「ウォーキング三昧」in 滋賀

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近江(滋賀)探訪 近江・伊庭城(東近江市)

2017年10月15日 05時00分00秒 | 近江の城郭

↑近江・伊庭城跡(現在の勤節館)

10月11日(水)、城跡とされる東近江市伊庭の伊庭城跡を訪れた。

伊庭城は六角氏の居城・観音寺城の約6km、下街道(現県道2号線)から2kmほど西へ入ったところの伊庭集落の一角にある。当時は伊庭内湖を背後に控えた要害の地にあったと推定されるが、現在では伊庭内湖は埋め立てられてしまっている。

伊庭氏は建久年間に観音寺城主・佐々木行実の四男・高実が伊庭氏を名乗ったのを始祖とし、代々伊庭の地を領した。南北朝時代から室町時代にかけて、伊庭氏は目加田氏、馬淵氏、蒲生氏、小倉氏、嶬峨氏等と共に守護代として近江支配の実権を握っていたが、後年、六角家に対し反乱を起こし滅びた。(伊庭の乱)

伊庭城址は明治時代、伊庭小学校となり、昭和23年小学校の跡に現在の勤節館が建てられ保存されている。城址の四囲には石垣護岸(江戸期の石垣)の水路が残り、水堀の風情が残されている。