食事サーヴィス・ボランティア、この日のメンバー。後ろの男性は責任者で元校長先生
コロラド州ボルダーへは以前松茸狩りに行ったことがあるが、今回は友人美江子さんの庭木の剪定を申し出た夫と同行し、筆者は別の活動を試みた。
家なき人々へ食事サーヴィス・ボランティア
到着翌日活動開始、家なき人々への月1回の食事提供会に参加した。食材の質も栄養価も上々、料理の種類も味も良い。ボランティア仲間には中学生2人や高校生、彼らの母が居たが、この国では奉仕活動に学校の単位が取得できるのだ。会場作り、料理手伝い、スタッフとの会話等を楽しんだ頃いよいよ家なき人々の登場。皆さん大きな寝袋を持っていた。食事が終わりそうな頃合いを見て皆さんに交わり会話した。元大学教授で奥さんに放り出された人、領事だった人の息子、マイケルジャクソン似でおしゃれな人、雄弁な女性等、大抵は気質穏やか、物腰柔らかでお喋り好き、笑顔の素敵な人々だった。今夜の宿の相談をしあっていた。金儲けに縁がなく社会からポンッとイジェクトされた人々だ。「また来てね!」と言ってくれた人、無言でしっかりとハグしてくれた人、等、何人かと言葉や視線を交わし別れを惜しんだが、心が通い合い、宿舎を持たぬ彼らへの愛情と悲しみで胸が詰まった。(彩の渦輪) 左:この部屋でお食事 右:ボルダーへ着いた翌日の3月4日、このつらら