あけぼの

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早朝の30分速歩き:矢川・根川の情景

2013-06-02 12:11:10 | まち歩き

Dscf6327 Dscf6325 右腎臓と尿管摘出後、主治医のお勧めは「30分早く起きて速歩しなさい」だった。腰痛がひどくて5か月間ままならなかったが、最近中米のベリーズに行き、カリブ海で泳いで以来痛みが薄れ、その後アメリカでも体調が良かったので、帰国後は「早朝の30分速歩き」を実行、大体Dscf6330朝の6時前後だ。我が家から国立六小前へ、一本柳を見上げ、「おはよう!」と挨拶、矢川沿いにちょっと歩くともう立川市だ。親しい星先生の家の前から青柳北緑地、そして根川緑地の萱やガマの繁茂した沼地を通ると緑地が終わり、続いて星先生の家の後ろを通ると矢川・青柳の雑木林が終わる。国立六小の前の大柳を再度愛でて「ではまた明日!」と挨拶する。筆者は若き日「怒りの葡萄」を読んで以来柳に特別の風情を感じる。

この時間に出会うのは4つ足君の紐の先にくっついている2本足のおじさんやおばさんだけ。時におじさんはチワワ君のうんちを拾い、チワワ君のお尻を拭いてあげている。ご主人は人間ではなくお犬様でござりまする。矢川や根川緑地に居るのは太った鯉、騒々しい鴨、時に白鷺、川辺には水仙や筆者が一番好きな花、紫陽花が咲き乱れる。ある朝、4:45、星先生が黒装束の寝巻でごみ捨てに出ておられ、「星先生、お早う!昨日はどうも!」と挨拶したが、「眼鏡かけてないので」とかなんとか小声で訳のわからないことをボソボソ言い、逃げるようにうちへ入られた。「あれ? 星先生は夜型だから人違いだったかな?」相撲の時期にはお邪魔して一緒に見せてもらいコーヒー・サーヴィスを受け、カラオケも一緒だったし、アメリカからスカイプするのも星先生、小川地球村塾皆勤賞の星先生だが、寝ぼけておられたのだろうか。その後、六小前で桑の実を拾っていたら夫、自悠人とすれ違った。「拾うのはよしとけ。犬のおしっこがかかっているぞ!」本日は夫はパナマで買った帽子、妻はコロンビアのだ。夫も筆者の30分速歩きを真似て早朝に歩くが、夫は歩幅が異なるので同じ時間帯に筆者の2倍の距離を歩く。散歩は夫婦別々にて御座候、異なる国の帽子がすれちがう早朝の矢川の情景でござりまする。(彩の渦輪)