あけぼの

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はらはらと命の終わりを感じつつ落ち葉かき

2009-11-08 22:33:05 | アート・文化

T_015 二階側のデッキ(バルコニー)

ラップ・アラウンド・デッキといってデッキがこの家中を取り巻いている

四月に蜻蛉の羽のような新緑が出てから十一月上旬に紅葉が燃え尽きるまでなんと美しい街だろうと思い続けるシンシナティ。燃え盛った紅葉がシャワーとなって降りしきり木の葉が舞う裏の林はさながら天国だ。夕陽に映え、円舞しながら落ちる葉、蜘蛛の糸にかかり空中に身を晒す葉、緑色を十分残しつつ突風に捥がれた葉、適所に落ち若木のための腐葉土になる葉、等、落ち葉の運命は人の命の果て方と重なる。紅葉のシャワーが終わり枯葉が地面を覆うとグランドカヴァーが窒息するので落葉掃除をしなければならない。Rakeという大きな松葉かきを持って裏の林を駆けずり回り、あちこちに固めた落葉を運びおろす。運びつつ思う。つむじ風で若い命が奪われることも地面が若い骸で覆われることもあってはならないと。オハイオの林で、目前にはらはらと命の終わりを感じつ

つ落ち葉かきをする。(彩の渦輪) T_oct24_009

家の裏側のデッキ:アライグマがよく餌をねだりに来たところ