておりました。
この話は以前の経験の物です。
今回沢山の命が失われ、又、多くの方々が深い絶望と、途方に暮れる様な思いを経験されています。その事をきちんと受け止めるために、自分が経験する時の事を想定する一助になれればと思って書いてみました。
完全に安全な避難場所は、馴染みの無い町や市の役所とか公民館などになります。受け入れて頂けるものなのでしょうか?或いは、安全そうな場所を見つけておいて、車で寝るとか?
皆さんは、どうなさいますか?
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おまけ(読者の方の声から)
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国産の麦茶ペットボトルをケースで買いました。でも、なんと乳化剤が入っていました。何で乳化剤? 明日はド平日でお客様相談室やってると思うので、電話して聞いてみるつもりです。
→おすすめはお水です。家庭に蒸留水機がない場合は、国産の軟水ミネラルウォーター(たいていスーパーで一番安売りしています。2Lで70円前後)を。蒸留水又は軟水のお水が一番デトックス効果があると私は信じております。
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そんな訳で確か業○スーパーは納豆や豆腐も安かったので沢山買い込んでとおもいましたが先程都内は35°になるかもなど熱中症注意報と光化学スモッグ警報も出たようなので遅めに様子みて涼しくなってから行きます
→そのスーパーはまず野菜が日本国産かどうかを確認してください。あとそのスーパーでのお肉もお勧めいたしません。
節約志向の私ですが、鶏と豚に関しては信頼できる街のお肉屋さんで普通の価格で購入します。あるいは大手スーパーでも産地や生産者が書いてあるお肉は良いと思います。単なる「国産豚」「国産若鶏」ではなく、「◯◯豚」とか「◯◯鶏」など。
牛は北米豪州などの輸入の赤身は良いと思います。
豆腐は「消泡剤エステル」が含まれてないものが美味しいです。
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ドクターからリン摂取に気をつけるように言われています。
特に乳製品のリンは吸収率が良いので、避けるようにと言われました。
リンは表示義務がないとのことで、先日、サントリーやキリンに電話をして尋ねました。
サントリーの伊右衛門茶には、リンは添加していないそうです。
キリンの生茶はリンを添加しているとのことでした。
→個人的には飲む水は蒸留水か軟水のミネラルウォーターをお勧めいたします。
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近頃、よく睡眠障害にグリシンがいいと聞きます。
ネットのサイドに味の〇のグリシンってよく載ってます。
グリシンは副作用がなくて、いいとの謳い文句です。
成分の同じグリシンなのでしょうか?
そうだとしたら怖いですね。
→はい。同じグリシンです。
グリシンで艶出しされている白米は、食べる頻度が少ない分には問題ないと思いますが、習慣常食は個人的には避けた方がいいように思います。
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へー、ph調整剤も良くないものなんですね。
→どの添加剤も現在の厚労省の基準は超えていませんから、頻度が少ない場合は、問題にはならないと思います。
ただ習慣常食することは、個人的には避けたいと思っています。
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