深いふかい、何百億光年もの深い空を眺めていると思うほど、きょうの空の青さは格別だ。視界の殆どは鮮やかな一色の広大な天蓋、蒼穹で、その中に立っていると天と地が逆転して、無窮へと落ちていくような気がしてくる。たった1日きょうの晴天だけで、今秋の名誉は完全に挽回されたと言ってもいい。
露天風呂の掃除を終えて水を張っていたらそこへも、はらはらとコナシの黄色く色付いた葉が落ちてきて、水の上に2枚3枚と浮かんだ。緑のうちに散る葉もあれば、黄色や赤くなるまで持ちこたえる葉もある。
夕暮れがまた来た。人気の絶えたキャンプ場が余計に、子供たちの喚声を思い出させる。初の沢の近くの白樺やダケカンバはいつの間にか大分葉が散って、白い樹幹が目立つようになってきた。
草を食む牛たちの姿がいつものように風景に静けさや、安らぎを添えてくれている。
山奥氏登場。
これからの季節は時代遅れの山小屋がオススメ。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」と「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。