あけぼの

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利便対不便、ファスト・フード対スロー・フード

2007-02-10 21:34:17 | テレビ番組

日本にいる娘からEmailが来た。テレビで食品添加物の話を見た報告だ。

「今はサラダのゆで卵も作り物なんだと!金太郎飴みたいに細長~い卵?を切っていたよ。気色悪い!イクラも100%作り物だそうよ!1皿100円の回転寿司は卒業した方がいいかもね。ステーキ肉もくず肉や固い肉を粉砕して軟化剤入れて接着剤で固めて・・・外食なんかできんぞよ!」

資本主義社会では収益と競争が必然だから上記食品添加物が幅を利かすわけだ。国民の健康を国が守ってくれるなど期待できない。国はグローバル競争に勝つことだけ念頭にあり、教育基本法までいじくり、国民の健康を守るどころではない。社会主義国でも中国産の食品にいかに農薬が多いことか。従って市民は己が健康を己が守るしかないのだ。

日本の平均寿命は世界一だが今後は下がっていくと予想されている。特に若い人がそれを下げるのに貢献するだろうとも。ファスト・フードに安易に飛びつき、一日それで済ましてしまう人が多いそうだ。若者に酷な日本社会・・・良い職場は椅子取りゲーム・・・も一因であろう。中年やシニアにも突然死が多い。アメリカや日本等の北半球の先進国では利便性を追求するあまりに国民は健康を蝕まれ、命を縮める。一方、南半球では食料自体が不足して多くが命を失っている。

 世の中便利にはなっても良くなっているとは言えない。利便性のファスト・フードか、自然に近い食品を選んで手作りするか、余裕の有無に支配されようが、己が人生劇場を中途で幕にしてしまわないためには、利便と不便のバランスある生活をし、自分が自分を守るしか方法がない。安全食品への意識を高め、多品目を雑食することによって自身を守り、知人とは口コミで啓蒙しあうのがよさそうだ。(彩の渦輪)