あけぼの

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中米を往来する日本人

2007-03-26 02:42:55 | ブログ

中米は日本から行くのにはちと遠い。近隣諸国の旅に飽きて中米に目を向ける人は風変わりで個性的な人が多いようだ。US経由となるからメキシコを除いて殆どの便の到着は夜八時以降となる。今回のグNishioアテマラ行きにはグアテマラ・シティの日系人経営の安宿を使った。夜の便にあわせて空港までタクシーで出迎えしてくれるので不安がなかった。旅行社を兼ねているので観光の相談にも都合がよかった。夜毎日本からの観光客と出会い、食事をともにした。年齢、性別を問わず4ドルの夕食を囲んでの会話と情報交換が弾んだ。ロスに一泊した九州からの女性は歯科医さん、日数少ない休暇を活用してグアテマラのパナハッチェルという湖を見るだけの目的の旅で、個性を感じた。旅情報は勿論のこと、人生論も飛び出して有意義な夕食を楽しんだ。ホンジュラスのコパン遺跡では20日間の中米横断の旅と称した日本人ツアーにも会った。熟年女性たちが中心だったが、その中には目の見えない夫を連れての女性もいた。この夫は己が足と心の目を駆使して中米諸国を見ようと意気込んで出かけたのだろう。この盲目の夫は目の見える大勢の女性観光客より以上に多くのものを己が記憶のスクリーンに焼き付けて帰ったことであろう。(自悠人)