一昨日(28日)、天王寺美術館で行われている「関西平和美術展」に、一人で行ってきた。
この展覧会は、「平和を守る」ことを一致点として、いろんな流派、様々なジャンルの方々が、自由に作品を出品されている。
今年でもう61回目になるそうだ。
私がこの展覧会を知ったのは、学生時代の友だちのOさんが、数年前から、作品を出品されているから。
今までは、友だちと行くことが多かったが、今年は、友だちがみんな色々と忙しく、私一人で行くことになった。
美術館には、一旦天王寺公園に入ってから行った。 (公園に入らないで行く道もあるのだが、天王寺公園も久しぶりだったので)
公園に入ると、正面に、円柱状に仕立てられた3本の花のオブジェが置かれていて、そのはるか向こうに、通天閣がウッスラと顔を覗かせている。
反対側には、完成すると、高さ日本一のビルになるという≪あべのハルカス≫が、工事中ながら、威容を誇るかのように、空高く聳えていた。
天王寺公園は、天王寺動物園に続く道でもあるので、公園のそこここには、動物たちのオブジェが置かれていて、なんか微笑ましい。
「白クマさんも、暑そうだなあ!」
美術展の会場では、多くの作品が、所狭しと並べられている。
その中のOさんの作品。
私は、この絵は、とても好きだった。
真ん中に置かれたピアノと、空のかなたの原爆ドーム。
ピアノが置かれた緑の草地は青々として、山も白雲も、力強く描かれている。
私はこの絵の中に、Oさんの、平和に対する強い願いを、感じた。
Oさんの友人で先輩にあたるYさんは、アウシュビッツ収容所での一場面を描かれていた。(写真左)
また、以前の私の仕事仲間であった、Y氏の作品もあった。(写真右)
※次に、私が好きだった作品を、順不同に、列挙することにします。
(上は、長崎で撮られた写真)
遅い朝食の後、午後になってから出掛けたので、昼食抜きで展覧会を観た。
なので、観終わると、猛烈にお腹が空いてきた。
そこで私は、天王寺の駅ビルの中にある「百樂」で、大、大、大好きな“春巻き”を食べることにした。
(念の為言っておくと、私は“春巻き”一般が好きなわけではなく、「百樂の春巻き」が好きなのだ。)
私は以前、天王寺より南に住んでいて、天王寺は、家と仕事場の中継点だった。
そこで、天王寺でよく食事をしたが、その中でも、百樂の春巻きは、私の大好きなメニューの一つだったのだ。
お店に入り、「春巻きください!」と言うと、お店の方が、「6個入りですね。」と言われた。
私は即座に打ち消して、「いえ、9個入りの分!」
しばらくして、春巻き9個がお皿にのって出てきた。
「おっ、これこれ!」
私は勢い込んで春巻きにお箸を伸ばし、一気に次々と食べていった。
春巻きは予想通りとてもおいしかった!
でもその日は、6個めを過ぎたあたりから、なんだかお腹が重たくなってきた。
しか~し! せっかくの春巻きだ! 残すわけにはいかない!
私は結局全部平らげた。
でも、その夜私は、久々の胃もたれに苦しんで、なかなか寝付けなかった。
昔は9個の春巻きも平気で食べられた私だが、やっぱり、自分の歳を考えんとアカンな‥。
ということで、せっかくの百樂の春巻きも、すこし苦い思いを残すことになってしまいました。