のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

“中秋の名月”の筈なのに‥。

2012-09-30 20:50:49 | 日記

 今日(9月30日)は、中秋の名月、 一年で一番美しい満月の日。

 私はずいぶん前から、今日の満月を見るのを心待ちにしていた。

 そして今年は、マンションのベランダからではなく、もっと趣きのある場所で満月を見たいと、大分前からアレコレ考えてもいた。

 それなのに‥。

 大型の台風17号の影響で、とても中秋の名月を見ることができる状態ではないことが、2.3日前からハッキリしてきた。

 残念やけど、しゃあないなあ‥。

 自然には逆らえないもの!

 

 そこで今日は、(お月見に出掛けることができず、時間ができたので)午後2時に、美容院を予約した。

 美容院に行くべく、ちょっと早めにマンションを出ると、その時すでに外は、かなり激しい雨と風だった。

 マンションの前の草木は風にあおられ、道端に置いてあった自転車は、横倒しになっている。

                

 

       

 

 私が雨の中、(上の)写真を撮っていると、通りかかった“おっちゃん”が、けげんな顔(声)で、「何してんねん!?」と叫ばれた。

 私は笑ってごまかしたが、 “そりゃあ、そうやな‥。”

 雨の中、傘を飛ばされそうになりながら写真を撮ってる“オバハン”を見れば、ちょっと変なん違うか?と思われても当然だ。

 

 だが私は、それに懲りず、さらに無謀な行動に出てしまった。

 いつも行く公園がどんな具合か、見に行くことにしたのだ。

 公園は、全体にうす暗く、闇の中に沈んでいるかのようだった。

             

 

 吹き飛ばされて地面に落ちた木の葉が、雨に打たれて濡れそぼち、花を開いたばかりの曼珠沙華も、雨の滴を付けたまま、風に大きく揺らいでいた。

       

 

 それよりも何よりも、公園ではさらに風が激しくなり、私の体は時折、風であおられ、ふらつきそうになった。

 こんなところで風にあおられて転んでケガをしても、誰も同情なんかしてくれない!

 「年寄りの冷や水」と非難されるのがオチだ。

 私は自分の無謀さを反省しつつ、転ばないことだけ気をつけて、美容院へと急いだ。

 そして、何とか無事に美容院に着き、カットとカラーを済ませて、家に帰ることができた。

 帰ってからテレビをつけると、テレビがしきりに、「不急の外出は、絶対に控えるように!」と、注意を繰り返していた。

 

 

 ところで私は、満月がダメならせめて十三夜の月でも写真に撮っておきたいと、28日の夜にカメラを持って近所をブラついた。

 どこか、十三夜の月をキレイに撮れる場所はないかと。

 でも結局、いい場所は見つからず、味も素っ気もない下の写真しか撮れなかった。

             

 

 

 

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明日香へ(2) ≪稲渕から石舞台≫

2012-09-28 18:04:50 | 日記

 稲渕の棚田(案山子ロード)から上に上がって、舗装した道路に出る。

 そこから一路、石舞台へと向かって歩く。

 地元の人に聞くと、石舞台までは、だいたい30分くらいとのこと。

 しかし、道の左手下には、依然、曼珠沙華で縁取られた棚田が広がり、道路の右手の崖には、やはり曼珠沙華が群生している。

 写真好きの私としては、こちらでパシャパシャ、あちらでパシャパシャやっている内に、時間はどんどん経っていく。

 とても30分で着けるものではない。

 

 前回のブログと似たような風景だが、道路から見下ろした棚田の写真を何枚か、載せさせていただきます。

               

 

 

        

 

 

                 

 

 

 

 道路右手は崖になっていて、そこにも曼珠沙華が群生している。

                 

 

      

 

 

 

 再度左手の棚田に目をやると、今まで見なかった花や野菜も植えられていたりして、ちょっと風景が変化してきた。

              

 

       

                (オクラの花)                           (曼珠沙華の手前は、トウガラシ)

 

 

           

                      (前景の花の名前は分からない‥)

 

 

 

 ずいぶん時間を掛けて、やっと石舞台古墳の近くまでたどり着いた。

 疲れ切った私の目に、青空をバックに穂を伸ばしているススキが、爽やかに映った。

                 

 

              

 稲渕も結構すごい人出だったが、石舞台はそれにも増して団体客が多く、遺跡の中からは高校生らしき団体のはしゃぐ声が聞こえてくる。

 私は、今回は遺跡の中に入るのは止めにした。

 (石舞台は、昔はお金が要らなかったが、だいぶ前から、入場料をとるようになってきた。 もちろん、その分、よく整備はされているのだが。)

 石舞台そのものは以前見たことがあるのだし、お金を払って人混みの中に入るのは、馬鹿げていたから。

 それに、遺跡に入らなくても、周囲には、萩やススキなど季節の花が、たくさん植えられていた。

 

      

 

               

 

                      

 

 私は、それらを十分に楽しんでから、そう遅くない時間に、帰路についた。

 

                

 

 

 

 

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明日香へ(1) ≪稲渕の棚田の曼珠沙華と案山子≫ 

2012-09-28 16:13:49 | 日記

 墓参から帰ってしばらく体調不良だったが、昨日(27日)は思い切って、明日香の曼珠沙華を見に出掛けた。

 近鉄の橿原神宮駅で下りて、曼珠沙華の一番の名所と言われている“稲渕”へと、直行した。

 昨日は晴天に恵まれ(過ぎて暑かったが‥)、曼珠沙華もちょうど見頃だった。

              

 

 

 稲渕では、“案山子ロード”というのが作られていて、田んぼや曼珠沙華の傍に、地元の方々の力作の、いろんな案山子が置かれていた。

       

 (左上の“かえる”は、今年の案山子展示のテーマ・「かえろかな?」に因んで作られたもの)

 

 

 以下、案山子ロードを巡りながら撮った写真を、ランダムに載せさせていただきます。

 

         

 

 

     

 

 

       

 

 

              

  

 

                

 

 

      

 

 

               

 

              

 

              

 

 

 

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情熱の花、≪曼珠沙華≫

2012-09-28 14:41:49 | 日記

 曼珠沙華は、その毒々しいとも言える“真っ赤な色”や“妖しげな花形”から、あまり好きではないという人も多いかもしれない。

 また曼珠沙華が、実際にその根に毒を持つことや、墓地に生えていることが多いこと等から、嫌がる人もおられるのだろう。

 私の父がそうだった。(らしい。)

 (曼珠沙華が好きな)姉が、庭の片隅に曼珠沙華を植えたいと言っても、生前の父は、不吉な花だと言って、決して許さなかったことを、父の没後姉

から聞いた。

 でも私は、曼珠沙華が大好き!

 曼珠沙華の花を見ると、なんか、身体の芯から、切ない情熱が湧き上がってくる気がする。

 “造化の妙”を感じさせるモノは数々あるけれど、曼珠沙華は、他のどんなモノにも引けをとらない、“造化の妙”のスバラシイ産物だと思う。

 

        

 

             

 

               

 

 

 それから、曼珠沙華と言うと、私には懐かしい短歌がある。

 中学校時代の教科書に出ていた、木下利玄の次の歌。

              曼珠沙華一むら燃えて秋陽つよし そこ過ぎている静かなる径(みち)

 

 高校時代までを田舎で暮らした私には、この歌に歌われている情景は、すぐ目に浮かんでくる、ごく自然な情景だった。

 そして、秋の陽に照らされながら「一むらだけ燃えて咲いている曼珠沙華」と、その傍の「静かな径」の、対比の表現が、すばらしいと思った。

 私は好きな歌の一つとして、当時何度も口ずさみ、曼珠沙華を見ると、今でもこの歌が口をついて出てくる。

 そこで、その歌の情景とは少し違うけれど、まあ遠くはないかな?と思う写真を2枚、下に載せておきます。

      

                    

 

            

 

 

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一年ぶりの墓参

2012-09-25 16:03:36 | 日記

 お彼岸に、故郷の姉たちがお墓参りをするので、私もそれに合わせて帰郷し、一緒にお墓参りをさせてもらうことにした。

 何しろ、我が家のお墓は、昔私たちの祖父が住んでいた山の奥の村にあるので、車でないととても行けない。

 元両親の(今は長姉の)家があるところも田舎ではあるが、お墓のあるところは、今では、ポツリポツリと人家がある程度の、本当の過疎の村だ。

 

 秋分の日(22日)の朝、新幹線で新大阪を出発した。

 九州新幹線が全線開通してから、新大阪発・鹿児島中央行きの“さくら”が運行されることになって、最近はその列車を利用することが多い。

 今回も、8時11分発の“さくら”に乗った。

         

 

 新幹線の車中では、朝食の駅弁を食べ(これが、珍しく美味しかった!)、溜まったメールを打っていたら、すぐに時間が経ってしまった。

 (退屈しないでよかった~!)

 

 新山口で、山口線に乗り換える。

 新山口は、昔は“小郡(おごおり)”と言って、私は、その名前の方が趣きがあって好きだが、時代の流れで致し方なし。

 それでも、山口線は、レトロな雰囲気を出すためか、今でも駅名などが、旧い字体&右からの横書きで書かれている。

          

 

 山口線を走る普通列車は、これまたレトロなツートンカラー。

                

 もちろん、わざわざツートンカラーにしたわけではなく、いろんな所から使わなくなった車両を集めてきたら、そうなったという感じ。

 でも、それはそれで、ローカル色豊かでいい気もする。

 長い待ち合わせ時間のあと、その普通列車で、ふるさと益田に向かった。 (その時間には、特急電車がなかった)

 

 途中の駅で、上に書いたレトロな駅名の看板が目に入ったので、撮っておいた。

                

 

 各駅停車と言えども、動く列車の中から写真を撮るのはむずかしい。

 そんな中、なんとかカメラに収めた、懐かしい「十種峰(とくさがみね」

        

 低い山ながら、ツンと立ち上がっている山容が、わたしは好き。

 それに、高校時代に友だちと登った唯一の山であることも、郷愁を誘う。

 

 十種峰を撮ったのなら、「青野山」も撮っておかねば‥。

 青野山は、十種峰よりさらに低いが、(観光地として少しは名前が知れている)「津和野」の街の上にポッコリと顔を出す、まあるい、優しい山だ。

               

 

 津和野を過ぎ、「日原(にちはら)」駅に到着。

 日原駅のホームには、こんな看板が‥。 (1度行って、降り注ぐ星を見たいと思いつつ、まだ行けていない)

                 

 

 

 13時46分に益田駅到着。

 駅まで出迎えてくれた姉たちの車に乗せてもらい、そのままお墓参りに。

 途中で長姉の家に寄って、彼女も加えて、今回は全部で7人での墓参となった。

 

 お墓は、地元の方にお願いして、定期的に草刈やら掃除やらしてもらっているのできれいだったが、それでも少しは舞い落ちている木の葉を

掃いたり、お墓を水で洗い清めたりしてから、お花を飾って、お参りをした。

 お墓の後ろに、姉たちも名前を知らない草(木?)が、葉っぱは落として、実だけをニョキッとつけていた。(写真左)

 お墓の傍に植えられているムクゲには、まだ少し花が残っていた。(写真右)

          

 

 お墓参りを終え、一旦長姉の家に帰って休憩したあと、みんなで「とみ」というお店に夕食を食べに行った。

 「とみ」は、新鮮な魚料理が美味しいことはもちろんだが、海(と夕日)が眺められるという、好条件をそなえているお店。

 私は料理もさることながら、海に沈む夕日を見るのを、前々から楽しみにしていた。

 ところが‥。

 前日までの天気予報も好天を予想していたのに、その日は次第に雲が増して、雨さえ降りかねない空模様になってきた。

 もちろん、夕日も夕焼けも望むべくもなかった。

 これもまあ、致し方なし。

 私は、夕暮れていく、モノトーンの海辺の写真を撮ることで、満足することにした。

             

 

     

 

 その夜は、長姉の家で1泊させてもらい、遅くまでいろいろ喋って楽しかった。

 明くる日は、お昼を益田のレストランで食べることにして、それまで、庭の花を写真に撮ったりして過ごした。

                

        この日初めて花を1輪開いたノボタン

 

               

                      黄色いランタナは、私には珍しかった。

 

        

                               ムラサキシキブ(紫と白)

 

 曼珠沙華は、赤も白も、まだ咲き始めという感じだった。

           

 

 

 益田まで行くために、最寄り駅の“鎌手駅”(今は無人駅で、駅舎もなくなってしまった)のホームに上って、列車を待った。

 駅舎がなくなって寂しい限りだけれど、私の目の前には、(高校通学時に私たちを運んでくれた)JR(当時は国鉄)のレールが、昔と同じように伸びて

いる。

                  

 このレールの上を、ゴットンゴットンと走っていた蒸気機関車の音が、今でも聞こえるような気がする。

 

 益田で姉と食事し、帰りは、山陰線の特急“まつかぜ”から、伯備線の特急“やくも”に乗り換え、岡山からは新幹線というルートをとることにした。

 山陰線では、日本海の風景を存分に楽しみ、写真に撮ろうと思っていたが、特急はやはり、速い!

 なかなか写真など撮れるものではない!

 かろうじて撮れた、(私が通学時にいつも見ていた)海辺の写真を‥2枚。

   

         

 

 

 

                                    出雲平野と宍道湖

      

 

 

 米子で、伯備線の「やくも」に乗り換えて、岡山まで。

 私は当初、伯備線では、山間の渓流の景色を眺めるのを楽しみにしていたが、「やくも」に乗り込むと同時に、それまでの疲れがドッと出てきて、それ

どころではなくなった。

 それに天候もイマイチ。

 私はグッタリと席に身を沈め、ただただ時間の経つのを待った。

 

 新幹線に乗り換えてから、シンドサは少しはマシになったが、家に帰り着くのが、本当に待ち遠しかった。

 やっと着いた我が家のベランダから見上げた空には、美しい半月が懸かっていた。

 

 疲れもしたが、一年に一度のお墓参りが無事終えられて、今はホッとしている。

                           

                   

 

               

               

 

 

 

           

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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やっと、秋!

2012-09-21 18:55:29 | 日記

 一昨日(19日)くらいに、大阪にもやっと秋が来た。

 日中の温度はまだかなり高いけれど、湿気が少なくなってスッキリしている。

 ああ、待ちに待った、秋の到来だ!

 

 秋の到来を感じてか、私の体もちょっとシャンとしてきた。

 一昨日は、2週間ぶりくらいにダンスに行く気になって出掛けたが、最後までマアマアに踊れた。

 

 昨日は、用事があって、梅田に出た。

 伊勢丹11階にあるJTBで用事を済ませたあと、建物の外(同じ階)の庭に出てみると、買い物を済ませた人たちが、椅子に座って、気持ち良さそうに

休憩・談笑されていた。

 これも数日前には考えられない、秋空の下での光景だ。

                   

 

 向こうに見えるスカイビルに、周りのビルの影が、ちょっと面白い形で映っていた。

                      

 

 阪神百貨店で買い物などを終えると、私は突如、秋の風景に出会いたくなって、長居公園に行くことにした。

 出来れば奈良にでも行きたいところだが、時計はすでに午後3時半を回っている。

 長居公園に行くのだって、もうギリギリの時間だ。

 

 長居公園に着いて空を見上げると、そこにはいかにも秋らしい雲が広がっていた。

                

 

 長居公園の外周道路の両側に植えられた銀杏の中には、かなり色づいているのもあった。

                           

 

 時間を気にしながら早足で、“長居植物園”へと向かう。

 長居公園入り口から長居植物園までは、意外に距離がある。

 植物園に着いたら、もう4時を15分ばかり過ぎていた。

 閉園は5時とのこと。

 私は、テレビが紹介していたキバナコスモスの群落だけは見たいと、地図を頼りにその場所へと急いだ。

 

 でもその途中で、心惹かれるモノがあれば、やっぱり写真を撮ってしまう私‥。

 植物園を入ってスグのところで、色とりどりのニチニチソウが、私を迎えてくれた。

                

 

 (上の左の写真は、やはり入り口付近に設けられていた“秋の七草”を紹介するコーナーで、比較的きれいに咲いていたナデシコの花。)

 

 植物園の中心には、かなり大きい池がある。

 その池の周りの小道を、傍らに植えられた花々を楽しみながら進んでいく。

             

 

                      

 

 一生懸命歩いて、やっと、目的地(キバナコスモスの群生地)に到着。

                     

   

               

 

             

 

 時計を見ると、閉館時間にはまだ少し間があった。

 それに、周りには、私以外にも数人の人がおられる。

 そこで私はすぐに引き返すのは止めて、もう少し周りを歩くことにした。

 

 ちょっとした森の中の道を歩く。

 森自体は、一見まだ夏の装いだけれど、夏の終わりを告げるツクツクボウシが盛んに鳴いていて、季節の確かな移り変わりを感じさせてくれる。

           

 

 森を抜けて、再び池のほとりに出ると、パンパスグラスという(遠目にはススキと間違えそうな)背の高い草が、ちょうど穂をいっぱいに開いていた。

                   

 

                           

 

 池では、2羽のオシドリと、2羽の白鳥が、気持ち良さそうに、水面に浮かんでいた。

              

 

              

 

 池を廻り終わって、植物園の出口に着いたのが、ちょうど5時かっきり。

 慌ただしい“秋との出会い”だったが、私はそれなりに満足して、帰路についた。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

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せっかくの≪勘九郎襲名披露・九月大歌舞伎≫だったのに‥。

2012-09-13 13:16:31 | 日記

 今(9月1日~同25日)大阪松竹座で、≪六代目中村勘九郎襲名披露≫の「九月大歌舞伎」が行われている。

           

 

 「中村勘九郎」と言えば、現在の「中村勘三郎」さんが、長い間名乗ってこられたお名前。

 このたび、中村勘三郎の長男の勘太郎さんが、お父さんの名跡を継がれることになった。

 

 私は大名跡の襲名披露というのはまだ見たことがなかったので、(割引でも)15,000円の代金はちょっと痛かったけれど、思い切って行くことにし

た。

               

 

 行ったのは、9月8日の土曜日。

 (ずいぶん前のことになるが、今日まで何となく体調優れず、なかなかブログを書く気にならなかった。)

 

 松竹座の待ち合いには、襲名を祝う、各界からの飾り絵馬が飾られていて、襲名の華やかさをさらに盛り上げていた。

           

 

 今回私たち(Kさんと私)は夜の部に行ったが、夜の部の演目は次のとおり。

                      

 

 私は、ナマで初めて見る「口上」と、勘九郎の七変化が見られる「雨乞狐」を、特に楽しみにしていた。

 

 「口上」(だけではなく、今回の舞台全体)には、本来だったら、勘九郎の父・勘三郎さんが当然出演されるはずなのだが、彼はただ今闘病中‥。

 息子の晴れ姿を直に見る事ができなかった勘三郎さんの無念の思いは、如何ほどであろうかと、心が痛む。

 今はただ、勘三郎さんのご快癒を、心から祈るのみだ。

 口上では、勘三郎さんの代わりを玉三郎氏が務められ、壇上には、中村翫雀・扇雀、橋之助、(新)勘九郎の弟の七之助、秀太郎などの面々が並ば

れ、とても華やかだった。

 

 最初の演目「女暫(おんなしばらく)」では、なんと言っても、玉三郎の美しさが際立った。

 

 勘九郎の七変化が見られることで、私が今回一番楽しみにしていた「雨乞狐(あまごいぎつね)」は、期待に違わず、すばらしかった。

 「野狐」→「雨乞巫女」→「座頭」→「小野道風」→「狐の嫁」→「提灯」→「野狐」と、早変わりしながらそれぞれの役を演じ(踊り)分ける‥勘九郎。

 性格の異なる役を見事に演じ分けながら踊られる姿は、さすが、勘九郎の名にふさわしいと思った。

 

 ところが‥である。

 私は前夜の睡眠不足(忙しくて2時間位しか眠れなかった)がたたって、せっかくの「雨乞狐」の途中から、時々眠気を我慢できにくくなっていた。

 コックリしては、慌てて目をこすり、「雨乞狐」はどうにかこうにか、最後まで見ることができた。

 でも、最後の「雁のたより」は、もうイケナイ!

 「雁のたより」が始まってチョットすると、私は気持ちよく眠りの世界へと入っていった。

 そして、そのまま、芝居が終わるまで、ほとんど夢の中。

 15,000円のチケット代を考えると、ちょっと勿体ない気はするけれど、芝居を見ながら?の居眠りの、なんと心地イイこと!

 私は、強がりでなく、そう思った。

 

 というわけで、最後の演目は見ないままで終わった「九月大歌舞伎」だけど、それなりに楽しい夜だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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夜半と早朝の、下弦の半月

2012-09-07 11:01:54 | 日記

 昨夜一旦眠りについて、真夜中に目覚めた。

 目覚めた序でに、ベランダに出て、月を捜した。

 この間の満月からずっと、月を見逃している。

 今は一体、どんな月なんだろう?

 時間は、今日が明けたばかりの、午前1時過ぎ。

 空は運よく晴れていて、漆黒の空の一番深い辺りに、小さな半月が懸かっていた。

                         

 

 今朝起きると、腰の調子は大分好くなっている。

 しばらくぶりに、朝の公園に行ってみた。

 予想どおり、月はまだ、空高く残っていた。

                   

 

 

 公園の花畑では、衰えぬ夏の勢いを体現するかのように、真っ赤な花(名前が出てこない‥)が、燃えるように咲いていた。

        

 

 

 百日紅も、まだまだ意気盛んだ。

           

 

 

 公園の一角で、ヤブランが群生して花を咲かせていた。

         

 

 

 公園を出たところの市営住宅のお庭で、この時期になって初めて、綺麗に花を開いた朝顔を見つけた。

        

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“もう止めよう、もう止めよう!”とは思えども‥。

2012-09-06 18:51:16 | 日記

 3日(奈良に行った日)の朝、新聞の束を持ち上げたとき、腰にピリッ!ときた。

 ちょっとしたギックリ腰だ。

 3週間前くらいにも、一度なった。

 でも、その時は、市販の湿布を貼っていたら、比較的早く好くなった。

 そこで3日の日も、そんなに気にしないで奈良に行った。

 でも、(出掛けるときはそれほどでもなかったのに)電車に乗ったり車に乗ったりしていたら、立ちあがる時かなり痛みを感じるようになってきた。

 

 一昨日は家にいたが、椅子に腰掛けたり立ち上がったりする度に(咳やくしゃみをする時も)痛みを感じ、1日中気分が優れなかった。

 

 昨日はダンスの予定だったが、とても踊れる状態ではなく、行くのはサッサと諦めて、その代わり近所のお医者さんに行ってきた。

 お医者さんは、「軽いギックリ腰ですね。」と言われ、飲み薬3種類と湿布を出してくださった。

 帰ってから早速湿布を貼り、夕食後に、処方された飲み薬を飲んで、寝た。

 

 すると今日は、昨日までとは段違いに好くなってきた。

 もちろんまだ痛みが完全に消えたわけではないけれど。

 お医者さんの薬の威力って、大したものだな!と、改めて思う。

 

                   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 ところで、今日は木曜日。

 木曜日もゴミ出しの日だ。

 今朝ゴミを出した帰りに、ふとベランダを見上げた私の口からは、思わず「エッ!?」と声が漏れた。

 何故って?‥(塀の外にぶら下がって私を驚かした白ゴーヤは、この間既に収穫したにも拘わらず) 又一つ白いのがぶら下がっているのだ!

 この間のブログで“もうゴーヤは終わり!”って思っていたが、こうなると、ヤッパリ写真を撮ってしまう私‥。

                 

 

 そして、緑のカーテンが出来掛けた時以来、下から見上げたゴーヤのカーテン全体を撮っていないのに気付いて、再度撮ることにした。

 9月になって、めっきり黄色の葉っぱが多くなって、繁りに繁った緑のカーテンも、少し色褪せてきているけれど…。

              

 

 クーラーの室外機まで蔓を伸ばし、そこに一時は8個のゴーヤが生っていたが、今は、その内の2個が、外からも見える。

 それも序でに撮って、ゴーヤはこれで本当に打ち止めにしよう!と心に決する。

               

 

   ≪追記≫8個の内のあともう1個が、塀の内側(の、外からは見えないところ)に、今もぶら下がっている。 (それ以外の5個は、すでに収穫済

          み。)

          そして、外側からは見えないけれど、カーテンの内側では、他にも、かなりの数のゴーヤが、いまだに生長を続けている‥。

 

 

 

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昨日は、Yさんのギャラリー≪生成≫へ。

2012-09-04 12:39:09 | 日記

 昨日(3日)は、Oさんの誘いで、奈良・登美が丘にある、Yさんのギャラリー・≪生成(きなり)≫を訪れた。

 ≪生成≫は、Yさんが、今から10年ちょっと前に、広~い平屋の住宅を買い取り、それをステキに改装されて、ギャラリーとして開かれたもの。

             

 

 Yさん・Oさんは、若い頃一緒に働いた仲間。

 Yさん・Oさん・私の3人以外に、当時一緒に働いていた、Kさん・Naさん・Niさんの6人で、今でも年2回は集まって食事をしている。

 6人の中でYさんは、お子さんの出産と同時に比較的早くに仕事を辞められ、しばらくは主婦として、育児に専念してこられた。 

 3人の子育てを終えられて、何か自分らしいことをやりたいと、(ご主人の協力もあって)ギャラリーを開かれたのだ。

 

 ≪生成(きなり)≫は、「生きるなり」という意味合いで、名付けられたとのこと。

 いろんな人たちが集って、いきいきと活動できる場を提供したい!という思いから始められた、と聞いている。

         

 

 

 

 家の中心部分の2部屋(3部屋だったかな?)をぶち抜いて造られた大きなお部屋は、壁際に陶器などが展示された、素敵な喫茶室になっている。

                

 

                   

 写真が上手く撮れていないが、下の写真の手前にあるテーブルは、大きな一枚板の立派なもので、その手前にも、同じテーブルがもう一つ置かれて

いる。

 とてもユッタリとして、心の落ち着く空間だ。

 別の部屋で開かれる教室(ヨガ教室や生け花の教室など)に来られた方たちが、活動のあとの談笑の場として利用されたり、私たちみたいに、ただ、

コーヒーをいただきながらお喋りするのを目的に、来る人もいる。

 

 昨日は、Oさんが、ちょっとした用事があって「生成」でYさんと会われることになり、私も一緒に誘ってくださったのだ。

 Oさんと梅田で待ち合わせたのが、朝9時。 Yさんと合流したのが、10時ぐらい。

 3人が「生成」を後にしたのは、午後6時くらいだったかな?

 もちろんその間、ずっとお喋りだけしていた訳ではないけれど‥それにしても、昨日も、ホントによく喋ったなあ!

 でも、とっても楽しかった!

 

若い頃を知っている仲間というのは、気が置けなくてホントにいいものだと、改めて感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月の始まりは、不安定なお天気。

2012-09-02 11:41:57 | 日記

 9月1日(昨日)の朝は、さすが9月と思わせる涼しさだった。

 空にも、秋の気配が感じられる。

                

 

 だが、太陽が高くなるにつれて、次第に暑さが増してきた。

 空気も何だか湿り気を帯びてきたみたい。

 天気予報が、お昼以後は突然の雷雨があるかも、と言っていたので、お昼前に公園に行ってきた。

 今日くらいが、サルスベリの盛りの最後だろうと思って、見に行くことにしたのだ。

 サルスベリは、もう満開だと数日前にも思ったけれど、考えてみたら、まだ枝の先端に蕾を残している木もあり、全ての木が満開になるのは、今日くら

いだろうと思ったのだ。

 夏の花には一日花が多いのに、その中で、サルスベリは「百日紅」と書くだけあって、長く私たちを楽しませてくれる。

 公園に着くと、咲くのがちょっと遅れていた、白いサルスベリも、ほとんど花を開いていた。

 (光で色がとんでしまって、見えづらい‥。)

              

 

 前とほとんど変わり映えしないけど、今年最後の(サルスベリの)パノラマ写真をもう一度。

            

 

 淀川の土手に上がりながら空を見上げると、雨を予告する灰色の雲が数を増している。

                

 

 土手に上がってしばらくすると、雲はますますその量を増し、その内ポツポツと大粒の雨が、帽子に当たり始めた。

                

 

 私は急いで家にとってかえした。

 帰ると同時に、激しい雷雨が襲ってきた。

 でも2時間もしないうちに雨は上がり、また青空が広がった。

                 

 

 今日はこれで終わるのだろうと思っていたら、夕方から再び激しい雨。

 スッキリ晴れた秋空に会えるのには、まだ何日か掛かるみたいだ‥。

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8月の〆は‥遠来の友との再会と、ダンス♪

2012-09-01 20:36:28 | 日記

 8月の〆の日=8月31日(「八月尽」とも言うらしい)には、衰えぬ暑さをおして、ダンスに行った。

 我ながら、ようやるなあ!と思うが、まあ行こうという気があるだけマシかな?とも、思う。

 でも昨日は、本当に疲れてしまった。

 踊っているうちはまだよかったが、家に帰って、ひととおり片づけなどしてお風呂を済ますと、もう倒れそう!

 それでも、ご飯は食べねばならぬ!

 何とか食べ物を口に運んで、その後は倒れるように横になった。

 「八月尽」は、私の体も「尽き」そうな、一日となった。

 

                   ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

 

 9年前(平成15年)に北海道に移住?されたKさんが、用あって、今、三田の娘さんのところに来られている。

 29日には、そのKさんが梅田まで出てこられて、お食事(昼食)をご一緒した。

 Kさんは、NHK文化センターのダンス教室の先輩だ。

 教室をご一緒している時はもちろん、Kさんがダンス教室をやめられた後も、北海道に移られた後も、親しく付き合っていただいている。

 Kさんには、本当にいろいろお世話になった。

 ずいぶん無理を聞いてもらったこともある。

 

 北海道に移られたあとも、様々お世話になっている。

 このブログにしてからが、Kさんの援助で、初めて開設できたのだ。

 パソコンは買ったものの、どこの教室に行くでもなく、少しも勉強しようとしない私に、Kさんは先ず、メールの送信の仕方を教えてくださった。

 続いては、ブログの開設の仕方を。

 しかも、遠い北海道から!

 北海道のパソコンサークルで学ばれたブログの開設の仕方について、ご自分で文書にまとめられ、メールに添付して送って下さったのだった。

 考えてみれば、Kさんの助けがなかったら、私は、未だ、ブログはおろか、メールもできずにいたに違いない。

 買ったパソコンも、宝の持ち腐れになっていただろう。

 Kさん、本当にありがとうございました♪

 

 当日は、10時半過ぎにお会いして、昼食を挟んで、5時半までご一緒した。

 (昼食事からは、もう一人のお友達Kiさんも合流された。)

 食事以外に、ちょっと買い物をしたり、新しくなったNHK文化センターに行ったり‥。

 でも、中心は、なんと言っても、尽きないお喋り。

 

 Kさんは、アチコチで写真を撮られていたが、私にとっては、見慣れた梅田‥結局写真は1枚も撮らなかった。

 

 写真が1枚もないブログも寂しいし、Kさんが暮らしておられる土地を紹介する意味も兼ねて、(Kさんがメールで送ってくださった)写真を、次に載せさ

せていただきます。

 (他人の褌で相撲を取るみたいで、申し訳ありません‥。)

 

 

 Kさんが住んでおられるのは、美しい羊蹄山のふもとの町。

       

 

 もちろん、自然豊かな土地だ。

 コンクリートジャングルに暮らす私から見れば、羨ましいかぎり!

          

 

                    

 

 でも、雪に閉ざされる長い冬の生活には、ほとほと愛想をつかされてるよう‥。

                   

 

                

 

 Kさん、冬の暮らしは厳しいでしょうが、無理をし過ぎないようにくれぐれも注意されて、これからも、お元気でご活躍くださいね♪

 そして、これからもヨロシクお付き合いくださいマセ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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白い花と、白ゴーヤ

2012-09-01 18:23:23 | 日記

 一昨日の朝、例によってベランダに水やりに出ると、3個の白ゴーヤが同時に収穫の時期を迎えていた。

 3個も同時に、なんて!

 冷蔵庫には、その前に収穫した白ゴーヤとデリシャスゴーヤが1個ずつ、まだ食べられないまま横たわっているというのに‥。

 ゴーヤの事はしこたまブログに書いてきたので、もう止めようと思っていたが、収穫した3個の白ゴーヤを見て、やっぱり写真を撮りたくなった。

 今年初めてゴーヤを栽培したせいでもあるのだろうが、ゴーヤを見ていると、すぐに写真に撮りたくなってしまう‥。

 特に白ゴーヤには、なんか不可思議な力が宿っているような気がして、余計にそう思ってしまう。

 そこで、冷蔵庫に横たわっている2個のゴーヤと共に、撮影することになった。

                

 

 

 

 市営住宅のSさんは、植物を育てるのが、とってもお上手。

 “お上手”と言うより、きめ細かい手入れを欠かされない、Sさんの植物への愛情が、植物を生き生きと生長させるのだろうが。

 そのSさんの夕顔が花を咲かせていることを知って、一度見に行きたいと思っていた。

 が、それまで、夕顔の咲く時間になかなか出掛けられなかった。

 一昨日の夕方に、やっと意を決して出掛けた。

 でも、Sさんのお庭に着いたときには、(まだ時間が早くて)夕顔は花を開いていなかった。

 そこで、近くをブラついていると、(名前を知らない)白い花が、夕方の弱くなった光の中に、ポッと浮かぶように咲いていた。

          

 

 ブラついている間に、チビちゃんの(夕方の)散歩に来られていたIさん(チビちゃんのお母さん)に出会った。

 Iさん・チビちゃんと一緒にちょっと歩いたあと夕顔のところに戻ったが、花はまだ十分に開いていなかった。

 でも、時間が遅くなるので、多少なりとも開いている花を撮って、その日はあきらめることにした。

                  

 

                     ←アップで撮るとピンボケになってしまう‥(涙)

 

 

 Iさんは、ゴーヤがお好き。

 そこで、私は今朝採ったゴーヤのことを思い出し、Iさんに貰ってもらうことにした。

 2人と1匹で、我がマンションの方に向かっていると、チビちゃんを見つけた3人の保育園児が、チビちゃんのところに駆け寄ってきた。

 ちょうど保育時間が終わって、お母さんたちが迎えに来ておられるところだった。

 3人は口々に「かわいいね、かわいいね!」と言いながら、チビちゃんをなでている。

 その3人の、あまりに愛らしい様子に、思わずシャッターを押した。

                  

 

 

 

 

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