イワトコナマズ

2012年06月12日 | 滋賀グルメ紀

イワトコナマズ(Silurus lithophilus)は、ナマズ目に所
属する淡水魚の一種。日本固有種で、琵琶湖・余呉湖に生息
する。和名の「イワトコ」とは「岩床」の意味で、他の日本
産ナマズ(マナマズおよびビワコオオナマズ)が泥底や藻場
に分布するが、岩礁地帯を好んで生息する。琵琶湖の中では
北部の岩礁域に多く分布し、南部ではごく少ない。イワトコ
ナマズは一般的なナマズ科魚類と同様に、平たい頭部と大き
な口、感覚器として発達した長い口ヒゲをもつ。口ヒゲは上
顎と下顎に1対ずつの計4本。背鰭は小さいが、臀鰭の基底
は長い。形態はマナマズおよびビワコオオナマズと非常によ
く似てい。体色がやや黒ずみ、全身に黄褐色の斑紋をもつ点
が異なっている。また、他の2種では眼がやや背中寄りにつ
いている一方、イワトコナマズの眼は側面にあり、腹側から
も見ることができる。骨格上の特徴からは、ナマズ属に所属
するナマズ類の中で、イワトコナマズはマナマズと最も近い

関係にあることが示唆され、まれに全身が黄色、あるいは赤
色の個体(アルビノの一種)が見つかる。かつては黄ナマズ、
赤ナマズなどと呼ばれ、別種と捉えられていた。比較的頻度
が高いと考えられている。琵琶湖にすむナマズ類三種の中で
最も美味とされる。
近年、琵琶湖では数がかなり減少してい
るという。

 

 

【エピソード】

かつて、日本ナマズとニゴロブナの養殖を計画したことがあ
り、日本ナマズは共食い習性のため埼玉の水産試験場に見学
した折りに断念した経緯があるのだが、イワトコナマズを口
にしたことはない。今回、テレビ番組で菅浦の割烹で出され
ていてはじめて県下で出されていることを知った。見た目と
食材としてのナマズは、河豚や鯛のように美味しいことは経
験済みで、養殖(畜養)に成功すれば、河豚料理に匹敵する
ものがこの近くで口にすることができるので楽しみだ。



※大飯原発が揺れ動く福井県だが、かって福井は滋賀と行政
 区は一体だったことがある。敢えて、火の栗を拾らってみ
 てはどうかとも思ったりする。県庁側は岐阜、石川と合併
 に二分するのだが、これだといま以上緊迫度が増し解決も
 早いだろうと。

 

【脚注及びリンク】
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・「菅浦 割烹旅館 佐吉

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