のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

「一年ぶりの帰郷」 (3)ふるさとの自然(日本海と権現山)

2016-09-25 19:58:57 | 日記

 人麻呂神社の後、Mさんの車は、海に向かった。

 しばらく走ると、目の前に、荒れ気味の<日本海>が現れた。

               

 

 

 

 私は車を降りて砂浜を歩き、波打ちぎわ近くまで歩いていった。

 吹きつける風を体全体で感じながら、いかにも日本海らしい荒れた海の姿を、存分に楽しんだ。

                        

 

                

 

                

 

                

 

                

 

 

 

 結構長いこと荒海の情景を楽しんでいた私だが、雨も降ってきたので、カメラをしまって車に戻ることにした。

 ちょうどその時、石見空港に降りる飛行機が、海の上に姿を現わした。

 私は慌ててカメラを取り出し、飛行機に向けてシャッターを押した。

                 

 

 

 

 

 その日は、同じく高校時代の友人であるYさんも一緒に、3人で夕食をとるよう、Mさんが段取りをしてくださっていた。

 大分夕暮れてきたし、もう夕食の場所に向かうのかと思いきや、Mさんは、せっかくだから、<権現山(比礼振山)>にも上ってみよう

 と言われる。

 時間が無いのを気にしながらも、私は、今まで行ったことのない権現山にも、大いに興味を持った。

 

 狭い山道をくねくね上って、車がやっと権現山の頂上に着いた。

  車を降りた私は、眼下に広がる景色に、心が躍った。

                       

 

 

 こんな小高い所から、ふるさとを見下ろすのは、私にとって初めてのことだった!

 お天気も悪く、夕暮れも迫っているので、クッキリとは見渡せないが、それがまた趣きのある風景になっている。(と思った)

 

 木々の向こうに、益田の市街地が広がり、その向こうにウッスラと、日本海まで望める。

            

 

            

 

 

 

 できるだけ市街地にフォーカスすると…

            

 

 

 

 

 海の方にカメラを向ける。 

 海の上にうっすらと浮かんだように見える横長の島が、私たちが、幼い時からずっと見続けてきた、懐かしい<高島>だ。

             

 

             

    

             

 

 

 

 <権現山(比礼振山 ヒレフリヤマ)>からの眺めはいつまでも見飽きなかったが、時間が遅くなったので、私たちは下山した。

 そして、迎えに行ったYさんも一緒に、(Mさんが予約してくださっていた)お店に向かった。

 そこは、カウンターに椅子が7、8つくらいの、こじんまりしたお店だったが、海の幸を中心とする美味しそうな料理が並べられていた。

                

 

 

 私たち3人は、料理をいただきながら、互いにこの一年のことを忌憚なく喋り合った。

 しかも、喋り合ったのは、3人でだけではなかった。

 その日別の席には、それぞれ男女2人ずつの、やはり同級生同士の(私たちより10歳下の)お客が来られていた。

 マスターのさりげない取り持ちで、(マスターも入れて8人の)同郷の人間同士の楽しい会話が始まった。

 お店では、益田弁が飛び交い、笑い声が響いて、とっても楽しい夜になった。

 

 Mさん・Yさんはもちろん、マスターと同席した4人の方々、楽しい夜を、本当にありがとうございました♪

    

 

 

 

              


「一年ぶりの帰郷」 (2)ふるさとの自然(ムクゲと蝶など‥)

2016-09-25 11:07:57 | 日記

 益田川を離れると、Mさんは車を、山あいの集落へと走らされた。

 大阪ではとっくに終わりを迎えているムクゲが、そこでは、まだ元気に咲いていた。

               

 

                  

 

 

 そこに、黒い蝶々が飛んできた。

 慌ててカメラを向けたが、うまくは撮れなかった。

                

 

                        

 

 

 

 Mさんの「面白いモノが見えるよ!」という声で、ムクゲをちょっと離れた所に行ってみた。

 農家の屋根の上に、2匹のネコちゃんジッと坐っていた。 空中にはクモが浮かんでいた。

                 

 

                    

 

 

 2匹のネコちゃんは、しばらくじっとしたままだったが、そのうち左側のネコちゃんが、少しだけ体勢を変えた。

                 

 

                 

 

 

 

 私たちがネコちゃんを眺めていると、このお家のおじさまが帰ってこられた。

 おじさまの話では、ネコちゃんは併せて4匹いるのだそうだ。

 特別ネコが好きというわけではないけれど、なついてくるとやっぱり可愛いと、目を細められた。

 

 

 

 車は山あいの道を走っていく。

 行く先々で、曼珠沙華が咲いていた。

 私は、悪いな!と思いつつ、曼珠沙華を見つけると車を停めてもらった。

 

                        ~黄色く色づいた稲のそばの、曼珠沙華~

                 

 

                         

 

 

 

                          ~蕎麦畑と曼珠沙華~  

             

 

         

 

 

 

 

 田んぼでは稲が刈り取られている所も多く、そこには、山陰の秋の風物詩・<稲はぜ>が、ズラリと並んでいた。

 懐かしい風景だ!

           

 

 

 

 

 益田は、かの「柿本人麻呂」の終焉の地と言われ、随所に?<人麻呂神社>がある。

 その神社の一つに上って行った。

                  

 

 

 

 

 人麻呂神社からの帰り道、もう一度、曼珠沙華の咲く風景を撮った。