「ウォーキング三昧」in 滋賀

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近江(滋賀)探訪 近江・上岸本城(東近江市)

2017年10月16日 05時00分00秒 | 近江の城郭

↑近江・上岸本城があった林

10月12日(木)、近江・上岸本城(東近江市)を訪れた。

上岸本城は上岸本地区、北側の農道脇の雑木林の中に残るが石碑等はない。農道からも竪堀が認められ、竪堀を境に西側の林にも土塁や空堀の遺構が認められるが遺構は幅20mほどの林の中だけで大部分は畑地になっている。

上岸本城は愛知川左岸の河岸段丘上に築かれている。この周辺には愛知川の河岸段丘に高野城、小倉城、曽根城、青山城、中戸城、鯰江城などが築かれており、これらは南北朝期から戦国期にかけて愛知川流域を支配していた小倉氏、その支族によって築城されたとされる。
因みに主城の鯰江城は目と鼻の近さにあり、天正元年(1573)、信長軍の佐久間盛政、蒲生賢秀、丹羽長秀、柴田勝家らに攻められ落城しているが上岸本城は鯰江城を攻略するにあたっての「付城」だったとも言われている。
鯰江城は12-12-2016のこのブログで紹介済。


↑この標石が場所の目印