
今朝はまた一段と霧が深かった。キャンプ場のコナシの木の他には何も見えなくなってしまった。捉えようのない厖大な空白が余計に、6畳間のこの部屋の孤立感を強く意識させた。無風、無音。そんな中O谷夫妻は、霧のヒルデエラ(大阿原)を撮ると言って出掛けていった。きょうはもう一人、ツタウルシの撮影と、このPCの指導を兼ねて、NPO法人みろく山の会のOさんもやって来ることになっている。
無粋なカラスの鳴き声がさっきまでの長い静寂を破った。つれて、霧も少し薄らいできたようだ。きょうは、牛の見回りの他には何の予定も入れてない。ずっと気になっていた「追い上げ」の斜面にできた、雨に削られた穴の対策は昨日のうちに済ませてしまっている。こうやってじっとして、秋ならではの深くていい気分を独占したまま一向に倦むことはない。
マッキーがまた1頭だけで塩場の近くから動こうとしない。彼も今週の金曜日には、他の牛4頭と一緒に山を下りることになっている。そして残された牛たちも10日すれば、里に帰っていく。4か月は、牛にとって長かったのか、短かったのか・・・。
きょうは終日曇り空のため、Ume氏の作品は掲載を休んだ。また明日からお楽しみに。今夜は上に泊まる。
KMKさん、昨夜はありがとう。忘れ物は明日届けます。
これからの季節は時代遅れの山小屋がオススメ。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」と「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。