石匠風間ブログ!

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友の死に寄せて

2014-07-24 | 雑記
友達の葬儀に出てきた。

ぼくより二つ下なのに死んでしまった。あっけなく。
長期入院中であったからポックリとまでは言わないけど、突然の訃報ではあった。

近年はさほど交流してなかったがJC活動では割と近しい仲だっただけにそれなりの感慨がある。

だからといって友の死を悼むのに感情露わな文章を書くほどには若くない、そういう年齢はすでに通り越してしまった。

それにしても。
ぼくはすでに人生の折り返し地点は過ぎてるのだなと、今後、身の回りで同様の悲報が相次いだとしても不思議ではない年頃なんだなと、今更ながら認識を新たにした。

あるいはそれは自分自身の悲報になることだって意外ではないんだ、年齢的に。事故だって病気だって、死は予告なくやってくる。

そう考えると自分に残された時間は、思ってるほど長くないのじゃないか?なんてことを思ったりする。

だからといって焦って何かできるわけでなし。一つ一つ身の丈にあった出来ることを日々着実にこなす、それしかないじゃないか。

よく「俺はやりたいことやって来たしいつ死んでもいい」みたいなこという人いるじゃないっすか。昔はかっこいいと思ったけど、そうでもないかも。未練タラタラはかっこ悪いけど、達観してるみたいに振舞っても所詮人間の煩悩なんぞ似たようなもんでしょ?

「煩悩がない」なんて言ってる人はインチキだ。

そして道半ばで死ぬ人も未練なく死ぬ人も、死んでしまえば同じこと、か。なんか無性に虚しい。

こういう戯言をのたまってる時点で自分がいかに恵まれているか、のんびり生きてるかがうかがい知れよう。真剣に命がけで生きてる人だっていっぱいいるのに、この自分ときたらいい年こいてこのザマだ。

通夜・告別式を通過し一息ついたところで「ああ、奴はもういないんだな」感が押し寄せてくる。生きてる限りこれから幾度もこんな思いを味わうのか。