三連休を前にしたくつろぎの金曜夜。
いま、BGMに流れているのは
ルパンルパーン~♪
「ルパン三世」のサントラCD。
こないだからこのメロディーが頭を離れず、
もう何年も前に古本屋で見つけた、大野雄二さん作曲のこの名作CDを引っ張りだして、
ずっと飽きず聴いているのです。
というのは先日、宝塚大劇場で上演中の「ルパン三世」を観てきたから。
これ、たくさんの人に観てほしいなぁ~。
絶対おすすめです。
実は私も、半信半疑でした。
あのアクロバティックで強烈なキャラクター揃いのルパン三世を
舞台化なんてできるのかなぁ、と。
ところがところが!
オープニング、赤いジャケットのルパンが颯爽と現れた瞬間こころ奪われ、
あれよあれよと引き込まれ…。
幕が降りて、客席のあちこちから「オモシロかった~」という興奮の声が重なるなか、
私は確信していました。
これは、『ベルサイユのばら』や『風と共に去りぬ』、『ロミオとジュリエット』のように、
きっと何度も再演を重ねていくことになる名作だと。
ほんとうは宣伝したいんだったら、
「泣けました!」 とかいえばいいんでしょうね。
(実際、涙腺が弱すぎる私は、
ルパンの何気ないひとことにグッときて、何度も涙をふいていたのですが…)
でも、「泣けました」では安直すぎる気がします。
宝塚歌劇こそ、ここ3年ほどのにわかファンですが、
もう20年あまり、いろんなジャンルの舞台を観てきた、そのプライドにかけて(?)
なぜこんなに「ルパン」に惹かれたのかを考えてみました。
宝塚歌劇に限定して言うならば、
心つかまれる作品には、3つの共通項があるように思います。
で、それをお客さんに伝えるべく、書店の手描きPOP風に書いてみました。
(こういう仕事は進んでするなあ)
かいつまんで書き出すと…
***** ***** *****
◆その1 ヒーローのかっこよさ
男役トップスター演じる主人公が、いかに魅力的なイイ男か。
宝塚歌劇の舞台の求心力は、その一点にかかっているように思います。
『ベルサイユのばら』のオスカル(とアンドレ)しかり。
『風とともに去りぬ』のレット・バトラーしかり。
世界一の大泥棒で、どんな危機でも絶対につかまらず、
狙ったお宝は必ず手中におさめ、仲間を大切にし、
おっちょこちょいで心やさしく惚れっぽい。
ルパン、文句なしにいい男です。
◆その2 ストーリーの面白さ、分かりやすさ、華やかさ
歌劇でもその他の舞台でも映画でも、
ストーリーの説明に終始してしまうものはつまらない。
だから、再演ばかりと批判されようが、マンネリと言われようが、
ベルばらやロミオとジュリエットなど、
誰もが知っているストーリー(説明不要!)は強いですね。
今回の舞台は、ルパン三世とその仲間たち(次元、五右衛門、不二子、銭形警部ら)が
お宝を狙って革命間近のパリにタイムスリップしてしまうという、破天荒ながら痛快かつシンプルな筋立て。
マリーアントワネットやルイ16世、ロベスピエールら、
ベルばらでおなじみの面々も登場して華やかさを添え、
ルパンとマリーアントワネットの間にはほのかな恋心も芽生えるのですが、
最後には切ない別れも待っていて…
お約束の展開ですが、お約束の展開こそ最強です。
分かりやすく、面白く、かつ華やかであることこそ大切なのです。
◆その3 耳に残るメロディー
もう、これは言うまでもないでしょう。
ルパンといえば、「ルパン三世」のテーマ曲。
ジャズをベースにしたあの名曲が生演奏でババーンと鳴り響き、
もうその人としか思えない、早霧せいな演じる赤いジャケットのルパンが舞台に走り出たとたん、
体じゅうにしびれが走り、「あ~観にきてよかった~」とつぶやいていたのでした。
その後も耳から離れない “ルパンルパーン♪”のテーマ曲。
で、昔のCDを引っぱりだして、ルパン三昧になっているわけです。
***** ***** *****
ちなみに、私がグッときたのは、
ルパンとマリーアントワネットのこんなやりとり (うろ覚えですが)。
「私は宮中にずっと閉じ込められて、何も知らなかったもの。
皆、何も教えてくれずに私を嫌うなんてひどいわ」
と嘆く王妃に、ルパンが返したことば。
「被害者ぶるのはよせよ。その気になれば何でも知れたはずだ」
あいまいな優しい言葉で、寄り添うふりをするのは簡単。
でも、相手を思えばこそ、突きはなす。
ルパン、世界一いい男だと思ったのでした。
***** ***** *****
1月19日(月) 「ルパン三世」 ランチ付き観劇プラン
残席5名様です。ぜひお見逃しなく!
◆コース詳細はこちら:http://www.gin-st.com
ご参加希望の方はメール・電話でお問い合わせください。
***** ***** *****
◆旅先案内人のツアー報告
「天才仏師・運慶の最初の仏像に出会いに 円成寺」
http://www.gin-st.com
****************************************
貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
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いま、BGMに流れているのは
ルパンルパーン~♪
「ルパン三世」のサントラCD。
こないだからこのメロディーが頭を離れず、
もう何年も前に古本屋で見つけた、大野雄二さん作曲のこの名作CDを引っ張りだして、
ずっと飽きず聴いているのです。
というのは先日、宝塚大劇場で上演中の「ルパン三世」を観てきたから。
これ、たくさんの人に観てほしいなぁ~。
絶対おすすめです。
実は私も、半信半疑でした。
あのアクロバティックで強烈なキャラクター揃いのルパン三世を
舞台化なんてできるのかなぁ、と。
ところがところが!
オープニング、赤いジャケットのルパンが颯爽と現れた瞬間こころ奪われ、
あれよあれよと引き込まれ…。
幕が降りて、客席のあちこちから「オモシロかった~」という興奮の声が重なるなか、
私は確信していました。
これは、『ベルサイユのばら』や『風と共に去りぬ』、『ロミオとジュリエット』のように、
きっと何度も再演を重ねていくことになる名作だと。
ほんとうは宣伝したいんだったら、
「泣けました!」 とかいえばいいんでしょうね。
(実際、涙腺が弱すぎる私は、
ルパンの何気ないひとことにグッときて、何度も涙をふいていたのですが…)
でも、「泣けました」では安直すぎる気がします。
宝塚歌劇こそ、ここ3年ほどのにわかファンですが、
もう20年あまり、いろんなジャンルの舞台を観てきた、そのプライドにかけて(?)
なぜこんなに「ルパン」に惹かれたのかを考えてみました。
宝塚歌劇に限定して言うならば、
心つかまれる作品には、3つの共通項があるように思います。
で、それをお客さんに伝えるべく、書店の手描きPOP風に書いてみました。
(こういう仕事は進んでするなあ)
かいつまんで書き出すと…
***** ***** *****
◆その1 ヒーローのかっこよさ
男役トップスター演じる主人公が、いかに魅力的なイイ男か。
宝塚歌劇の舞台の求心力は、その一点にかかっているように思います。
『ベルサイユのばら』のオスカル(とアンドレ)しかり。
『風とともに去りぬ』のレット・バトラーしかり。
世界一の大泥棒で、どんな危機でも絶対につかまらず、
狙ったお宝は必ず手中におさめ、仲間を大切にし、
おっちょこちょいで心やさしく惚れっぽい。
ルパン、文句なしにいい男です。
◆その2 ストーリーの面白さ、分かりやすさ、華やかさ
歌劇でもその他の舞台でも映画でも、
ストーリーの説明に終始してしまうものはつまらない。
だから、再演ばかりと批判されようが、マンネリと言われようが、
ベルばらやロミオとジュリエットなど、
誰もが知っているストーリー(説明不要!)は強いですね。
今回の舞台は、ルパン三世とその仲間たち(次元、五右衛門、不二子、銭形警部ら)が
お宝を狙って革命間近のパリにタイムスリップしてしまうという、破天荒ながら痛快かつシンプルな筋立て。
マリーアントワネットやルイ16世、ロベスピエールら、
ベルばらでおなじみの面々も登場して華やかさを添え、
ルパンとマリーアントワネットの間にはほのかな恋心も芽生えるのですが、
最後には切ない別れも待っていて…
お約束の展開ですが、お約束の展開こそ最強です。
分かりやすく、面白く、かつ華やかであることこそ大切なのです。
◆その3 耳に残るメロディー
もう、これは言うまでもないでしょう。
ルパンといえば、「ルパン三世」のテーマ曲。
ジャズをベースにしたあの名曲が生演奏でババーンと鳴り響き、
もうその人としか思えない、早霧せいな演じる赤いジャケットのルパンが舞台に走り出たとたん、
体じゅうにしびれが走り、「あ~観にきてよかった~」とつぶやいていたのでした。
その後も耳から離れない “ルパンルパーン♪”のテーマ曲。
で、昔のCDを引っぱりだして、ルパン三昧になっているわけです。
***** ***** *****
ちなみに、私がグッときたのは、
ルパンとマリーアントワネットのこんなやりとり (うろ覚えですが)。
「私は宮中にずっと閉じ込められて、何も知らなかったもの。
皆、何も教えてくれずに私を嫌うなんてひどいわ」
と嘆く王妃に、ルパンが返したことば。
「被害者ぶるのはよせよ。その気になれば何でも知れたはずだ」
あいまいな優しい言葉で、寄り添うふりをするのは簡単。
でも、相手を思えばこそ、突きはなす。
ルパン、世界一いい男だと思ったのでした。
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1月19日(月) 「ルパン三世」 ランチ付き観劇プラン
残席5名様です。ぜひお見逃しなく!
◆コース詳細はこちら:http://www.gin-st.com
ご参加希望の方はメール・電話でお問い合わせください。
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◆旅先案内人のツアー報告
「天才仏師・運慶の最初の仏像に出会いに 円成寺」
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